「スノードロップ」という言葉を検索すると、なぜか「打ち切り」という不穏なワードがセットで出てくることに驚いた方も多いのではないでしょうか。
これから視聴しようと思っている方や、物語の結末が気になっている方にとって、作品が途中で終わってしまっているのかどうかは死活問題ですよね。特に韓国ドラマ版は、放送当時に国を揺るがすほどの大きな騒動に発展した経緯があります。
今回は、そんな「スノードロップ」にまつわる打ち切りの噂の真相を、韓国ドラマ、日本の最新ドラマ、そして漫画作品の3つの視点から徹底的に紐解いていきます。
結論:韓国ドラマ『スノードロップ』は打ち切りにならず完結している
まず最も多くの人が気になっているであろう、BLACKPINKのジスさんと俳優チョン・ヘインさん主演の韓国ドラマ『スノードロップ』についてお伝えします。
結論から言うと、このドラマは打ち切りにはなっていません。 全16話、予定されていたストーリーはすべて放送され、物語としてもしっかりと完結を迎えています。
それなのに、なぜこれほどまでに「打ち切り」という言葉が定着してしまったのでしょうか。それは、放送開始直後に韓国国内で起きた、前代未聞の「放送中止運動」が原因です。
当時、韓国の大統領府(青瓦台)が運営する国民請願掲示板には、このドラマの放送中止を求める署名が殺到しました。その数はわずか数日で30万人を超え、社会現象と言えるほどの批判にさらされたのです。
「30万人以上の国民がNOを突きつけているのだから、当然打ち切りになるだろう」という憶測がSNSやニュースを通じて世界中に広まり、結果として「スノードロップ=打ち切り」というイメージが強く残ることになりました。
韓国で30万人が反対した「炎上理由」と歴史的背景
なぜ、これほどまでに激しい反発が起きたのか。その理由は、韓国の近代史における非常にデリケートな「歴史歪曲(わいきょく)」疑惑にありました。
この物語の舞台は、1987年のソウルです。1987年といえば、韓国において民主化運動が激化し、独裁政権から民主主義へと移行する極めて重要な、そして多くの血が流れた時代です。
批判の矢面に立たされたのは、主に以下の2点でした。
一つ目は、主人公のスパイ設定です。チョン・ヘインさん演じる主人公が「民主化運動家に扮した北朝鮮のスパイ」であるという設定が、当時の軍事政権が運動家を弾圧するために利用した「彼らは北のスパイだ」という不当なレッテル貼りを正当化しかねない、と危惧されたのです。
二つ目は、当時の国家安全企画部(安企部)の描き方です。安企部は実際、民主化を求める学生や市民を厳しく弾圧し、拷問を行っていた組織です。その組織の職員が、ドラマの中で「職務に忠実な正義感ある人物」として美化されているのではないか、という指摘が相次ぎました。
こうした歴史的な傷跡に触れる内容であったため、多くの視聴者が「犠牲になった人々への侮辱だ」と感じ、スポンサー企業も次々と撤退する異例の事態となったのです。
しかし、制作側は「これは権力者たちの政治的工作を描く物語であり、民主化運動そのものを扱うものではない」と説明。最終的には裁判所も放送禁止の仮処分を却下し、放送は継続されました。
最新の日本ドラマ『スノードロップの初恋』に打ち切りはあった?
次に、2024年に放送された宮世琉弥さん主演の日本ドラマ『スノードロップの初恋』についても触れておきましょう。
こちらの作品に関しても、打ち切りという事実は一切ありません。 全10話(放送局による)の放送枠を使い切り、物語は非常に美しく、そして切ないフィナーレを迎えました。
この作品で「打ち切り」という言葉が連想された理由は、おそらく物語のテーマそのものにあります。死神である主人公・朔弥が、ヒロインの奈雪と出会い、限られた時間の中で「生と死」に向き合うファンタジー・ラブストーリーです。
物語の性質上、最終回に向けて主人公が消えてしまう、あるいは別れが訪れるという展開は避けられません。その「突然の別れ」や「喪失感」が、視聴者の間で「もっと続きが見たかった」「急に終わってしまった」という感情を生み、打ち切りのような感覚を抱かせた可能性があります。
また、深夜枠や30分枠などの短いドラマ構成は、一般的な1時間ドラマに比べて展開が速く感じられるため、完結したにもかかわらず「打ち切りだったの?」と勘違いして検索する層が一定数いたようです。
漫画版『スノードロップ』の連載終了と噂の関連性
「スノードロップ」というタイトルは非常に人気があり、過去にはいくつかの漫画作品も世に出ています。
代表的なものでは、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の原作者としても知られる海野つなみ先生の『スノードロップ』などがあります。これらの漫画作品において、ネガティブな理由による打ち切りの記録は確認できません。
多くの場合、作者の意図したタイミングで完結を迎えていますが、なぜか「漫画 スノードロップ 打ち切り」という検索も行われています。これには2つの理由が考えられます。
一つは、やはり前述した韓国ドラマ版の騒動があまりにインパクトが強かったため、タイトルが同じ漫画作品にもその負のイメージが波及してしまったこと。
もう一つは、雑誌の休刊や移籍、連載の間隔が空いたことなど、読者が「続きを追えなくなった」タイミングで「打ち切りになったのでは?」と推測してしまう漫画界隈特有の現象です。しかし、実際にはコミックスとして綺麗に完結しているものがほとんどですので、安心して手に取ってみてください。
スノードロップという作品が持つ「本当の魅力」
打ち切りの噂ばかりが先行してしまった『スノードロップ』ですが、作品そのもののクオリティは非常に高いことで知られています。
韓国ドラマ版に関しては、映像美が映画レベルで美しく、1980年代のレトロなソウルの雰囲気が見事に再現されています。BLACKPINKのジスさんの繊細な演技と、チョン・ヘインさんの切ない表情は、多くの視聴者を虜にしました。
政治的な背景やスリリングな展開の中に、純粋すぎる二人の愛が描かれる構成は、一度見始めると止まらない魅力があります。騒動を知った上で視聴すると、制作側が伝えたかった「時代の波に翻弄される個人の悲劇」がより深く理解できるかもしれません。
日本ドラマ版の『スノードロップの初恋』も、死神という非現実的な存在を通して「今を生きることの尊さ」を教えてくれる温かい作品です。宮世琉弥さんのミステリアスな魅力が炸裂しており、現代の日本におけるファンタジー・ラブコメディとして質の高い仕上がりになっています。
もし、これらの作品をより良い環境で楽しみたいのであれば、最新の視聴デバイスを活用するのも一つの手です。
大画面でその映像美を堪能するならfire tv stickを使えば、動画配信サービスの美しい映像を自宅のテレビで簡単に再生できます。また、外出先でじっくり没入したい方にはipad miniのようなタブレット端末が、ドラマ視聴には最適なサイズ感でおすすめです。
まとめ:スノードロップは打ち切りなの?韓国ドラマの炎上理由や日本漫画・最新ドラマの結末も解説
「スノードロップ」にまつわる打ち切りの噂を整理してきましたが、いかがでしたでしょうか。
結局のところ、どの『スノードロップ』も不当な打ち切りによって物語が立ち消えたわけではありません。
韓国ドラマ版については、歴史的な背景からくる国民的な批判という大きな壁にぶつかりましたが、放送局は表現の自由と作品の意図を守り抜き、最後まで描き切りました。日本版ドラマについても、死神との恋という切ない設定ゆえの幕引きであり、打ち切りとは無縁の完結です。
「打ち切り」という言葉に惑わされて、これらの名作を食わず嫌いしてしまうのは非常にもったいないことです。
韓国版の重厚な人間ドラマに涙するもよし、日本版のピュアな初恋に胸をときめかせるもよし、あるいは漫画版の繊細な世界観に浸るもよし。どの作品も、一度触れれば「打ち切り」という噂を忘れるほどの情熱が込められていることがわかるはずです。
もしこれから視聴を始めるなら、騒動の背景を知ることで、より深く物語のメッセージを受け取ることができるでしょう。ぜひ、自分なりの視点で「スノードロップ」の結末を見届けてみてください。

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