ドラゴンボールのランチの声優は誰?二重人格を演じ分けた小山茉美の凄さと降板の真相

ドラゴンボール
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『ドラゴンボール』の初期ヒロインとして、ブルマに負けない強烈なインパクトを残したキャラクターといえば「ランチ」ですよね。くしゃみ一つで清楚な美女から凶暴な金髪美女へと変貌する彼女は、作品に華と笑いを添えてくれました。

しかし、物語が進むにつれて「いつの間にかいなくなった?」と不思議に思ったファンも多いはず。そこで今回は、ランチの声を担当したレジェンド声優・小山茉美さんの驚異的な演技力や、なぜ彼女が物語から姿を消してしまったのかという謎について、深掘りしていきます。


ドラゴンボールのランチの声優を務めたのはレジェンド・小山茉美さん

アニメ『ドラゴンボール』および『ドラゴンボールZ』において、ランチの声を担当したのは、日本アニメ界の至宝とも言える声優、小山茉美(こやま まみ)さんです。

小山さんといえば、同じ鳥山明先生の原作アニメ『Dr.スランプ アラレちゃん』で主人公の則巻アラレ役を演じていたことでも有名ですよね。「んちゃ!」「ほよよ?」といった独特のフレーズでお茶の間を虜にした彼女が、ランチという一癖も二癖もあるキャラクターに命を吹き込みました。

実は、ランチとアラレちゃん以外にも、小山さんは鳥山作品との縁が深く、劇場版などでも重要な役どころを演じることが多々あります。鳥山先生の描くコミカルさとシリアスさが同居する世界観を表現する上で、彼女の声は欠かせないピースだったと言えるでしょう。

驚異の演じ分け!「善」と「悪」のランチ

ランチというキャラクターの最大の見どころは、何と言ってもその二重人格設定です。小山茉美さんは、この正反対の2つの人格を、声色だけで完璧に使い分けていました。

まず、青い髪の「善のランチ」。彼女は非常に純粋で、家事全般を完璧にこなすお淑やかな女性です。小山さんはこの時、少し高めで鼻にかかったような、可憐で柔らかいトーンで演じています。亀仙人や悟空たちを献身的に支える姿は、まさに理想のヒロイン像そのものでした。

一方で、くしゃみをきっかけに現れる金髪の「悪のランチ」。こちらはマシンガンを乱射し、警察すら恐れない超武闘派の強盗犯です。この時の小山さんの演技は圧巻。低くハスキーで、ドスの利いた姉御肌なトーンへと一変します。

当時の視聴者の中には、あまりのギャップに「本当に同じ人がしゃべっているの?」と疑う人が続出したほど。この「一人二役」とも言える極限の演じ分けこそが、ランチというキャラクターを唯一無二の存在に押し上げたのです。

小山茉美さんの代表作とキャリア

ランチ役でその実力を見せつけた小山茉美さんですが、彼女のキャリアは驚くほど多彩です。

  • 『名探偵コナン』のベルモット役
  • 『機動戦士ガンダム』のキシリア・ザビ役
  • 『ONE PIECE』のビッグ・マム(シャーロット・リンリン)役(2代目)
  • 『BLACK LAGOON』のバラライカ役

このように、少女から大人の女性、さらには冷徹な悪役や圧倒的な権力者まで、その守備範囲の広さは群を抜いています。ランチで見せた「可愛い」と「怖い」の二面性は、その後の彼女の輝かしいキャリアの原点の一つだったのかもしれません。

もし、小山さんの多才な演技をもっと楽しみたいという方は、彼女がナレーションを務める番組や、過去の出演作をチェックしてみるのもおすすめです。例えば、彼女が演じるキャラクターのフィギュアをドラゴンボール フィギュアで探してみると、その造形の細かさと共に当時の興奮が蘇ってくるはずです。


なぜランチは物語から消えた?ファンの間で囁かれる「消滅の真相」

あんなに個性的で人気もあったランチですが、『ドラゴンボールZ』のサイヤ人編以降、ほとんど出番がなくなってしまいます。なぜ彼女はメインキャストから外れてしまったのでしょうか。そこには、いくつかの驚くべき理由がありました。

鳥山明先生が「存在を忘れていた」という衝撃の事実

もっとも有名な、そしてもっとも「鳥山先生らしい」理由が、作者本人が彼女の存在をうっかり忘れてしまったというものです。

インタビューなどでも語られていますが、物語が天下一武道会やサイヤ人との死闘へとシフトし、バトル漫画としての側面が強まっていく中で、日常パートを担当していたランチの動かし方に困り、結果的に意識の外へ行ってしまったようです。

後に、ファンやスタッフから「ランチはどうしたんですか?」と聞かれた先生が、「あ、忘れてた」と答えたというエピソードは、ファンの間ではもはや伝説。後付けで「天津飯を追いかけて旅に出た」という設定が加わりましたが、これが彼女の公式な離脱理由となりました。

「超サイヤ人」と設定が被ってしまった?

もう一つの有力な説が、ビジュアル上の問題です。ランチがくしゃみをすると「金髪になり、性格が荒くなる」という設定は、後に登場する「超サイヤ人」の変身描写と酷似しています。

悟空たちが超サイヤ人に目覚める際、金髪になり闘争本能が剥き出しになるという演出を最大限に活かすため、ギャグ的に金髪になるランチの存在が邪魔になってしまったのではないか、という考察です。シリアスなバトルの最中に、ランチがくしゃみをして金髪になったら、読者が混乱してしまいますからね。

声優・小山茉美さんの海外留学の影響

実は、制作サイドの都合だけでなく、声優である小山茉美さん自身のライフスタイルも関係していたと言われています。

当時、小山さんは1年間の海外留学を希望しており、その期間は仕事を休業する予定でした。小山さんは鳥山先生に対し、「しばらくいなくなるので、私のキャラをどうにかしておいてください」といった趣旨の相談をしていたという話があります。

もしランチが物語に不可欠なキャラクターであれば代役を立てたかもしれませんが、ちょうどバトルのインフレが進んでいた時期。無理に代役を探すよりも、ストーリー上「天津飯を追って去った」ことにする方がスムーズだったのでしょう。


ランチの「その後」と意外な再登場シーン

物語の表舞台からは消えてしまったランチですが、完全に忘れ去られたわけではありません。アニメオリジナルシーンや、物語の節目で彼女の姿を拝むことができます。

魔人ブウ編での感動的な一瞬

もっとも有名な再登場は、魔人ブウ編のラスト、悟空が「元気玉」を作るために地球人全員に協力を求めるシーンです。

ここで、年を重ねたランチがトラックを運転している姿が数秒間だけ映し出されます。このわずかなシーンのために、なんと小山茉美さんが声を新録しているのです。セリフこそ短いものの、往年のファンにとっては「ランチもどこかで元気に生きていたんだ!」と胸が熱くなる瞬間でした。

天津飯との切ない恋の行方

ランチは、鶴仙流の武道家・天津飯に一目惚れし、彼を追いかけてカメハウスを去りました。その後の二人がどうなったかについては、鳥山先生が後のインタビューで少しだけ触れています。

それによると、一時期は一緒に暮らしていたものの、修行にしか興味がないストイックな天津飯と、気性が激しいランチ(悪)の相性はあまり良くなかったようで、結局ランチが愛想を尽かして出ていってしまったとのこと。

現在は、たまに天津飯の元へふらりと現れては去っていくような、つかず離れずの関係を続けているようです。なんともランチらしい、自由奔放な後日談ですよね。


ドラゴンボールのランチの声優と彼女が愛される理由

ここまでランチについて振り返ってきましたが、彼女がこれほどまでに愛されているのは、やはりキャラクターデザインの秀逸さと、小山茉美さんの声による魅力が大きかったからだと言わざるを得ません。

ドラゴンボールは今や世界的なコンテンツとなり、ドラゴンボール 全巻を読み返して当時の熱狂を再確認する人も増えています。初期の冒険活劇としての楽しさを象徴していたのがランチであり、彼女の存在は作品の「毒」であり「華」でもありました。

最近では、最新のゲーム作品(『ドラゴンボールZ カカロット』など)でサブクエストのNPCとして登場し、当時の小山さんの声でしゃべるランチを見ることができます。アニメ本編では見られなかった「その後のランチ」の活躍をゲームで補完できるのは、現代のファンにとって最大の特権かもしれません。

最後に:ランチの魅力をもう一度

ランチは、ジャンプ黄金期を支えた『ドラゴンボール』という巨大な物語の中で、短くも鮮烈な光を放ったキャラクターでした。

  • くしゃみで変わる二面性という斬新な設定
  • 小山茉美さんによる、神がかった声の演じ分け
  • 天津飯を一途に思う(あるいは力ずくで奪おうとする)一途さ

これらが一体となって、私たちは彼女を忘れられずにいるのです。もし今度『ドラゴンボール』を最初から見直す機会があれば、ぜひ「声」に注目してランチの登場シーンをチェックしてみてください。きっと、小山茉美さんのプロフェッショナルな仕事ぶりに改めて驚かされるはずです。

ドラゴンボールのランチの声優について詳しく知ることで、作品が持つ深みや当時の制作秘話まで見えてきましたね。彼女がまたいつか、ひょっこりと新作アニメや映画でくしゃみをしながら現れてくれることを、ファンとして願わずにはいられません。

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