漫画ホラー傑作10選!絶対に読みたい心霊&サスペンス作品を厳選紹介

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「今夜は眠れなくなるような、本気で怖い漫画が読みたい……」

そんな夜ってありますよね。

一言に「ホラー漫画」と言っても、背筋が凍るような心霊現象から、人間のドロドロした狂気が渦巻くサスペンスまで、その種類は千差万別です。星の数ほどある作品の中から、本当に面白い「傑作」を見つけるのは至難の業。

そこで今回は、ホラー漫画好きの私が「これだけは絶対に外せない」と断言できる10作品を厳選しました。2026年現在でも色褪せない伝説的名作から、SNSで話題の最新トラウマ作まで、心霊・サスペンスの両軸でご紹介します。

あなたの日常を侵食するような、極上の恐怖体験をどうぞ。


1. 逃げ場のない閉鎖環境で「食」のタブーに触れる:ガンニバル

まずは、現代サスペンスホラーの最高峰との呼び声高いガンニバルから。

舞台は、山間にある供花村(くげむら)。一見、のどかで平和な村に見えますが、ここには「この村では人間が喰われている」という恐ろしい噂がありました。駐在として赴任した主人公・阿川久安は、村を支配する後藤一族の異様さに気づき、やがて逃げ場のない狂気へと飲み込まれていきます。

この作品の凄みは、単なる「人喰い」のグロテスクさではありません。「伝統を守る」という大義名分の影で、当たり前のように行われる異常な儀式。そして、家族を守るために自身も狂気に染まっていく主人公の危うさ。

「人間が一番怖い」と感じさせる圧巻の筆致は、読み始めたら最後、最終巻まで止まらなくなること間違いなしです。

2. 毒親という名の「最恐」が息子を壊していく:血の轍

「幽霊よりも、お母さんの笑顔が怖い」

そんな感覚に陥るのが、押見修造先生の血の轍です。

中学生の長部静一は、過保護な母・静子から深い愛情を受けて育ちました。しかし、ある夏の日を境に、その愛情は「狂気」へと変貌します。母が犯したある罪をきっかけに、静一の精神はゆっくりと、しかし確実に崩壊していくのです。

本作に派手な怪物は出てきません。しかし、ページをめくるたびに感じる息苦しさは、どんなホラー映画よりも強烈です。歪んだ母性が少年の自我を塗りつぶしていく過程が、緻密な表情描写で描かれます。

読み終わった後、自分の親や家族に対して、ふと「この人は本当に大丈夫だろうか」と疑念を抱いてしまうような、後味の悪い傑作です。

3. 絶望の雪原で繰り広げられる、美しくも残酷な復讐劇:ミスミソウ 完全版

トラウマ漫画の代名詞といえば、ミスミソウ 完全版を外すわけにはいきません。

雪深い田舎町の中学校に転校してきた野咲春花は、クラスメイトからの凄惨ないじめに遭っていました。いじめはエスカレートし、やがて取り返しのつかない悲劇が春花の家族を襲います。すべてを失った少女が選んだのは、冷徹な「復讐」の道でした。

雪の「白」と、飛び散る血液の「赤」。そのコントラストが残酷なまでに美しく、読む者の視覚を刺激します。いじめる側にもそれぞれの地獄があり、加害者と被害者が入り乱れて破滅に向かう展開は、胸が締め付けられるような切なさも孕んでいます。

「精神的な追い込み」と「肉体的なバイオレンス」が完璧に融合した、伝説的な一冊です。

4. 幽霊への「反撃」が始まる!新感覚のホラーエンタメ:サユリ

ホラーといえば「一方的に襲われるもの」という常識を覆したのが、サユリです。

念願のマイホームを手に入れた神木家でしたが、そこはかつて凄惨な事件が起きた事故物件でした。次々と不審死を遂げる家族。残されたのは、認知症の祖母と、中学生の則雄だけ。絶体絶命のピンチに、ボケていたはずの祖母が突如として覚醒します。

「幽霊ごときに負けてたまるか!」と、生命力を爆発させて悪霊に立ち向かう祖母の姿は、恐怖を通り越してカタルシスさえ感じさせます。

もちろん、序盤のJホラー的な「じわじわくる怖さ」は超一流。その上で、最後には立ち上がる勇気をもらえる(?)という、唯一無二の読書体験ができるはずです。

5. 日常の隙間に潜む「違和感」が形になる:不安の種

「昨日まで何ともなかった道が、今日はなんだか不気味に見える」

そんな日常の歪みを切り取ったオムニバス形式の名作が、不安の種です。

一話完結の短編が続きますが、そこには明確なストーリーや教訓はありません。ただ「そこに何かがいる」「変な奴と目が合った」という、説明のつかない不気味さだけが提示されます。

特に有名な「オチョナンさん」をはじめとする異形の存在たちは、一度見たら脳裏に焼き付いて離れません。

寝る前に読むと、クローゼットの隙間や、カーテンの向こう側が気になって眠れなくなる。まさに「不安の種」を心に植え付けるような、中毒性の高い作品です。

6. 少年の語りとリンクする、現代版「百物語」:僕が死ぬだけの百物語

近年、漫画ファンの間で「一番怖い」と話題をさらっているのが僕が死ぬだけの百物語です。

主人公の少年が、動画配信のような形で毎晩一話ずつ怖い話を語っていくスタイル。紹介される怪談そのもののクオリティが非常に高いのはもちろんですが、本当の恐怖は「物語の外側」にあります。

百物語を読み進めるにつれ、語り手である少年の周囲で異変が起き始め、彼の家庭環境や精神状態が不穏な方向へと進んでいくのです。

「100話目に何が起きるのか?」というカウントダウンの緊張感と、一話ごとの切れ味鋭いホラー描写。現代的な演出が光る、今まさに読むべき傑作です。

7. 間取り図から浮かび上がる、ある家の「異常」:変な家

YouTubeから火がつき、小説・映画・漫画と社会現象を巻き起こした変な家

一見、どこにでもある普通の家。しかし、その間取り図をよく見ると「謎の空間」が存在している……。この些細な違和感から始まり、物語は予想もつかない巨大な陰謀と、ある一族の呪われた歴史へと繋がっていきます。

本作の面白さは、読者が一緒に「推理」できる点にあります。なぜここに壁があるのか? なぜ窓がないのか? 論理的に謎を解明していくミステリー要素と、その先に待っている生理的な恐怖のバランスが絶妙です。

「家」という最も安全であるべき場所が、世界で一番不気味な場所に変わる瞬間を体験してください。

8. 親友の姿をした「ナニカ」との、あまりに美しい夏:光が死んだ夏

2026年現在、ホラー漫画の新たなスタンダードとして高く評価されているのが光が死んだ夏です。

ある村に住む少年・よしきは、幼馴染の光が「別のナニカ」に入れ替わっていることに気づきます。姿形は光そのもの、記憶も持っている。けれど、中身は確実に人間ではない異物。よしきはその事実を受け入れ、偽物の光との日常を続けていくことを選びますが……。

じっとりと汗ばむような日本の夏の風景と、人知を超えた異形の存在。それらが美しい絵で描かれることで、かえって恐怖が際立ちます。

「大切な人が、もし得体の知れない怪物にすり替わっていたら?」という究極の問いかけに、切なさと恐怖が入り混じる、新時代の傑作ホラーです。

9. 高額報酬に釣られてはいけない。命懸けの労働:裏バイト:逃亡禁止

「楽して稼げる仕事には、必ず裏がある」

そんな教訓をこれでもかと突きつけてくるのが裏バイト:逃亡禁止です。

借金を抱えた女性コンビが、常識では考えられないような高額報酬の「裏バイト」に挑む連作短編。治験、深夜の清掃、不気味な施設の管理人。行く先々で彼女たちが遭遇するのは、物理法則を無視した怪異や、理解不能な現象ばかり。

バディものとしての軽快なテンポがありつつも、怪異のデザインや「触れたら終わり」という絶望感の描き方は超本格派です。

「次はどんな変なバイトが出てくるんだろう?」というワクワク感と、それを上回る恐怖描写のギャップに、気づけばハマってしまうことでしょう。

10. 世界が認めたホラー漫画界の至宝:伊藤潤二傑作集 富江

最後を飾るのは、日本が世界に誇るホラー漫画の巨匠・伊藤潤二先生のデビュー作にして代表作富江です。

絶世の美女・富江。彼女に出会った男たちは、あまりの美しさに彼女を独占したいと願い、やがて殺してバラバラに解体してしまいます。しかし、富江は死にません。切り刻まれた肉片のひとつひとつが再生し、新たな富江となって増殖していくのです。

美しさとグロテスクさが同居する唯一無二のビジュアル。そして、富江という存在に翻弄され、自滅していく人間たちの滑稽さと恐ろしさ。

30年以上前の作品とは思えない新鮮さと、圧倒的な独創性。ホラー漫画を語る上で、この作品を避けて通ることはできません。


漫画ホラー傑作10選!絶対に読みたい心霊&サスペンス作品を厳選紹介:まとめ

ここまで、心霊からサスペンス、モキュメンタリーまで、幅広いジャンルのホラー漫画をご紹介してきました。

ホラー漫画の魅力は、ただ「怖い」だけではありません。極限状態に置かれた人間の本性や、目に見えない世界の神秘、そして時には生きる力さえも教えてくれます。今回挙げた10作品は、どれも読者の心に強烈な爪痕を残すものばかりです。

気になる作品があれば、ぜひ勇気を出して1巻を手に取ってみてください。ただし、読み終わった後に背後を振り返る回数が増えても、責任は持てませんが……。

あなたの夜が、心地よい恐怖で彩られることを願っています。

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