かつて日本中の夜を熱狂させた恋愛観察バラエティの金字塔『あいのり』。その最新シリーズとして注目を集めた『あいのり:African Journey(アフリカンジャーニー)』ですが、視聴者の間で「あれ?もしかして打ち切りになったの?」という疑問が根強く囁かれています。
ピンクのラブワゴンが広大なアフリカの大地を駆け抜け、数々のドラマを生んだこのシリーズ。なぜ最後があんなに唐突に感じられたのか、そして本当に打ち切りだったのか。ファンが抱えるモヤモヤを解消すべく、当時の背景やメンバーの現在について、等身大の言葉で掘り下げていきます。
なぜ「打ち切り」という噂が流れたのか?
『あいのり:African Journey』を最後まで観た方の多くが、「え、これで終わり?」という感覚を抱いたはずです。ネット上で「打ち切り」というワードが飛び交ったのには、いくつかの決定的な理由がありました。
まず一つ目は、物語の畳み掛け方です。これまでのシリーズに比べて、最終回に向けた流れが非常にタイトで、視聴者が感情移入しきれないうちに幕を閉じた印象を与えてしまいました。
二つ目は、放送・配信タイミングと世界情勢の不一致です。このシリーズが佳境を迎えていた時期、世界は未曾有の事態に見舞われました。新型コロナウイルスの感染拡大です。海外ロケを前提とする番組にとって、これ以上の逆風はありません。
さらに、同時期に制作されていた他のリアリティ番組でのトラブルも影響し、番組制作のあり方そのものが問われる時期と重なってしまったことも、「急に終わらされたのでは?」という憶測に拍車をかけました。
実際は打ち切り?それとも完結?
結論からお伝えすると、公式には「打ち切り」という表現は使われていません。Netflixやフジテレビのラインナップとしては、全22話をもって「シーズン完結」という扱いになっています。
しかし、現場の熱量を知るファンからすれば、本来はもっと長く続く予定だったのではないか、と勘繰りたくなるのも無理はありません。実際にアフリカ編では、まだ恋が始まったばかりのメンバーや、内面の変化を遂げようとしていたメンバーもいました。
撮影スケジュールがパンデミックの影響で物理的に断絶されたことで、当初予定していたエピソード数や、次の国への移動が叶わなくなったというのが、最も真実に近い「終わりの理由」だと言えるでしょう。つまり、制作側の意思というよりは、不可抗力によって幕を引かざるを得なかったのです。
アフリカンジャーニーを彩ったメンバーの軌跡
このシリーズを語る上で欠かせないのが、個性の強すぎるメンバーたちです。彼らの恋の行方がどうなったのか、改めて振り返ってみましょう。
特に注目を集めたのが、あいのり界のレジェンド・ヒデの再登場でした。かつての初々しい姿から一転、酸いも甘いも噛み分けた大人として参加した彼の姿に、オールドファンも胸を熱くしました。彼の恋の結果は、番組としての大きな区切りとなりました。
また、Joy(ジョイ)のようなムードメーカーや、純粋ゆえに空回りしてしまうメンバーなど、アフリカの過酷な環境下で剥き出しになる「人間臭さ」こそが、このシリーズの最大の魅力でした。スマホも何もない環境で、カメラを向けられながら24時間他人と過ごすストレスは、想像を絶するものだったはずです。
最終的にカップルとして帰国したメンバーもいれば、志半ばでリタイアを選んだメンバーもいます。それぞれの決断が、アフリカの夕陽とともに刻まれた名シーンは、今見返しても色褪せることがありません。
撮影の裏側と過酷なアフリカの環境
『African Journey』がこれまでのシリーズと一線を画していたのは、そのロケ地の厳しさです。
これまでのアジア編などは、ある程度のインフラが整った地域も多かったのですが、アフリカ編では移動距離が桁違い。冷房のないラブワゴンで砂埃にまみれながら何百キロも移動する日々は、メンバーの精神を限界まで追い込みました。
時には野生動物がすぐそばにいるようなキャンプサイトで夜を明かすこともあり、恋愛どころではない極限状態が続きました。しかし、その「過酷さ」があったからこそ、偽りのない本音や、時に激しい衝突が生まれたのも事実です。
視聴者が「打ち切り」と感じた物足りなさは、こうした過酷な旅を乗り越えたメンバーたちの結末を、もっともっと時間をかけて見守りたかったという愛情の裏返しなのかもしれません。
出演メンバーの「現在」とSNSでの活躍
番組が終わっても、メンバーたちの人生は続いています。むしろ、帰国してからの方が彼らの本当の物語が始まっていると言っても過言ではありません。
多くのメンバーは現在、InstagramやYouTubeなどのSNSを通じて近況を発信しています。放送当時は言えなかった撮影の裏話や、カップルになったその後の関係性を赤裸々に語っている人も少なくありません。
- Joy(ジョイ): 持ち前のキャラクターを活かし、タレント活動やクリエイターとして活躍中。
- ヒデ: 自身の経営するショップやビジネスに精を出しつつ、あいのり関連のイベントにも顔を出しています。
- カップルたちのその後: 残念ながら破局してしまったペアも多いですが、中には友人として良好な関係を築いているケースもあります。
彼らが使っていたスマートフォンを覗けば、当時の仲間たちと今でも繋がっている様子が見て取れます。番組という枠組みを超えて、一生モノの絆を手に入れた彼らの姿は、視聴者にとっても救いになりますよね。
あいのりシリーズが私たちに教えてくれたこと
なぜ私たちは、これほどまでに他人の恋愛に一喜一憂してしまうのでしょうか。それは、『あいのり』が単なる恋愛番組ではなく、一種の「人間形成のドキュメンタリー」だからです。
見ず知らずの男女が狭いワゴン車に揺られ、限られた予算で旅をする。そこには、現代社会で忘れがちな「対面での対話」や「泥臭い努力」が詰まっています。
誰かを好きになることで自分自身の嫌な部分と向き合い、それを乗り越えて成長していく。アフリカンジャーニーでも、最初は自分勝手だったメンバーが、最後には他人のために涙を流すようになる変化が見られました。
打ち切り疑惑が出るほど急な幕切れだったとしても、そこで生まれた感情や成長の記録は本物です。私たちがタブレットやテレビの画面越しに受け取った勇気は、決して消えることはありません。
今から全話を視聴する方法
「打ち切りの噂を聞いて、逆に興味が湧いてきた」「もう一度あの感動を味わいたい」という方も多いでしょう。現在、『あいのり:African Journey』を視聴する主な方法は以下の通りです。
- Netflix: オリジナルシリーズとして全話独占配信中。
- FOD: フジテレビのビデオオンデマンドサービスでも視聴可能。
特におすすめはNetflixです。一気見に最適なUIで、アフリカの壮大な景色を高画質で楽しむことができます。お気に入りのヘッドホンを装着して、没入感たっぷりに旅の空気を味わってみてください。
全22話を改めて通して観てみると、最初から最後まで貫かれている「旅のテーマ」が見えてくるはずです。唐突に感じたラストシーンも、当時の状況を理解した上で観直すと、また違った味わいがあるかもしれません。
次なるシリーズの可能性はあるのか?
ファンが最も気になっているのは、「新しいあいのりはいつ始まるの?」ということですよね。
アフリカンジャーニーの後、スピンオフ的な企画や過去作の再編集などは行われていますが、完全新作の『ラブワゴンが国境を越える旅』については、まだ正式な発表がありません。
しかし、Netflixでは『あいの里』のような、大人の恋愛に焦点を当てたリアリティショーがヒットを記録しています。リアリティ番組というジャンル自体は、今もなお高い人気を誇っているのです。
コンプライアンスの強化や、出演者のメンタルケアなど、クリアすべき課題は以前よりも増えています。それでも、ピンクのワゴンが再び世界を走り出す日を、多くのファンが待ち望んでいます。
あいのり アフリカン ジャーニー 打ち切りの真相まとめ
結局のところ、あいのり アフリカン ジャーニー 打ち切りという噂の正体は、予期せぬパンデミックによる撮影中断と、それに伴う構成の変更が重なった結果生まれた誤解でした。
公式には全22話で完結しており、そこにはスタッフやメンバーたちが、あの困難な時期に精一杯届けようとした「旅の答え」が刻まれています。
もしあなたが、何か新しいことに挑戦する勇気が欲しかったり、誰かを真っ直ぐに好きになる気持ちを思い出したかったりするなら、ぜひもう一度ピンクのワゴンに乗り込んでみてください。
そこには、打ち切りという言葉では片付けられない、泥臭くて美しい青春の形が必ず残っているはずです。私たちはこれからも、彼らが教えてくれた「真実の愛を探す旅」の続きを、自分自身の人生の中で続けていくのかもしれません。

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