ドラゴンボール20巻のあらすじと見どころ!ベジータ戦の決着からナメック星編へ

ドラゴンボール
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「もうダメだ……」

リアルタイムでジャンプを読んでいた読者も、後追いでコミックスをめくったファンも、この巻を読んでいる間はずっとそう確信していたはずです。

ドラゴンボール20巻を開くと、そこには少年漫画の域を超えた「圧倒的な絶望」と、それを覆す「泥臭いまでの執念」が詰まっています。

こんにちは!今回は、数あるエピソードの中でも屈指の人気を誇るサイヤ人編のクライマックス、そして物語が宇宙へと広がる転換点となるドラゴンボール第20巻を徹底解説します。悟空とベジータの初対決、その衝撃の結末を一緒に振り返っていきましょう。


限界突破の4倍界王拳!悟空とベジータの歴史的激突

20巻の幕開けは、まさにボルテージが最高潮に達した状態から始まります。地球の命運を賭けた、孫悟空とベジータのタイマン勝負。しかし、その実力差は残酷なほど明白でした。

悟空は界王様から禁じられていた「3倍界王拳」を繰り出しますが、エリート戦士ベジータには通用しきれません。そこで悟空が決断したのが、肉体が崩壊するリスクを背負った「4倍界王拳」です。

ギャリック砲vsかめはめ波の衝撃

ベジータが「地球もろとも粉々にしてやる!」と叫び放ったギャリック砲。それに対し、悟空は全身の血管が浮き出すほどの負荷に耐えながら、4倍かめはめ波で応戦します。

このシーンの迫力は、今読み返しても鳥肌が立ちます。力と力のぶつかり合い。押し負けそうになる悟空が、さらに出力を上げる瞬間の描写は、まさに「天下分け目の超決戦」というサブタイトルに相応しいものです。

結果としてベジータを吹き飛ばすことに成功しますが、悟空の体力はすでに限界。指一本動かすのもやっとという状態まで追い込まれてしまいます。


絶望の大猿化と、想定外の救世主ヤジロベー

悟空の渾身の一撃を食らっても、ベジータは死んでいませんでした。それどころか、プライドを傷つけられた彼は、サイヤ人の最終兵器である「大猿」への変身を選択します。

人工の満月が生む恐怖

当時の地球には月がありませんでしたが、ベジータは自らの気を使って「パワーボール」を作り出し、大猿化に必要な1700万ゼノ以上のブルーツ波を発生させます。

巨大化したベジータの戦闘力は、通常時の10倍。身動きの取れない悟空を巨大な手で掴み、骨を砕いていく描写は、当時の子供たちにトラウマを植え付けるほどの絶望感でした。

「悟空が死ぬ……」

誰もがそう思ったその時、思わぬキャラクターが戦場に現れます。

臆病者の意地!ヤジロベーの殊勲賞

カリン塔に住んでいるはずのヤジロベーが、岩陰からこっそり様子を伺っていました。彼は普段、自分より強い相手からはすぐに逃げ出す性格です。

しかし、ベジータが大猿となって暴れまわる隙を突き、愛刀でベジータの尻尾を一閃!この一撃がなければ、間違いなく悟空の命はここで途絶えていたでしょう。悟空や悟飯のような正面突破ではなく、不意打ちという形であっても、地球を救ったのは間違いなくヤジロベーでした。


託された元気玉!クリリンと悟飯が繋いだ勝利のバトン

大猿化は解けたものの、ベジータのタフネスは異常です。ボロボロになりながらも、彼はクリリンや悟飯を圧倒し続けます。

ここで悟空は、界王様から教わった最後の切り札「元気玉」をクリリンに託します。自分ではもう放つ気力が残っていないため、手のひらから気を分け与え、それをクリリンがコントロールするという、前代未聞の連係プレーです。

悪の気を跳ね返せ

クリリンが放った元気玉を、ベジータは間一髪で回避します。しかし、元気玉は「悪の気」を追いかける性質を持っていました。

悟空の叫びに応じた悟飯が、迫りくる元気玉を跳ね返し、ベジータに直撃させます。さらに、悟飯自身も残された尻尾によって大猿に変身。理性を失いながらもベジータを押し潰し、ついに最強の侵略者を地に伏せさせることに成功したのです。

仲間全員が、自分の役割を必死に果たした結果の勝利。これは、後のフリーザ編やセル編にはない、「全員野球」のような熱さがあります。


悟空がベジータを逃がした「サイヤ人の本能」

戦いは終わりました。ベジータは瀕死の重傷を負い、ボロボロの宇宙船を呼び寄せて撤退しようとします。

ここでクリリンが、ヤジロベーの刀を手に取り、ベジータに止めを刺そうと歩み寄ります。今ここで殺しておかなければ、いずれ回復してまた地球を襲いに来るかもしれない。その判断は極めて冷静で、正しいものでした。

独りよがりな願い

しかし、悟空はクリリンを止めます。「殺さないでくれ」と。

それは慈悲の心からではありませんでした。

「あいつの強さにはワクワクした。もっと修行して、次はオラ一人であいつに勝ちてえ」

これが、悟空の本音でした。正義の味方としての振る舞いではなく、一人の武道家として、そして戦うことが大好きなサイヤ人としてのワガママ。クリリンはその願いを聞き入れ、ベジータを逃がします。

このシーンは、単なる勧善懲悪で終わらないドラゴンボールの魅力が凝縮されています。この時の決断が、後にベジータという最大のライバル兼戦友を生むことになるのですから、歴史的な分岐点と言えるでしょう。


仲間たちの死と、ナメック星への希望

戦いの代償はあまりにも大きいものでした。ヤムチャ、天津飯、餃子、そしてピッコロ。多くの仲間が命を落としました。

特にピッコロが死んだことで、地球の神様も消滅し、願いを叶えるためのドラゴンボールも石ころに変わってしまいます。死んだ仲間を生き返らせる手段が、完全に失われてしまったのです。

ナメック星の存在

病院に担ぎ込まれた悟空たちの前に、クリリンが一つの仮説を立てます。

「サイヤ人たちが、ピッコロのことをナメック星人だと呼んでいた。ナメック星に行けば、もっと強力なドラゴンボールがあるかもしれない」

この希望が、物語を次なるステージへと押し上げます。ベジータとの戦いが終わった余韻に浸る間もなく、読者の視線は一気に「宇宙」へと向けられるのです。


宇宙船発進!クリリン、悟飯、ブルマの新たな冒険

20巻の終盤では、ナメック星へ向かうための準備が描かれます。

重傷を負って入院中の悟空は、すぐには動けません。そこで、まだ動けるクリリンと悟飯、そして宇宙船の操縦ができるブルマの3人が先遣隊として出発することになります。

神様の宇宙船

かつて神様が地球にやってきた時に乗っていた宇宙船を、ブルマの父・ブリーフ博士が改修。音声認識で動く不思議な宇宙船に乗り込み、彼らは未知の惑星へと旅立ちます。

「待っててくれ、みんな!必ず生き返らせてやるからな!」

そんな決意を胸に地球を離れる3人。しかし、彼らが向かうナメック星には、ベジータをも震え上がらせる恐怖の支配者・フリーザが待ち構えていることを、この時はまだ誰も知りませんでした。


ドラゴンボール20巻が今なお語り継がれる理由

なぜ、ドラゴンボール20巻はこれほどまでに読者の心を掴むのでしょうか。

それは、キャラクターたちの「成長」と「変化」が最も激しく、ドラマチックに描かれているからです。

泣き虫だった悟飯が戦士として目覚め、誇り高いベジータが泥にまみれ、悟空が自らのエゴをさらけ出す。これまでの「冒険活劇」から、一気に「重厚なSFバトル」へと進化を遂げた巻だと言えます。

また、鳥山明先生の画力も脂が乗り切っています。無駄のない線で描かれるスピード感、破壊の衝撃、キャラクターの表情。一コマ一コマが完成されたアートのようです。


まとめ:ドラゴンボール20巻のあらすじと見どころ!ベジータ戦の決着からナメック星編へ

ドラゴンボール20巻は、物語の大きな区切りであり、同時に壮大なサーガの始まりでもあります。

改めて振り返ると、以下のポイントが20巻の熱さの源泉になっています。

  • 限界を超えた4倍界王拳とかめはめ波の迫力。
  • ヤジロベー、クリリン、悟飯という「非力な者たち」による逆転劇。
  • 悟空のサイヤ人としての本能が垣間見えるベジータ助命。
  • 地球を飛び出し、宇宙へと広がるワクワク感。

もし今、手元にドラゴンボールがあるなら、ぜひ20巻を開いてみてください。当時の熱量がそのままページから溢れ出してくるはずです。そして、ベジータを逃がした悟空のあの表情に、何を感じるか。大人になってから読み返すと、また違った発見があるかもしれませんね。

さて、物語はいよいよ戦慄のナメック星編へと突入します。そこにはどんな強敵が待ち受けているのか……。続きはぜひ、実際のコミックスでお楽しみください!

今回の記事では、ドラゴンボール20巻のあらすじと見どころ!ベジータ戦の決着からナメック星編へというテーマで、その魅力をたっぷりとご紹介しました。

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