こんにちは!日本が世界に誇る伝説的漫画『ドラゴンボール』。その初期のエピソードにおいて、読者の記憶に強烈なインパクトを残したキャラクターといえば誰を思い浮かべますか?
桃白白のような圧倒的な殺し屋もいれば、ピッコロ大魔王のような絶望的な悪もいます。しかし、初期の「冒険活劇」としての面白さを象徴するのは、やはりレッドリボン軍編のマッスルタワーに登場した「ムラサキ曹長」ではないでしょうか。
自称・エリート忍者でありながら、その実態はツッコミどころ満載のギャグメーカー。今回は、そんなムラサキ曹長の隠された秘密や、語り継がれる伝説の名シーンを徹底的に深掘りしていきます!
レッドリボン軍の刺客!ムラサキ曹長とは何者か
物語がまだ孫悟空の少年期だった頃、世界征服を企む悪の組織「レッドリボン軍」が登場しました。その中でも極寒の地、ジングル村にそびえ立つ「マッスルタワー」の4階を守護していたのがムラサキ曹長です。
彼はホワイト将軍の部下であり、階級は曹長。見た目は完全にステレオタイプな忍者で、背中に刀を背負い、風呂敷や手裏剣を駆使して戦います。初登場時は「手ごわい暗殺者」という雰囲気を醸し出していましたが、いざ悟空と対峙すると、そのメッキはすぐに剥がれてしまいました。
実は彼、忍者としての腕前よりも「リアクション芸」としての才能がずば抜けていたのです。シリアスなバトル漫画になりつつあった当時の空気を、一気に鳥山明先生お得意のギャグ路線へと引き戻した功労者とも言えるでしょう。
衝撃の真実!「分身の術」と五つ子の兄弟たち
ムラサキ曹長の代名詞といえば、悟空を驚愕させた「分身の術」です。
悟空がマッスルタワーを駆け上がっていく中で、ムラサキ曹長は突然5人に増えて現れました。「まさか超能力か?」「残像拳のような高速移動か?」と読者が固唾を呑んで見守る中、明かされた真実はあまりにも物理的なものでした。
なんと、彼は「五つ子の兄弟」だったのです。
修行によって得た特殊能力ではなく、ただ単に顔がそっくりな兄弟が5人で協力していただけという、忍者の概念を根本から覆す力技。この設定には、当時の読者も思わず脱力したことでしょう。
実はこの兄弟たちには、公式設定資料などで名前が付けられています。
- 長男:ムラサキ(本人)
- 次男:コン
- 三男:チャ
- 四男:アカ
- 五男:アオ
お気づきの方も多いと思いますが、全員を合わせると「紺色」「茶色」「赤」「青」「紫」という色の名前になっています。まさに「ムラサキ」ファミリー。
悟空が繰り出した本物の「分身(残像拳)」を目の当たりにした際、この五つ子たちは「ど、どっちが本物だ!?」とパニックに陥り、結局一人ずつ各個撃破されるという情けない結末を迎えました。忍術のプライドよりも、兄弟の絆(?)で押し切ろうとした結果の敗北でした。
爆笑必至!ツッコミが追いつかない「迷」忍術の数々
ムラサキ曹長の魅力は、その徹底した「ドジっ子」ぶりにあります。彼が劇中で披露した忍術は、どれもこれも成功した試しがありません。
隠れ身の術と風呂敷の悲劇
木や岩の模様が描かれた風呂敷を使い、背景に溶け込む「隠れ身の術」。
しかしムラサキ曹長は、あろうことか風呂敷の裏表を間違えてしまい、雪景色の中で派手な模様を晒してしまいます。さらに、隠れているつもりが悟空に布越しにボコボコにされるという、隠密行動のカケラもない展開に。
水遁の術と熱湯の洗礼
竹筒を口にくわえて水中に潜む、定番の「水遁の術」。
これに対して悟空が取った行動は、竹筒の先から「熱湯を注ぐ」というものでした。アツアツの湯をダイレクトに流し込まれたムラサキ曹長は、水面からロケットのように飛び出します。忍者の修行とは一体何だったのかと考えさせられる名シーンです。
伝説の「股間如意棒」事件
多くの読者のトラウマ(?)であり、伝説となっているのが如意棒を使った攻防です。
悟空が投げた如意棒が、運悪く(あるいは計算通りに)垂直に地面に突き刺さりました。その真上に落下してきたムラサキ曹長は、一番ぶつけてはいけない場所を如意棒の先端で強打します。
あの時の彼の絶叫と悶絶する表情は、ドラゴンボールにおける「痛み」の表現の中でもトップクラスのリアリティがありました。
漫画とアニメで異なる?ムラサキ曹長の最後
悟空に徹底的に打ち負かされたムラサキ曹長ですが、その最後については原作漫画とアニメ版で描写が異なります。
原作漫画での結末
ホワイト将軍の命令により、最終兵器である「人造人間8号(ハッチャン)」を起動させます。しかし、心優しいハッチャンは悟空との戦いを拒否。激怒したムラサキ曹長は、ハッチャンの体内にある自爆装置のリモコンを手に脅しをかけますが、悟空の電光石火の攻撃によってリモコンを破壊され、気絶させられました。
その後、マッスルタワーが崩壊する描写がありますが、彼の安否については明確に描かれていません。
アニメ版での執念
アニメでは、タワー崩壊後もムラサキ曹長は生存していました。
彼は執念深く悟空たちを追い、ハッチャンを作ったフラッペ博士を脅してドラゴンボールを奪おうと画策します。しかし、最終的にはハッチャンの体から摘出された自爆装置を悟空に投げ返され、自らの悪巧みが原因で爆死するという、因果応報な最期を遂げました。
悪役ではありましたが、どこか憎めないキャラクターだっただけに、アニメ版の非業の死は少し寂しい気もしますね。
ムラサキ曹長が教えてくれる『ドラゴンボール』の魅力
ムラサキ曹長との戦いを読み返してみると、改めて『ドラゴンボール』という作品の懐の深さを感じます。
初期の悟空は圧倒的に強い存在でしたが、ムラサキ曹長のような「ズル賢いけれど抜けている大人」とのやり取りを通じて、子供らしい純粋さや機転の良さが際立っていました。
また、ムラサキ曹長がハッチャンを道具のように扱う冷酷さを見せたからこそ、その後の悟空とハッチャンの友情がより感動的に響くのです。ギャグとシリアス、そして感動。このバランスこそが、初期ドラゴンボールの醍醐味だと言えるでしょう。
もし、この記事を読んで「久しぶりにあのドタバタ劇が見たいな」と思った方は、ぜひ単行本や配信サービスでチェックしてみてください。大人になってから見返すと、ムラサキ曹長の「一生懸命なんだけど報われない姿」に、少しだけ同情してしまうかもしれません。
ドラゴンボール 単行本 を片手に、あのマッスルタワーの熱い(そして寒い)戦いを思い出してみませんか?
まとめ:ドラゴンボールのムラサキ曹長を徹底解説!五つ子の秘密や忍術、面白すぎる名シーン集
いかがでしたでしょうか?
ムラサキ曹長は、レッドリボン軍の中でも異彩を放つキャラクターでした。
- 五つ子の兄弟という物理的な分身術の衝撃。
- コン、チャ、アカ、アオという、色の名前にちなんだ兄弟たちの存在。
- 水遁の術や股間如意棒など、伝説級のギャグシーン。
- 漫画とアニメで異なる、彼の執念深い最期。
ただの敵役で終わらない、強烈な個性が彼にはありました。彼の登場シーンを振り返るだけで、当時の鳥山明先生の遊び心や、作品の明るいエネルギーが伝わってきます。
ドラゴンボールの世界には、まだまだ魅力的なサブキャラクターがたくさんいます。ムラサキ曹長のエピソードをきっかけに、他のレッドリボン軍の面々や、マッスルタワーの住人たちについても思いを馳せてみると、さらに作品を深く楽しめるはずです。
さて、あなたはムラサキ曹長のどの忍術が一番好きですか?あるいは、どのシーンで一番笑いましたか?
今回の記事を通じて、ドラゴンボールのムラサキ曹長を徹底解説!五つ子の秘密や忍術、面白すぎる名シーン集というテーマで、彼の魅力を再発見していただけたなら幸いです。
また次回のキャラクター解説でお会いしましょう!

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