『ドラゴンボール超』の物語において、宇宙サバイバル編の象徴ともいえるキャラクターがジレンです。孫悟空たちがどれほど修行を積み、限界を突破してもなお、その先にそびえ立つ絶望的なまでの「壁」として君臨しました。
格闘技の常識を覆すパワー、神々すらも驚愕させる気、そして一切の隙を見せない精神力。なぜ彼はこれほどまでに強かったのでしょうか?
今回は、第11宇宙の最強戦士ジレンの強さの秘密、彼を突き動かした悲劇的な過去、そしてファンが最も気になる「身勝手の極意」との実力差について、徹底的に深掘りしていきます。
破壊神を超える?ジレンという規格外の存在
ジレンは、第11宇宙の平和を守るヒーロー集団「プライド・トルーパーズ」の一員です。しかし、その実力は組織の枠を遥かに超え、宇宙そのものの理(ことわり)すら書き換えてしまうほどの次元に達しています。
劇中で最も衝撃的だったのは、第11宇宙の破壊神ベルモッドの言葉です。「戦闘力において破壊神を超えた人間」という噂が、ジレンによって現実のものであると証明されました。
実際にジレンが見せたパフォーマンスは、これまでのドラゴンボールのインフレすら可愛く思えるものでした。
- 瞬きだけで攻撃を弾く: 圧倒的な気の密度により、視線を向けるだけで衝撃波を放ち、並の戦士なら近づくことすら許しません。
- 次元を震わせる威圧感: ただ静止しているだけで、力の大会の会場である「無の界」全体が揺れるほどの膨大なエネルギーを秘めています。
- 元気玉の無力化: 第7宇宙の仲間たちの力を集めた悟空の元気玉を、気合だけで押し返すという離れ業をやってのけました。
ジレンの強さは、サイヤ人のように「変身」してブーストをかけるタイプではありません。純粋な鍛錬によって積み上げられた、いわば「素の状態の究極形」なのです。
強さこそ正義!ジレンを孤独へ追いやった過去の悲劇
ジレンがこれほどまでに強さを追い求めた背景には、あまりにも残酷で孤独な過去がありました。彼が口にする「強さは絶対だ」という言葉には、血の滲むような重みがあります。
幼い頃のジレンは、ごく普通の幸せな少年でした。しかしある日、正体不明の「悪党」によって両親を殺されてしまいます。
絶望の淵にいた彼を救ったのが、師匠となるギチンでした。ジレンはギチンのもとで武道を学び、仲間と共に切磋琢磨することで、一時は「信頼」の素晴らしさを知ります。しかし、悲劇は繰り返されました。
かつて両親を奪った悪党が再び現れ、師匠のギチンと多くの仲間を殺めてしまったのです。生き残った仲間たちにジレンは再起を訴えますが、圧倒的な恐怖の前に仲間たちは彼を見捨てて去っていきました。
- 信頼の崩壊: 仲間がいるから強くなれるのではなく、仲間がいるからこそ裏切られた時の絶望が深い。
- 力の絶対性: 正義であっても力がなければ何も守れない。
この経験が、ジレンを「独りで最強であること」に執着させる決定的な要因となりました。彼にとって信頼は「弱さ」であり、孤独こそが自分を裏切らない唯一の盾だったのです。
究極の対決!身勝手の極意とジレンはどちらが強いのか?
『ドラゴンボール超』最大のハイライトといえば、銀色に輝く「身勝手の極意」へと到達した悟空と、フルパワーを解放したジレンの激突です。ファンの間で今なお議論される「どちらが最強か」という問いについて考察します。
結論から言えば、純粋な「戦闘能力の最大値」においては、ジレンがわずかに上回っていた可能性が高いです。
アニメ版のクライマックスでは、身勝手の極意(完成)に至った悟空がジレンを圧倒する場面がありました。しかし、ジレンもまた自身の限界を超え、過去のトラウマを力に変えて再覚醒します。
- 身勝手の極意(悟空): 意識と肉体を切り離し、究極の回避と効率的な攻撃を繰り出す「技術の極致」。
- フルパワー(ジレン): 自身の内なるエネルギーを完全に掌握し、力技で技術をねじ伏せる「出力の極致」。
悟空が勝利に近づいたのは、仲間との絆を背負い、戦いの中で進化し続けたからです。純粋な1対1の殴り合いとして、もし悟空の肉体に負担がかかるリミットがなければ勝敗は不明でしたが、出力の安定感ではジレンに軍配が上がります。
後日談となる映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』では、ベジータがジレンの強さについて興味深い分析をしています。ジレンは力の使い方が極めて合理的であり、攻撃の瞬間以外は無駄な力を一切使っていない、という点です。つまり、精神面での制御力においてもジレンは究極の域にありました。
もし、フィギュアなどで彼らの雄姿をコレクションしたい方はドラゴンボール超 フィギュアなどでチェックしてみるのも楽しいですよ。
第11宇宙の誇り!プライド・トルーパーズとしてのジレン
ジレンは孤独を愛していましたが、決して悪人ではありません。彼は第11宇宙において、紛れもないヒーローでした。
彼が所属するプライド・トルーパーズは、リーダーのトッポを中心に、宇宙の平和を守るために活動しています。ジレンはその圧倒的な力で、数々の惑星の危機を救ってきました。
力の大会中、彼は冷徹なマシンのように振る舞いましたが、それは自分の宇宙を守るという重責を独りで背負っていたからです。悟空たち第7宇宙のように「仲間と力を合わせて」戦うスタイルを、彼は過去の傷から否定せざるを得ませんでした。
しかし、大会の最後に悟空、フリーザ、17号の連携によって敗北した際、ジレンは初めて自分以外の存在を認めるような表情を見せました。
トッポからの激励、そして悟空というライバルとの出会い。ジレンは再び「信じること」の第一歩を踏み出したのです。
ドラゴンボール超ジレンはなぜ最強なのか?過去の悲劇や身勝手の極意との強さ比較まとめ
ジレンというキャラクターがこれほどまでに支持されるのは、単に「強いから」だけではありません。その強さの裏側に隠された、あまりにも不器用で人間臭い過去があるからです。
「強さこそが絶対」と信じ、たった一人で宇宙の頂点まで上り詰めたジレン。しかし、彼は最後に「絆」という自分に欠けていた最後のピースを見つけました。
- ジレンが最強な理由: 過去の絶望から逃れるため、独りで限界まで自己を研鑽し続けた結果。
- 身勝手の極意との比較: 技術の悟空に対し、パワーと精神の制御で対抗した互角の戦い。
- 未来への期待: 孤独を脱したジレンが、次に悟空たちの前に現れる時、さらに凄まじい次元に到達していることは間違いありません。
ドラゴンボールの歴史において、ジレンは間違いなく最強のライバルの一人として刻まれました。彼が次にどのような形で再登場し、どのような戦いを見せてくれるのか。今後も目が離せません。
アニメのブルーレイや関連グッズを揃えて、彼の熱い戦いを再確認したい方はドラゴンボール超 Blu-rayなどで探してみるのもおすすめです。
最強の戦士ジレン。彼の物語は、力の大会という通過点を経て、新たなステージへと進み始めています。
今後、ジレンがどのようにして自身の「信頼」と「強さ」を両立させていくのか。悟空との再戦の日を夢想しながら、彼が登場するエピソードを読み返してみてはいかがでしょうか。

コメント