「ハワイの青い海、派手なアクション、そして『オハナ(家族)』の絆」。
2010年の放送開始から10年もの間、世界中のファンを熱狂させてきた海外ドラマ『Hawaii Five-0(ハワイ ファイブ オー)』。突然の終了発表に「えっ、打ち切りなの?」とショックを受けた方も多いはずです。
なぜこれほどの名作が、シーズン10という節目のタイミングで幕を閉じることになったのか。そこには主演俳優の切実な事情や、ハリウッドを揺るがした契約交渉の裏側がありました。
今回は、多くのファンが気になっている「打ち切りの本当の理由」から、過去の降板騒動、そして物語のその後まで、どこよりも詳しく解説していきます。これを読めば、あなたの心の中のモヤモヤもきっと晴れるはずですよ。
決定的な理由は主演アレックス・オロックリンの肉体的限界
まず結論からお伝えしましょう。本作が終了した最大の理由は、スティーヴ・マクギャレット役を務めた主演のアレックス・オロックリンが、これ以上の撮影続行は不可能だと判断したためです。
実は、アレックスはシリーズの中盤あたりから深刻な背中の負傷に悩まされていました。アクションシーンの多い本作において、彼はスタントを自らこなすことも多く、その代償として椎間板ヘルニアを患ってしまったのです。
彼は以前からインタビューで「シーズン10が自分の限界になるだろう」と公言していました。激しい痛みをこらえながら撮影を続ける日々は、想像以上に過酷なものだったのでしょう。
制作サイドであるCBSネットワークは、ドラマの人気が依然として高かったため、大幅な昇給という最高の条件を提示してシーズン11への更新を打診しました。しかし、アレックスは「これ以上、自分の体と家族を犠牲にはできない」と、そのオファーを断る決断をしました。
相棒であるダニー(ダノ)役のスコット・カーンも、「アレックスがいないHawaii Five-0は考えられない」と同じタイミングで身を引く意向を示したといいます。こうして、二人のリーダーが去ることで、番組は歴史に幕を下ろすことになったのです。
衝撃を与えたチンとコノの降板騒動と「給与格差」の壁
シリーズを語る上で避けて通れないのが、シーズン7のラストで起きたチン(ダニエル・デイ・キム)とコノ(グレイス・パーク)の電撃降板です。
物語の初期から「オハナ」として愛されてきた二人が同時に番組を去ったことは、多くのファンに衝撃を与えました。この騒動の裏には、ハリウッドにおける根深い「給与格差問題」がありました。
当時、ダニエルとグレイスの二人は、白人主演俳優であるアレックスやスコットと同等の出演料を求めて交渉に臨みました。しかし、制作側との溝は埋まらず、提示された金額は主演二人よりも10%〜15%低いものだったと報じられています。
「アジア系俳優としての誇りと平等」を求めた二人は、妥協することなく降板を選択しました。この出来事は当時、アメリカのエンタメ業界全体を巻き込む大きな議論へと発展しました。
その後、番組には新キャラクターが加わり、新しい風が吹き込みましたが、初期メンバーがバラバラになってしまった悲しみは、打ち切りが決まるその日までファンの心に残り続けていたのかもしれません。
制作陣が模索した「シーズン11以降」の継続案
実は、制作総指揮のピーター・レンコフは、主演二人が抜けた後もドラマを継続させる可能性を最後まで探っていました。
具体的には、シーズン10の終盤に登場した新キャラクター、リンカーン・コール(ランス・グロス)を新しいリーダーに据えて、メンバーを再編成するプランがあったといいます。いわば「新世代のHawaii Five-0」としてリブートするような形ですね。
しかし、CBSはこの案を最終的に却下しました。理由はシンプルで、「スティーヴとダノがいないFive-0に、ファンがついてくる保証がない」と判断したからです。
10年という長い歳月を経て、視聴者にとってこのドラマは単なる刑事ドラマではなく、あの二人の掛け合い(通称:夫婦喧嘩)そのものになっていたのです。強引に継続させて作品の価値を落とすよりも、最高の状態で幕を閉じる。それは、制作陣によるファンへの最後のリスペクトだったのかもしれません。
最終回はどうなった?スティーヴが選んだ旅立ちの結末
迎えたシーズン10の最終回(第240話)。これまでの10年間を締めくくるにふさわしい、エモーショナルなエピソードとなりました。
スティーヴは長年追い続けてきた「父が残した謎」に終止符を打ち、同時に自分自身の心の平穏を見つけるために、一度ハワイを離れる決意をします。空港のベンチで一人座るスティーヴの前に現れたのは、かつての恋人キャサリンでした。
二人が並んで飛行機に乗り込み、新しい一歩を踏み出す予感を感じさせるラストシーン。これまで戦い続けてきたスティーヴが、ようやく銃を置き、一人の人間として自由になる姿に、多くのファンが涙しました。
「打ち切り」という言葉から連想されるような中途半端な終わり方ではなく、しっかりと物語を完結させたことで、ファンからは「寂しいけれど、納得のいくエンディングだった」という声が多く寄せられました。
ドラマ終了後のキャストたちの現在は?
番組が終了した後、キャストたちはそれぞれの道を歩んでいます。
アレックス・オロックリンは、しばらくの間、俳優業を休んで体の治療と家族との時間に専念していました。最近では監督業への意欲も見せており、表舞台への復帰が待ち望まれています。
スコット・カーンは、得意の脚本執筆や舞台での活動を続けています。彼らしいマイペースな活動スタイルは相変わらずのようです。
一方で、降板したダニエル・デイ・キムは、プロデューサーとしても大成功を収めています。大ヒットドラマ『グッド・ドクター 名医の条件』の製作に携わるなど、ハリウッドで最も影響力のあるアジア系俳優の一人として活躍を続けています。
彼らが歩む新しい道を知ることも、ファンにとっては一つの救いになりますね。
アロハ・バースは終わらない!他作品でのサプライズ登場
番組自体は終了してしまいましたが、Hawaii Five-0の世界観(通称:アロハ・バース)は今も生き続けています。
同じピーター・レンコフが手掛ける『私立探偵マグナム』などの作品では、Five-0のメンバーがゲスト出演したり、名前が登場したりすることがあります。
例えば、情報屋のカマコナや、火薬の専門家ドゥー・ホ・ケリー、さらにはアダムやカツモト刑事などが、ドラマの枠を超えてハワイの街で活躍する姿を見ることができます。
「もう二度と彼らに会えない」わけではなく、同じ世界線の中で彼らは今もどこかで事件を解決している。そう思うと、少しだけ寂しさが和らぎませんか?
過去のシーズンを振り返るならHawaii Five-0がおすすめ
もし、この記事を読んで「もう一度最初からオハナの絆を確かめたい」と思ったら、DVDやブルーレイ、あるいは配信サービスで全話を一気に振り返るのが一番です。
初期の若々しいスティーヴとダノの出会い、チンとコノの活躍、そして徐々に深まっていくチームの絆。シーズン1から見直すと、最終回での別れがより一層深いものに感じられるはずです。
Hawaii Five-0のコンプリートBOXなどは、ファンなら手元に置いておきたい永久保存版のアイテムと言えるでしょう。
特にシーズン1からシーズン7までの黄金期は、何度見ても飽きない名作エピソードの宝庫です。ハワイの美しい景色と共に、彼らの戦いをもう一度目に焼き付けてください。
Hawaii Five-0打ち切りの理由は?降板騒動の真実と最終回のその後を徹底解説!:まとめ
いかがでしたでしょうか。
本作の終了は、決して不人気によるものではなく、主演俳優の健康を守るため、そして作品のクオリティを最後まで保つための、前向きな「決断」だったことがお分かりいただけたかと思います。
- アレックス・オロックリンの怪我による限界が最大の要因
- 契約更新よりもキャストの意思と作品の質を優先した
- 初期メンバーの降板劇は「平等」を求めた結果だった
- 最終回はスティーヴの新しい人生を祝福する完璧な幕引き
10年間、私たちに勇気と感動を与えてくれた『Hawaii Five-0』。番組は終わってしまいましたが、彼らが教えてくれた「オハナ」の精神は、これからもファンの心の中で生き続けていくことでしょう。
ハワイの空の下、今もどこかでブルーのシボレー・カマロが爆走している……そんな想像を膨らませながら、またいつか彼らに会える日を楽しみに待ちたいですね。
アロハ、そしてマハロ!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。この記事が、あなたの海外ドラマライフをより豊かにするヒントになれば幸いです。
他にも気になる海外ドラマの裏話や最新情報があれば、ぜひチェックしてみてくださいね。

コメント