「バキシリーズ」の中でも、圧倒的なカリスマ性を誇る「日本一の喧嘩師」こと花山薫。彼の規格外の生き様を描いたスピンオフ作品が『バキ外伝 疵面-スカーフェイス-』です。
しかし、多くのファンを悩ませているのが「物語が途中で止まったまま動かない」という現実。本屋の棚を探しても、ネットで検索しても、最新刊の情報が何年も更新されていないことに「もしかして打ち切りになったの?」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
今回は、ファンが最も気になっている『バキ外伝 疵面-スカーフェイス-』の現状と、なぜ連載が止まっているのか、そして今後続きが読める可能性はあるのかについて、徹底的に掘り下げていきます。
「打ち切り」ではないが「事実上の休載状態」が続く現状
まず、最も重要な結論からお伝えします。本作は公式に「打ち切り」と発表されたことは一度もありません。しかし、単行本の続刊が何年も途絶えており、掲載誌での音沙汰もないことから、事実上の長期休載状態にあるというのが正確なところです。
物語は、花山薫と謎の武装集団、そして最凶の敵であるグランドマスターとの抗争が激化し、まさに「これからが本番」という盛り上がりを見せたところで止まっています。
読者からすれば「あんなに熱い展開の途中で終わるはずがない」という期待がある一方で、数年単位で音沙汰がないために「打ち切り」という言葉が一人歩きしてしまったようです。
もし、改めて花山薫の圧倒的なパワーを最初から振り返りたいという方は、現在発売されているバキ外伝 疵面-スカーフェイス-をチェックしてみてください。今読み返しても、その迫力は一切色褪せていません。
なぜ続きが描かれない?未完となっている背景を考察
なぜこれほどまでに面白い作品が、未完のまま止まってしまっているのでしょうか。そこには、漫画制作におけるいくつかの複雑な事情が絡んでいると推測されます。
一つは、作画を担当されている山内雪奈生先生のスケジュールや状況です。山内先生は本作以外にも、学生時代の花山を描いた『バキ外伝 創面(きずづら)』などの執筆も手掛けていました。緻密で迫力のある作画は非常にエネルギーを消耗するものであり、板垣恵介先生の原作監修とのタイミング調整が難しくなっている可能性が考えられます。
二つ目は、掲載媒体の移動です。本作は『週刊少年チャンピオン』から始まり、『チャンピオンRED』、そして『別冊少年チャンピオン』へと掲載の場を移してきました。移籍を繰り返す中で、連載のペースが不定期になり、結果として長期の沈黙に入ってしまったという経緯があります。
三つ目は、本編である「刃牙シリーズ」との兼ね合いです。本編でも花山薫は主要キャラクターとして常に最前線で戦っています。本編でのキャラクター描写や時間軸との整合性を保つために、外伝側のストーリー展開を慎重にコントロールしているうちに、再開のタイミングを逸してしまったという見方もできます。
単行本8巻の続きは存在するのか?
現在、一般的に手に入る単行本は8巻までとなっていますが、実は「8巻の続き」となるエピソードは過去に雑誌で数回掲載されたことがあります。
しかし、それらの話数は単行本1冊分(通常10話前後)に満たないボリュームであったため、コミックスとしてまとめられることがないまま、雑誌のバックナンバーの中に眠っている状態です。
この「単行本未収録エピソード」の存在が、ファンの間で「続きがあるはずだ」という希望の光となっている反面、手軽に読む手段がないことが「打ち切り説」を補強する皮肉な結果となっています。
もし、これから初めてこのシリーズに触れるという方は、あわせて花山薫の別の側面が見られるバキ外伝 創面も手に取ってみることをおすすめします。こちらは全3巻で綺麗に完結しているため、モヤモヤせずに彼の魅力を堪能できます。
今後の再開の可能性とファンが期待できること
では、今後『スカーフェイス』が再開される可能性はゼロなのでしょうか。
格闘漫画の金字塔である「刃牙シリーズ」は、現在も『刃牙らへん』として連載が続いており、アニメ化も世界的な成功を収めています。シリーズ全体の熱量は衰えるどころか、むしろ高まっていると言えるでしょう。
過去の例を見ても、数年の沈黙を経て突如として読み切りが掲載されたり、新装版の発売に合わせて連載が再開されたりするケースは珍しくありません。特に花山薫は、作者の板垣先生自身も「最も気に入っているキャラクターの一人」と公言しているほどです。
再開のきっかけとして考えられるのは、以下のようなタイミングです。
- アニメ版で花山薫の活躍がクローズアップされる時期
- 「刃牙シリーズ」の周年記念プロジェクト
- 山内先生による新装版の刊行タイミング
これらのような動きがあれば、止まっていた時計の針が再び動き出すかもしれません。
花山薫という男の魅力を再確認する
物語が止まっている間も、花山薫の魅力が色褪せることはありません。握力だけで500円玉を曲げ、素手で巨大な鮫を屠り、一切の駆け引きなしで真っ向から拳を叩き込む。その「侠(おとこ)」としての姿は、多くの読者のバイブルとなっています。
『スカーフェイス』は、そんな花山の「強さ」だけでなく、彼を取り巻く人々との絆や、裏社会での圧倒的な存在感をより深く掘り下げた名作です。だからこそ、未完であることを嘆くよりも、今ある物語を改めて読み解き、その魂を感じ取ることがファンとしての楽しみ方と言えるかもしれません。
もし、あなたの本棚にまだ彼の勇姿がないのであれば、バキ外伝 疵面-スカーフェイス-を揃えて、いつか来るべき再開の日に備えておくのも悪くないでしょう。
まとめ:バキ外伝スカーフェイスは打ち切り?未完の理由や現在の状況、再開の可能性を徹底解説
ここまで、『バキ外伝 疵面-スカーフェイス-』の現状について詳しく見てきました。
改めてまとめると、本作は公式に「打ち切り」になったわけではなく、あくまで「長期休載」という状態にあります。未完となっている背景には、掲載誌の移籍や制作スケジュールの都合など、様々な要因が推測されますが、物語自体のクオリティや人気が否定されたわけではありません。
現在も多くのファンが続きを熱望しており、シリーズ全体の盛り上がりを見れば、いつか何らかの形で「レックス編」の結末が描かれる可能性は十分にあります。
「バキ外伝スカーフェイスは打ち切り?未完の理由や現在の状況、再開の可能性を徹底解説」というテーマでお届けしてきましたが、花山薫の伝説はまだ終わっていません。彼が再び拳を握り、最強の敵と対峙するその日まで、過去のエピソードを読み返しながら、静かにその時を待ちましょう。
次の一歩として、まずは手元にある単行本を読み返し、花山薫の圧倒的な「侠気」を再チャージしてみてはいかがでしょうか。

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