「あのアサシンズプライドって、結局どうなったの?」「打ち切りになったって噂は本当?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
ダークファンタジーな世界観と、貴族の少女と暗殺者の教師という禁断の師弟関係。魅力的な要素がたっぷり詰まった作品だけに、ネット上でささやかれる「打ち切り」という不穏なワードを目にすると不安になりますよね。
今回は、多くの方が疑問に思っている『アサシンズプライド』の現状について、原作小説の結末や漫画版の完結、そしてアニメ2期の可能性まで、真相を包み隠さずお伝えしていきます。
アサシンズプライドが打ち切りと言われる最大の理由
まず最初にハッキリさせておきたいのは、原作のライトノベル自体は決して「不人気による強制終了(打ち切り)」ではないということです。
それなのに、なぜこれほどまでに打ち切りという噂が絶えないのでしょうか。そこには、メディアミックス展開ならではの複雑な事情が絡み合っています。
大きな要因の一つは、月刊誌で連載されていた漫画版の完結です。加藤よし江先生によるコミカライズは、非常に美麗な作画でファンからも高く支持されていました。しかし、原作が13巻まで続いているのに対し、漫画版は全10巻、内容にして原作の3巻分あたりで幕を閉じています。
物語の核心に迫る前に漫画が終わってしまったことで、事情を知らない読者から「あ、打ち切りになったんだ」と誤解されてしまったのが真相です。実際には、作画のクオリティを維持しつつ、物語のキリが良いところで着地させた形なのですが、全巻を追いたいファンにとっては物足りなさが残る結果となりました。
また、2019年に放送されたテレビアニメ版の「スピード感」も、打ち切り説を加速させる一因となりました。アニメは全12話という限られた枠の中で、原作の膨大なエピソードを驚異的な速さで消化していったのです。
この「駆け足すぎる展開」を見た視聴者が、「制作側が早く終わらせようとしている」「人気がないから詰め込まれた」と感じてしまい、ネガティブな噂として広まってしまった側面があります。
原作ライトノベルは「打ち切り」ではなく堂々の完結
では、本家であるファンタジア文庫の原作ライトノベルはどうなっているのか。結論から言うと、2021年3月に発売された第13巻をもって、メインストーリーは無事に完結しています。
物語の結末は、決して中途半端に放り出されたものではありません。主人公クーファ・ヴァンピールの正体や、ヒロインであるメリダ・アンジェルの出生にまつわる謎、そして世界を覆う闇との決着など、読者が最も知りたかった部分にはしっかりと答えが出ています。
完結後の2021年10月には、短編集である『アサシンズプライド Secret Garden』の第2巻も発売されており、作者の天城ケイ先生が最後まで愛を持ってシリーズを書き切ったことが伝わってきます。
もし本当に人気がなくて打ち切られたのであれば、完結後に短編集が出ることは稀です。むしろ、物語としての寿命を全うし、一番綺麗な形で幕を下ろした「完結」と呼ぶのがふさわしいでしょう。
今から作品に触れる方は、アサシンズプライドの原作小説を手に取ってみてください。アニメや漫画では描ききれなかった繊細な心理描写や、緻密な設定が余すところなく記されています。
アニメ2期の可能性は?なぜ「絶望的」と言われるのか
アニメを見たファンなら、誰しも「続きが気になる!」と思いますよね。しかし、現実的に考えて『アサシンズプライド』のアニメ2期が制作される可能性は、現時点では極めて低いと言わざるを得ません。
その理由は、大きく分けて3つあります。
一つ目は、先ほども触れた「アニメ1期の構成」です。1期では原作の第1巻から第6巻付近までの内容を、かなり大胆にカットしながら進めてしまいました。物語の重要な伏線やキャラクターの掘り下げを飛ばしてしまったため、ここから2期を整合性高く作るのが非常に難しくなっています。
二つ目は、映像作品としてのビジネス的な側面です。アニメの続編制作が決まる大きな指標として、Blu-rayやDVDの売上、配信サイトでの再生数などが挙げられます。残念ながら、本作は爆発的なヒットという数字には至りませんでした。
三つ目は、原作がすでに完結しているという点です。多くのアニメ化は「原作小説の販促」という目的を持って行われます。原作が完結して数年が経過している今、多額の予算を投じてアニメを再始動させるメリットが、出版社や制作会社側に薄くなってしまっているのです。
悲しいことですが、アニメ2期を待つよりも、完結している原作小説で物語の全貌を追いかける方が、ファンとしては精神衛生上も良いかもしれません。
漫画版(コミカライズ)が全10巻で終了した真相
漫画版の『アサシンズプライド』は、ウルトラジャンプで連載され、その圧倒的な画力で「原作の雰囲気を完璧に再現している」と絶賛されていました。しかし、全10巻というボリュームで幕を閉じています。
原作が13巻まである中で、なぜ3巻分までの内容で終わってしまったのか。これは、決して人気がなかったからではありません。むしろ、あの緻密な作画を維持しながら原作最後まで描き切るには、あと20年近い歳月が必要になってしまうからです。
漫画版は「メリダが自身の力で道を切り拓き、クーファとの絆を確かなものにする」という、物語の第一部とも言える山場をクライマックスに据えました。これは「打ち切り」というよりは、メディアミックスとしての「役割を全うした」と捉えるべきでしょう。
美しいイラストで物語を追いかけたい方は、アサシンズプライド 漫画を全巻揃えてみるのも一つの楽しみ方です。小説とはまた違った、視覚的な衝撃を味わえるはずです。
今から『アサシンズプライド』を楽しむための最適ルート
「アニメは見たけど、結局どうなったのか知りたい」「今から作品に入っても大丈夫?」という方のために、おすすめの楽しみ方をご紹介します。
まず、アニメ1期を視聴済みの方は、できれば原作小説の第1巻から読み直すことを強くおすすめします。
「え、アニメで見たところをもう一度読むの?」と思うかもしれませんが、アニメではカットされたクーファの独白や、世界観の裏設定、そして何よりキャラクター同士の「もどかしい距離感」が原作ではじっくり描かれています。アニメをダイジェスト版とするなら、原作は完全版です。
もし時間がなくて続きから読みたいという場合は、原作第6巻あたりからが目安になりますが、アニメで省略されたエピソードが多すぎるため、ストーリーの繋がりが分からなくなる可能性があります。やはり、アサシンズプライド 文庫を最初から手に取るのが、最も作品を深く味わえるルートです。
読者の声から見る作品の魅力と評価
ネット上のレビューやSNSでの反応を見ると、この作品がいかに「設定」と「キャラクター」で愛されていたかが分かります。
- クーファの圧倒的な強さと、時折見せる冷酷さと優しさのギャップがたまらない。
- 無能才女と呼ばれたメリダが、泥臭く努力して才能を開花させていく姿に勇気をもらえる。
- ランプ聖教圏という独特の世界観、ランカンスロープという敵の存在がミステリアスで引き込まれる。
こうしたポジティブな意見が多い一方で、やはり「アニメの駆け足展開がもったいなかった」という声は根強く残っています。逆に言えば、それだけ「もっと丁寧に描写してほしかった」と思われるほど、ポテンシャルの高い作品だったということですね。
完結から時間が経った今でも、ふとした瞬間に読み返したくなる。そんな中毒性が、この作品にはあります。
アサシンズプライドは打ち切り?原作完結の真相やアニメ2期の可能性を徹底解説!まとめ
ここまで『アサシンズプライド』にまつわる様々な噂について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
改めてまとめると、以下のようになります。
- 原作ライトノベルは打ち切りではなく、全13巻で堂々と完結している。
- 漫画版は原作3巻分までの内容を描き、全10巻で綺麗に終了した。
- アニメ2期の可能性は、構成や現状の展開を考えると極めて低い。
- 打ち切りという噂は、アニメの駆け足な展開やメディアミックスの終了時期が重なったことによる誤解。
この作品は、才能がないと蔑まれた少女が、自分の存在価値を証明するために戦う物語です。そのテーマは、完結した今でも色褪せることはありません。
もしあなたが、まだクーファとメリダの旅の結末を知らないのであれば、ぜひこの機会に原作小説をチェックしてみてください。アニメの向こう側に広がっていた、本当の感動がそこには待っています。
アサシンズプライド 全巻を揃えて、夜の闇に抗う彼らの勇姿を、ぜひその目で見届けてくださいね。

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