すえのぶけいこ先生が描く衝撃のサバイバルサスペンス『リミット』。スクールカーストの頂点にいた主人公たちが、不慮のバス事故によって過酷な山中に放り出され、それまでの序列が崩壊していく様はまさに圧巻ですよね。
今回は、そんな本作を最後まで読み切れていない方や、結末をもう一度おさらいしたい方のために、漫画リミットのネタバレ!最終回の結末と主要キャラのその後を紹介していきます。
誰もが「生き残るのは誰?」「あのドロドロの人間関係はどう決着するの?」と気になっていたはず。極限状態を生き抜いた彼女たちの、光と影が入り混じるラストを詳しく見ていきましょう。
事故の惨状と崩壊したスクールカースト
物語の舞台は、県立陽乃高校。クラスの交流キャンプへと向かうバスが崖下に転落するという凄惨な事故からすべてが始まります。
生存者は、カースト上位に君臨していた今野水希、親友の市ノ瀬ハル、冷静なガリ勉タイプの神矢知恵子、そして最底辺でいじめられていた盛重亜梨沙、おとなしい薄井千影の5人。そして、実は生きていた男子生徒・日向亘です。
救助の来ない山中で、最初に牙を剥いたのは「いじめられっ子」だった盛重でした。彼女が手にしたのは一本の鎌。それまでの学校でのヒエラルキーが完全に無価値となり、腕力と狂気が場を支配する「逆転劇」が始まったのです。
衝撃のネタバレ:救助を阻む「真の脅威」
物語の終盤、読者を最も戦慄させたのは、サバイバルそのものよりも「人の心の闇」でした。
女子たちの間で少しずつ絆のようなものが芽生え始め、ようやく救助を待つ体制が整いかけた頃、最悪の事態が起こります。クラスで「いい人」を演じ続けてきた日向が、本性を現したのです。
彼は、事故を仕組んだ犯人ではありません。しかし、崖下に転落し、学校という狭い世界のルールから解放されたことに快感を覚えていました。彼は、救助に駆けつけたヘリコプターを見つけながらも、それを仲間に知らせることなく、あえて見逃します。
「みんなが剥き出しになる瞬間が見たかった」
そんな歪んだ願望のために、日向は生存者たちをさらなる絶望へと追い込んでいきます。
キャラクター別の最終回と「その後」の姿
極限状態を生き抜いた彼女たちは、救助された後、どのような人生を歩んでいるのでしょうか。主要キャラクターたちの結末と、その後の変化を整理しました。
今野 水希(こんの みずき):真の強さを手に入れた主人公
主人公の今野は、物語の最初と最後で最も内面が変化した人物です。事故前はカースト上位にいることに執着し、空気を読むことだけに心血を注いでいました。
救助後の世界では、事故の生存者として好奇の目に晒されることになります。しかし、彼女は以前のように周囲の顔色を窺うことはありません。髪をバッサリと切り、自分の足で凛と立つ強さを手に入れていました。
「誰かに決められた自分」ではなく、「自分が選んだ自分」として生きる。その決意に満ちた彼女の姿は、読者に大きな希望を与えてくれました。
盛重 亜梨沙(もりしげ ありさ):呪縛からの解放
最も過激な変貌を遂げた盛重ですが、彼女もまた救助後は厳しい現実に直面します。家庭内暴力(DV)にさらされていた家庭環境の問題も浮き彫りになりますが、彼女はもう逃げませんでした。
彼女を支配していた憎しみは完全には消えませんが、サバイバル生活を共にした今野との間には、言葉にできない特別な絆が残りました。救助後、二人が言葉を交わすシーンは、本作の中でも非常に重要な意味を持っています。
神矢 知恵子(かみや ちえこ):傷を誇りに変えて
冷静に状況を分析し、グループを支えた神矢。彼女は事故によって背中に大きな傷を負ってしまいます。しかし、彼女はその傷を隠したり恥じたりすることはありませんでした。
「生き抜いた証」としてその傷を受け入れ、彼女は以前よりもさらに強く、自分の人生を切り拓いていくことになります。
市ノ瀬 ハル(いちのせ はる):脆さと向き合った友情
今野の親友でありながら、カーストへの執着や嫉妬から脆い一面を見せていたハル。彼女は自分の犯した過ちや弱さを認め、救助後は改めて今野と向き合おうとします。対等な友人としての第一歩を踏み出した彼女の表情は、どこか晴れやかでした。
薄井 千影(うすい ちかげ):救われなかった命
本作で最も悲劇的な最期を遂げたのが薄井です。極限の恐怖からグループを離れ、一人で彷徨っていた彼女は、日向と遭遇。逃げ出そうとした際、崖から転落しそうになった彼女を助けようとした日向の鎌が、皮肉にも彼女の命を奪うことになってしまいました。
彼女の死は、残されたメンバーの心に深い傷を残しますが、同時に「生きて帰る」という強い意志を固めるきっかけともなりました。
最終回の結末:生還した先にある「現実」
漫画『リミット』の最終回は、単なる「めでたしめでたし」では終わりません。
5日間の過酷なサバイバルの末、彼女たちはついに救助されます。しかし、ヘリコプターで運ばれる彼女たちを待っていたのは、温かい拍手だけではありませんでした。
世間からの「なぜ彼女たちだけが生き残ったのか」という疑念、マスコミの執拗な取材、そして亡くなったクラスメイトの遺族からの視線。救助された世界もまた、別の意味でのサバイバル会場だったのです。
日向は薄井の死に関与した疑いを含め、自らの罪を背負って裁かれることになります。彼一人が「悪」だったわけではなく、彼を追い詰めた周囲の期待や、歪んだ教育現場そのものが問題だったのだと突きつけられる幕切れでした。
ラストシーンでは、学校の屋上で風に吹かれる今野の姿が描かれます。かつての「偽りの自分」がいた場所で、彼女は今、確かな手応えを感じながら生きています。
漫画リミットのネタバレ!最終回の結末と主要キャラのその後を紹介:まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、漫画リミットのネタバレ!最終回の結末と主要キャラのその後を紹介してきました。
すえのぶけいこ先生の作品は、いつも私たちの心にある「醜い部分」を鋭く突いてきますが、その先にある「再生」の描き方もまた非常に力強いものです。
もし、この記事を読んで改めて「原作を1巻からじっくり読み返したい!」と思った方は、ぜひ電子書籍などでチェックしてみてください。特に、物語のキーアイテムとなる「笛」や「鎌」がどのような意味を持って描かれているかに注目すると、さらに深く楽しめるはずです。
もし、漫画を読むためのタブレットを探しているならfire hd 10などもチェックしてみると良いかもしれませんね。
極限状態でのサバイバルを経て、彼女たちが手に入れたのは「自由」と「自分自身」でした。その結末の重みを、ぜひその目で確かめてみてくださいね。

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