「アサシンズプライドの漫画って、もしかして打ち切りになっちゃったの?」
そんな疑問を抱いているファンの方は少なくありません。美麗な作画と重厚な世界観で人気を博した本作ですが、単行本10巻で幕を閉じた際、あまりの物語の広がりに対して「もっと続きが見たかった」という声が溢れました。
結論からお伝えすると、漫画版『アサシンズプライド』は決して不人気による打ち切りではありません。 むしろ、コミカライズ作品としては非常に理想的な形で、物語の大きな区切りまでを描き切って「完結」を迎えたのです。
今回は、なぜ打ち切りという噂が流れてしまったのか、その真相と、漫画の続きをどう楽しめばいいのかについて、どこよりも詳しく深掘りしていきます。
漫画版『アサシンズプライド』が完結した本当の理由
2017年から「ウルトラジャンプ」で連載が始まった漫画版(作画:加藤よし江先生)は、2022年に全10巻で完結しました。約5年にわたる連載期間は、ライトノベルのコミカライズとしては異例とも言える長期連載です。
打ち切りと言われる最大の理由は、**「原作小説が完結していない段階で、漫画版が先に終了したから」**という点に尽きます。読者からすれば、クーファとメリダの旅がまだまだ続くことを知っているため、10巻での終了が唐突に感じられたのかもしれません。
しかし、漫画版の内容を振り返ると、物語の重要な転換点である「聖都編」を非常に丁寧に描き切っています。これは制作サイドが当初から予定していた「最も美しく終わらせるポイント」であったと推測できます。物語を無理に引き延ばして質を落とすのではなく、最高潮のクオリティを維持したまま完結させる道を選んだ。これこそが、本作が「打ち切り」ではなく「完結」である証拠です。
アサシンズプライド 10 (ヤングジャンプコミックス)アニメ版の影響?噂が広がった背景を考察
「打ち切り」というネガティブなワードが広まってしまった背景には、2019年に放送されたテレビアニメ版の評価も少なからず影響していると考えられます。
アニメ版は、原作の膨大なエピソードを1クール(12話)に凝縮したため、一部のファンからは「展開が早すぎて置いてけぼりになった」という声もありました。このアニメに対する不完全燃焼感が、「この作品はメディアミックスがうまくいっていないのでは?」という誤解を招き、漫画版の終了を「打ち切り」と結びつけてしまった側面があるようです。
ですが、漫画版を実際に読めばその不安は一掃されます。加藤よし江先生による圧倒的な画力は、原作の天城ケイ先生が描く繊細な世界観を完璧に再現しており、アニメで省略されたキャラクターの心理描写も深く掘り下げられています。漫画版は、むしろ「アサシンズプライド」という作品の価値を再定義した名作として評価されるべき存在なのです。
漫画版の続きはどうなる?原作小説での進展
漫画版の最終巻である10巻を読み終えた後、どうしても気になるのが「その後の展開」ですよね。
クーファとメリダの絆はどう深まっていくのか?
ランカンスロープの脅威と、世界の真実とは?
これらの答えは、すべて原作であるライトノベル版アサシンズプライド (ファンタジア文庫)に記されています。
漫画版がカバーしているのは、原作小説でいうとおおよそ5巻から6巻あたりまでの内容です。現在、原作小説は本編が完結しており、全13巻+短編集というボリュームで展開されています。つまり、漫画版で描かれたのは物語の「折り返し地点」付近までということになります。
もしあなたが「漫画版の続きが知りたい!」と切望しているなら、原作小説の6巻、あるいは7巻あたりから読み始めることを強くおすすめします。文字で綴られるクーファの冷徹さと優しさ、そしてメリダの成長は、漫画とはまた違った感動を与えてくれるはずです。
作画・加藤よし江先生が描いた「救済」
本作の漫画版がこれほどまでに愛されている理由は、なんといっても加藤よし江先生の「絵」の力です。
特にメリダ・アンジェルの愛らしさと、時折見せる凛とした表情。そしてクーファ・ヴァンピールの底知れない色気と恐怖。これらを高い次元で両立させた作画は、コミカライズ界でも屈指のクオリティです。
アクションシーンの構図も秀逸で、マナを使った戦闘のきらびやかさと、暗殺者としての泥臭い戦いが見事に表現されていました。この圧倒的な熱量があったからこそ、ファンは「もっとこの画で続きが見たい」と願い、それが転じて「終わってしまうのは打ち切りに違いない」という悲鳴のような噂になったのかもしれませんね。
今から『アサシンズプライド』を楽しむためのガイド
これから本作に触れる方、あるいは漫画版を読み返そうと思っている方に向けて、より深く楽しむためのポイントをまとめました。
- 漫画版を全巻揃える: 加藤よし江先生の画力は巻を追うごとに神がかっていくので、一気読みがおすすめです。アサシンズプライド コミック 全10巻セット
- アニメ版で声を脳内再生: アニメ版の声優陣(小野友樹さん、楠木ともりさん等)は非常にハマり役でした。アニメを視聴してから漫画を読み直すと、セリフがより鮮明に響きます。
- 原作小説で完結を見届ける: 漫画版は素晴らしい幕引きでしたが、物語の真の結末は小説にしかありません。二人の旅の終着点をぜひ見届けてください。
本作は、単なる「能力バトルもの」ではありません。「無才」と蔑まれた少女が、自分の存在を証明するために血の滲むような努力を重ね、それを「暗殺」という名目で支える教師との、歪で美しい愛の物語です。
アサシンズプライドの漫画は打ち切り?完結の真相と原作のその後まとめ
最後に改めて整理すると、漫画版『アサシンズプライド』は**「打ち切りではなく、物語の大きな節目で美しく完結した作品」**です。
5年という長い歳月をかけて、最高の作画で提供され続けた全10巻。それは、原作へのリスペクトに満ちた一つの完成された表現形態でした。もし、まだ10巻を読んでいないのであれば、ぜひ手に取ってみてください。そこには打ち切りという言葉とは無縁の、魂のこもったラストシーンが待っています。
作品が完結しても、クーファとメリダが歩んだ軌跡が色褪せることはありません。漫画、アニメ、そして原作小説。それぞれの媒体が持つ魅力を余すことなく堪能して、この「暗殺教師の矜持」に触れてみてください。
「先生……私、強くなれましたか?」
そんなメリダの声が聞こえてくるような、素晴らしい完結を私たちは忘れません。
次はぜひ、原作小説アサシンズプライド13 暗殺教師と深淵宴会 (ファンタジア文庫)で、物語の真のフィナーレを体験してみてくださいね。

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