『ドラゴンボールZ』の後半、魔人ブウ編で鮮烈な印象を残した邪悪な魔導師バビディ。小柄で貧弱な外見ながら、界王神すらも震え上がらせる恐ろしい魔力を操り、全宇宙を混沌に陥れようとした物語のキーマンです。
今回は、バビディの隠された正体から特殊な能力、そしてあまりにも自業自得な最期までを徹底的に深掘りしていきます。魔人ブウとの歪な主従関係や、ベジータを洗脳したあの名シーンの裏側についても触れていくので、ぜひ最後までお楽しみください!
バビディの正体と名前の由来:魔導師ビビディとの血のつながり
バビディを語る上で欠かせないのが、その出自です。彼はかつて全宇宙を恐怖のどん底に突き落とした魔導師ビビディの息子として登場します。
名前の由来は非常に有名で、映画『シンデレラ』に登場する魔法の呪文「ビビディ・バビディ・ブー」から取られています。父親がビビディ、本人がバビディ、そして彼らが操る怪物がブウというわけですね。鳥山明先生らしい遊び心あふれるネーミングですが、作中での彼らの行いは決して笑えるものではありませんでした。
厳密な設定では、バビディはビビディが自分自身の身を分けて作り出した存在とも言われており、親子というよりは分身に近い性質を持っています。ビビディが死んだ後も、その邪悪な意志と魔力を受け継ぎ、父の悲願であった「魔人ブウの復活」と「宇宙征服」を成し遂げるために暗躍を続けていたのです。
もしも彼らの悪巧みをリアルに体験したいなら、ドラゴンボール完全版を手元に置いて、当時の絶望感を読み返してみるのもいいかもしれません。
恐るべき魔力の数々:戦闘力だけでは測れないバビディの強さ
バビディ自身の格闘能力は、正直なところゴミ同然です。当時のクリリンやヤムチャどころか、天下一武道会の本選に出場する選手たちよりも肉体的なパワーは低いでしょう。しかし、彼が恐れられた理由は、物理法則を無視した「魔法」にあります。
- 洗脳術(マインドコントロール)バビディの代名詞とも言えるのが、相手の心にある「悪の心」を利用して操る魔術です。洗脳された者の額には「M」の文字が浮かび上がり、潜在能力を限界以上に引き出されるという副作用があります。暗黒魔界の王であるダーブラや、フリーザ軍の残党のような強者たちを次々と配下にしたこの力は、まさに脅威でした。
- パパラパの呪文「パパラパ!」という独特の掛け声とともに、対象者を別の惑星や場所へ一瞬で転送します。悟空たちがバビディの宇宙船で戦った際、ステージを切り替えるために使われました。戦況を自分に有利な環境へ無理やり変えてしまう、非常に厄介なサポート魔法です。
- 爆発魔術呪文を唱えるだけで、相手の肉体を内側から膨張させ、破裂させて殺害します。作中では用済みになった部下や、天下一武道会の審判などをこの術で惨殺しました。抵抗できない一般人や格下の相手に対しては、これ以上ないほど残酷な攻撃手段です。
- 強力なバリア肉体は弱くても、魔法による防御膜は超一流です。魔人ブウの攻撃や、周囲を巻き込むほどの爆発からも身を守ることができるほど強固で、バビディの生存能力を支えていました。
バビディの魔法をゲームで体感したい方は、ドラゴンボールZ KAKAROTなどのアクションRPGで、彼の放つ理不尽な魔力と対峙してみるのも面白いですよ。
ベジータの洗脳:プライドが魔導師の計算を狂わせた
バビディの洗脳術が最も輝き、そして同時に限界を見せたのが「魔人ベジータ」の誕生シーンです。
悟空との実力差に焦りを感じていたベジータは、あえてバビディの洗脳を受け入れることでパワーアップを図りました。バビディからすれば「最強の駒を手に入れた」と勝ち誇っていたはずですが、ここで誤算が生じます。ベジータのサイヤ人としてのプライドは、バビディの支配すらも上回っていたのです。
「体と心は貸しても、誇りだけは思い通りにはさせん!」というベジータの叫びは、バビディの魔力が決して万能ではないことを証明しました。バビディはベジータに悟空を殺すよう命じますが、ベジータはそれを無視して自分の戦いを優先。魔導師としてのメンツは丸潰れとなりました。
魔導師バビディと魔人ブウ:歪な主従関係の崩壊
ついに念願の魔人ブウを復活させたバビディでしたが、そこから彼の転落が始まります。
復活したブウは、バビディが期待していた「冷酷な殺戮兵器」ではなく、知能が幼く、遊び半分で破壊を楽しむ予測不能な怪物でした。バビディはブウを再び封印するという脅し文句を使い、無理やり従わせますが、この高圧的な態度がブウの中にストレスを溜め込ませていきます。
バビディはブウを「バカ」「出来損ない」と罵倒し続け、顎で使い続けました。しかし、悟空(超サイヤ人3)との戦いの最中、悟空がブウに放った一言が決定打となります。「あんなチビの言うことを聞く必要はないんじゃないか?」という揺さぶりです。
この言葉に触発されたブウは、バビディが自分の首を掴んで説教を始めた隙を見逃しませんでした。ブウはバビディの首を絞め上げ、魔導師が呪文を唱えられないように封じた上で、その頭部を一撃で粉砕。あまりにもあっけなく、そして自業自得な形でバビディの野望は潰えたのです。
まとめ:ドラゴンボールの魔導師バビディを徹底解説!能力・正体や最期、魔人ブウとの関係は?
バビディというキャラクターは、ドラゴンボールの歴史においても非常にユニークな立ち位置にいます。圧倒的な武力を持つ戦士たちがひしめく中で、純粋な「魔力」と「狡猾さ」だけで宇宙を震え上がらせたその存在感は、今なお色褪せません。
彼の正体は父ビビディの意志を継ぐ者であり、その能力は洗脳や転送といったトリッキーな魔法に特化していました。しかし、最後には自分が侮っていた魔人ブウの手によって命を落とすという、因果応報な結末を迎えました。
もし、あなたがバビディの活躍(あるいは悪行)をもう一度アニメで見たいなら、ドラゴンボールZ Blu-ray BOXをチェックしてみてください。彼のゲスな笑い声と、それに翻弄される戦士たちのドラマが鮮明に蘇ります。
バビディという悪役がいたからこそ、魔人ブウ編の絶望と、それを乗り越えた悟空たちの成長がより際立ったのは間違いありません。次にドラゴンボールを読み返すときは、ぜひこの小さな魔導師の執念にも注目してみてくださいね!
他にも気になるキャラクターやエピソードがあれば、いつでもリクエストをお待ちしています。次はどの戦士の秘密を解き明かしましょうか?

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