ジョジョニウムは打ち切り?4部以降が出ない理由と全17巻で完結した真相を解説

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「ジョジョの奇妙な冒険を最高の画質と装丁で揃えたい!」

そんなファンの願いを形にしたはずの函装版『ジョジョニウム』。しかし、2015年に第3部の完結となる17巻が発売されて以来、第4部以降の音沙汰がパタリと途絶えてしまいました。

ネット上では「ジョジョニウムは打ち切りになったの?」「続きはもう出ないの?」という悲鳴にも似た疑問が絶えません。今回は、なぜジョジョニウムが3部で止まってしまったのか、その真相と現状、そして今から全巻揃えるべき魅力を徹底的に深掘りしていきます。


ジョジョニウムという「究極の愛蔵版」が目指したもの

そもそも『ジョジョニウム』とは何だったのか、改めて振り返ってみましょう。これは2013年から刊行が始まった、ジャンプコミックス(新書判)や文庫版とは一線を画す「完全版」としての立ち位置でした。

最大の特徴は、著者である荒木飛呂彦先生が、当時のキャラクターを「現在の絵柄」で描き下ろした表紙イラストです。第1部のジョナサンやディオが、最新のスタイリッシュな筆致で蘇る姿には、往年のファンも新しいファンも大きな衝撃を受けました。

さらに、連載当時のカラーページを完全再現し、巻末には荒木先生によるキャラクター誕生秘話インタビューを掲載。紙質も保存性に優れた上質なものが使われ、まさに「一生モノ」のコレクションとして企画されたのです。当初の予定では、第1期として1部から3部までを刊行するとなっており、ファンは当然その後の第2期(4部以降)を待ち望んでいました。


なぜ4部以降が出ない?打ち切り説が囁かれる4つの要因

17巻でピタッと止まってしまった現状を見ると、「打ち切り」という言葉が頭をよぎるのも無理はありません。公式から「中止」という明言はないものの、プロジェクトが凍結状態にある理由として、いくつかの現実的な要因が推測されます。

1. 荒木飛呂彦先生のハードスケジュール

ジョジョニウムの目玉は、描き下ろしイラストと詳細なインタビューでした。しかし、荒木先生は『ウルトラジャンプ』での連載を抱える超多忙な作家です。

過去のキャラクターを現在の解釈で描き直す作業は、単なる色塗りとはわけが違います。4部、5部と進むにつれてキャラクター数も膨大になり、すべての表紙を描き下ろし、さらに一点一点にインタビューを添えるのは、作者にとってあまりにも過酷なタスクになってしまったのではないかと考えられます。

2. 他の形態(文庫・総集編)との競合

『ジョジョ』という作品は、非常に多くの形態で出版されています。手軽に読めるジョジョの奇妙な冒険 文庫版、大迫力の雑誌サイズで楽しめるジョジョの奇妙な冒険 総集編、そしてデジタル版。

ジョジョニウムは1冊あたりの単価が約1,500円前後と高価だったため、ライト層は文庫版へ、熱狂的な層もすでに総集編などで満足してしまったという、市場の飽和状態が影響した可能性は否定できません。

3. 海外版との仕様のねじれ

実は海外では、ジョジョニウムと同じデザイン・サイズ感で4部や5部以降も発売され続けています。これを見て「日本でも出るはずだ!」と期待したファンも多かったのですが、海外版は日本版と仕様が異なります。

海外版はあくまで「ハードカバーの単行本」という位置づけであり、日本版のような「描き下ろし表紙」や「新規インタビュー」が含まれていない巻もあります。この「日本独自の豪華特典」が、かえって続刊のハードルを上げてしまったという皮肉な結果になっているのです。

4. 制作上のトラブルとコスト

初期の巻において、装丁のこだわりである「小口(ページの断面)の着色」が原因で、ページがくっついてしまうというトラブルが発生したことがありました。

こうした品質管理の難しさや、豪華な函装仕様による製造コストの高騰が、出版継続の判断に影響を与えたという見方もあります。ビジネスとして継続するための採算ラインが、非常にシビアだったのかもしれません。


今あえて「ジョジョニウム」を手に入れる価値はあるのか?

「3部で止まっているなら、集める意味がないのでは?」と思う方もいるかもしれません。しかし、それでもなお『ジョジョニウム』には、他の版にはない唯一無二の価値が存在します。

カラーページの圧倒的な美しさ

ジョジョの魅力といえば、その独特な色彩感覚です。通常の単行本や文庫版では白黒に変換されてしまうカラー原稿が、ジョジョニウムでは当時のままの鮮やかさで収録されています。大判サイズで見る「JOJO」の世界観は、美術館の図録を眺めているような没入感を与えてくれます。

キャラクター誕生秘話という聖典

巻末のインタビューこそが、ジョジョニウムの真の価値だというファンも多いです。荒木先生が「このキャラのスタンド能力はどうやって思いついたのか」「当時の自分は何を考えていたのか」を数ページにわたって語る内容は、作品をより深く理解するためのバイブルと言えます。これは現状、ジョジョニウム(またはその電子版)でしか読めない貴重なテキストです。

1〜3部という「黄金の完結」

物語の構成上、1部から3部は「ジョースター家とDIOの因縁」の第一決着編です。4部以降は舞台やテーマがガラリと変わるため、3部までを最高級の装丁で揃えておくことは、一つのコレクションとして非常に区切りが良いとも言えます。棚に並んだ17冊の重厚感は、所有欲をこれ以上なく満たしてくれます。


ジョジョニウムをこれから購入する際の注意点

もし、これからジョジョニウムを揃えようと考えているなら、いくつか知っておくべきポイントがあります。

  • 絶版による入手困難化:現在、多くの書店で新品の在庫がなくなっています。AmazonなどのECサイトや中古市場での入手がメインとなります。
  • 電子書籍版の存在:物理的な本にこだわらないのであれば、Kindleなどの電子書籍でもジョジョニウムの内容は購入可能です。描き下ろしイラストやインタビューも収録されているため、内容だけをチェックしたい方には最適です。
  • 海外版の逆輸入:どうしてもハードカバーで4部以降も並べたいという熱心なファンの中には、表紙デザインを合わせるために海外版のJoJo's Bizarre Adventure Hardcoverをあえて購入し、棚に並べている人もいます(中身は英語ですが)。

結論:ジョジョニウムは打ち切り?4部以降が出ない理由と全17巻で完結した真相を解説

現状を整理すると、ジョジョニウムが4部以降へ続かないのは、公式な「打ち切り」宣言はないものの、作者の負担や制作コスト、そして市場ニーズの分散といった複数の要因が重なった結果の「事実上のプロジェクト終了」と言えます。

しかし、第1部から第3部までの全17巻は、間違いなく『ジョジョ』という作品が持つ芸術性を最大限に引き出した最高傑作の書籍です。荒木先生の現在のタッチで描かれたDIOや承太郎、そして深く語られる創作の裏側は、ファンであれば一度は目を通しておくべき内容です。

「続きが出ないから買わない」のではなく、「1〜3部の決定版がここにある」と捉えるのが、今のジョジョニウムの楽しみ方と言えるでしょう。もし、あなたがジョースター家の始まりの物語を、最も美しい形で手元に残したいと願うなら、ジョジョニウムは今からでも手に入れる価値がある一冊です。

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