「続きが読みたくてたまらないのに、いつまで待てばいいの?」
「もしかして、このまま打ち切りになっちゃうの?」
Fateシリーズのファンなら、一度はそんな不安を抱いたことがあるのではないでしょうか。その対象となっているのが、星空めてお先生による小説『Fate/Requiem(フェイト/レクイエム)』です。
2018年に衝撃的な1巻が発売され、2020年に2巻が登場。しかし、そこからピタリと続報が途絶えてしまいました。ネット上では「Fate/Requiem 打ち切り」という不穏なワードが検索候補に並ぶことも珍しくありません。
今回は、多くの読者が夜も眠れないほど気になっている『Fate/Requiem』の現状について、打ち切りの噂の真相や、待ち望まれる3巻の発売日、そしてなぜこれほどまでに時間がかかっているのか、その背景を徹底的に掘り下げていきます。
なぜ「打ち切り」という噂が広まってしまったのか
まず結論からお伝えしましょう。現時点で、公式から『Fate/Requiem』が打ち切りになったという発表は一切ありません。それどころか、作品のプロジェクト自体は今もなお「生きている」と言える根拠がいくつもあります。
では、なぜこれほどまでに打ち切りの噂が根強いのでしょうか。その最大の理由は、あまりにも長すぎる「沈黙」にあります。
2巻が発売されたのは2020年6月のこと。現在は2026年ですから、実に5年以上もの月日が流れています。一般的なライトノベルであれば、1年も新刊が出なければ「打ち切りかな?」と疑われ、3年も経てば「完結は絶望的」と見なされるのが通例です。この絶望的な空白期間が、ファンの不安を増幅させているのです。
また、2巻のラストが非常に大きな謎を残したまま、いわゆる「引き」の状態で終わっていることも拍車をかけています。物語が最高潮に盛り上がったところで足止めを食らっている読者にとって、この待機時間はあまりにも過酷です。
TYPE-MOON作品特有の「刊行ペース」という文化
ここで少し視点を変えてみましょう。本作の版元であるTYPE-MOON(タイプムーン)の過去の作品を振り返ると、ある種の特徴が見えてきます。
TYPE-MOON作品において、数年のスパンが開くことは、実は「日常茶飯事」と言っても過言ではありません。例えば、伝説的な作品である『魔法使いの夜』や、多くのファンが10年以上待ち続けた『月姫 -A piece of blue glass moon-』のリメイクなど、クオリティを極限まで高めるために、驚くほどの時間をかけるのがこのブランドのスタイルでもあります。
小説作品においても、『Fate/strange Fake』のように長期間にわたってじっくりと物語を紡ぐスタイルが定着しています。つまり、一般的な出版業界のスピード感で測ろうとすると「打ち切り」に見えますが、TYPE-MOONの時間軸で見れば、今はまだ「じっくりと熟成させている期間」なのかもしれません。
著者・星空めてお先生の多忙な現状
『Fate/Requiem』の執筆が停滞しているもう一つの大きな要因として考えられるのが、著者である星空めてお先生の多忙さです。
星空先生は単にこの小説を書いているだけでなく、超巨大コンテンツであるFate/Grand Order(FGO)のメインシナリオやイベントシナリオ、設定制作に深く関わっています。FGOは常に新しいイベントやストーリーが供給され続けるプラットフォームであり、そのクリエイティブにかかる労力は並大抵のものではありません。
特に『Fate/Requiem』は、FGOとのコラボレーションイベントも実施されており、ゲーム内でのキャラクター設定や物語の整合性を保つための調整にも、膨大な時間が割かれていると推測されます。
「小説の続きを書いてほしい」というファンの願いと、「FGOの新しい物語も読みたい」という期待。その板挟みの中で、星空先生のリソースが限界に達しているのではないか――。そう考えるのが、打ち切り説よりも現実的な見方と言えるでしょう。
『Fate/Requiem』という作品が持つ唯一無二の魅力
これほどまでに待たされてもなお、ファンが離れないのは、本作が持つ設定があまりにも魅力的だからです。
舞台は、誰もが聖杯を持ち、一人一人がサーヴァントを召喚している「終わった後の世界」。かつての血で血を洗う聖杯戦争は過去のものとなり、平穏が訪れたはずの世界で、主人公・宇津見エリセだけがサーヴァントを持たず、「死神」として特別な役割を担っています。
そこに現れた、世界で最後に召喚されたサーヴァント、ボイジャー。
この独創的な世界観は、既存のFateシリーズのルールをあえて壊し、再構築したものです。設定が緻密であればあるほど、物語を畳むのは難しくなります。特にボイジャーという存在の正体や、彼が目指す「星の果て」の物語は、安易な結末を許さない深みを持っています。
読者は、ただ結末を知りたいのではありません。星空めてお先生が描く、あの美しくも残酷な、そしてどこか切ない世界の「続き」を体験したいと願っているのです。
3巻の発売日はいつになる?期待される新情報
では、最も気になる3巻の発売日について、今後の予測を立ててみましょう。
TYPE-MOON関連の情報解禁には、いくつかの決まったタイミングがあります。
- 年末恒例の「TYPE-MOON TV」特番
- FGOの周年イベント(夏頃)
- コミックマーケット(夏・冬)でのTYPE-MOON BOOKS告知
もし3巻の執筆が進んでいるのであれば、こうした大規模なイベントに合わせて「発売決定!」の特報が出る可能性が高いです。特にFGO内での再コラボや、新キャラクターの実装がトリガーになることも考えられます。
また、本作はコミカライズ版も展開されています。漫画版が進むことで原作の認知度が再び高まり、それが小説版の再始動を後押しするという流れも期待できるでしょう。
打ち切りの噂を打ち消す「ファンの熱量」
今の時代、作品の存続を決めるのは出版社の判断だけではありません。読者の熱量こそが、作品を支える最大の力になります。
SNS上では、今でもボイジャーやエリセのファンアートが投稿され続け、2巻までの物語を考察するコミュニティも活発です。こうした「まだこれだけの人が続きを待っている」という事実は、著者や編集部にとって何よりの励みになります。
もしあなたが「もうダメかも」と諦めかけているなら、ぜひ一度1巻と2巻を読み返してみてください。そこには、決して色褪せることのない物語の輝きが詰まっています。また、Kindleなどの電子書籍で友人にお勧めしてみるのも、作品を応援する素晴らしい方法です。
Fate/Requiemは打ち切り?3巻の発売日と完結の噂を徹底調査!:まとめ
ここまで『Fate/Requiem』を取り巻く現状を見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
改めて整理すると、『Fate/Requiem』が打ち切りになったという公式事実はなく、現在は「続刊の準備中(または執筆の機会を待っている状態)」であるというのが真相です。
あまりにも長い待ち時間は、作品への愛が深いほど辛いものです。しかし、TYPE-MOONという場所は、どれほど時間がかかっても「最高の形」で物語を届けてくれる信頼感がある場所でもあります。
ボイジャーが目指す旅の目的地、エリセが抱える孤独の行方、そしてあの世界の真実。それらが明かされる日は、きっと来ます。打ち切りの噂に惑わされることなく、静かに、けれど熱く、その時を待とうではありませんか。
もし新しい情報が入り次第、また皆さんと共有していきたいと思います。それまでは、お手元の1巻・2巻を大切に読み込みながら、遥かなる星の旅路に思いを馳せていきましょう。

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