「ハリー・ポッター」魔法ワールドの新たな1ページとして幕を開けた「ファンタスティック・ビースト」シリーズ。当初は全5部作という壮大なスケールで語られる予定でしたが、第3作『ダンブルドアの秘密』の公開以降、続編に関する音沙汰がパタリと止まってしまいました。
「ファンタビって打ち切りなの?」「ニュートの物語はもう見られないの?」と不安に思っている方も多いはず。ネット掲示板のなんJやSNSでも、その「制作中断」の噂は絶えず議論の的になっています。
今回は、2026年現在の最新状況をアップデートしつつ、なぜ5部作構想がストップしてしまったのか、その裏側にある事情となんJでのシビアな反応を深掘りしていきます。
公式の回答は「打ち切り」ではなく「無期限の凍結」
まず最初に、最も気になる「公式発表」について整理しておきましょう。結論から言うと、ワーナー・ブラザース側から「打ち切り」という明確な言葉が使われたことは一度もありません。しかし、現場からの声を聞く限り、状況はかなり厳しいと言わざるを得ません。
第3作まで監督を務めたデヴィッド・イェーツ氏は、インタビューで「シリーズは現在、パーク(一時停止)状態にある」と語っています。これは、映画業界でよく使われる「企画自体は存在するが、今は動かしていない」という状態を指します。
主演のニュート役、エディ・レッドメインも、2024年から2026年にかけての取材で「ニュートとしての旅は、おそらく終わったと思う」と寂しげに回答しています。キャスト陣に新作の打診が全く届いていない現状を見ると、実質的にはプロジェクトが止まっていると考えるのが自然です。
現在、ワーナーは「魔法ワールド」の総力をあげて、ハリー・ポッターの新ドラマシリーズ制作に注力しています。リソースがそちらに割かれている以上、ファンタビの優先順位が極端に下がってしまったのが今のリアルな立ち位置です。
なぜ5部作のはずが3作目で止まったのか?4つの深刻な理由
当初の予定通りに進まなかった背景には、制作側も予想だにしなかった複数のトラブルや環境の変化が重なっています。主な要因を4つの視点で紐解いていきましょう。
1. 興行収入の右肩下がりという現実
映画ビジネスにおいて、数字は絶対です。第1作『魔法使いの旅』は約8.1億ドルという大ヒットを記録しましたが、第2作は約6.5億ドル、そして第3作は約4.0億ドルと、公開を重ねるごとに数字を落としていきました。
特に第3作は、コロナ禍の影響があったとはいえ、巨大な製作費を回収するには物足りない結果となりました。この収益性の低下が、経営陣に「続編制作」のゴーサインを躊躇させる最大の要因となったのは間違いありません。
2. 俳優陣を巡る相次ぐスキャンダル
シリーズを継続する上で、キャストの不祥事は大きな足かせとなりました。
- グリンデルバルド役のジョニー・デップの降板と代役交代劇。
- クリーデンス役のエズラ・ミラーによる度重なる逮捕や不適切行動。作品の内容とは関係のない部分でネガティブなニュースが先行してしまい、プロモーションの勢いが削がれてしまったのは否めません。
3. 原作者J.K.ローリングの炎上
映画の脚本も手掛ける原作者のJ.K.ローリング氏が、SNSでの発言をきっかけに一部のファンから批判を浴びる事態となりました。これにより「作品を純粋に楽しめなくなった」という層が一定数現れ、ブランドイメージに少なからず影響を与えました。
4. ターゲット層のボヤけとストーリーの迷走
第1作は、可愛い魔法動物たちが大暴れする「動物学者ニュートの物語」としてファミリー層からも支持されました。しかし、第2作目以降は、ダンブルドアとグリンデルバルドの「大人の政治闘争」へと軸足が移っていきます。
複雑化する人間関係と暗いトーンの物語は、子供たちの興味をそぎ、古参のハリポタファンからも「もっと魔法動物が見たいのに」という不満を招く結果となってしまいました。
なんJやネット掲示板でのリアルな評価と反応
辛口な意見が集まるネット掲示板「なんJ」では、ファンタビシリーズに対してどのような評価が下されているのでしょうか。スレッドを覗くと、非常に興味深い意見が飛び交っています。
「ニュートのキャラ設定は最高だった」
なんJ民からも、主人公ニュートへの評価は高いです。「戦うのが苦手だけど優しい」「魔法動物への愛が深い」という、従来のヒーロー像とは違うキャラクターが愛されていたことは間違いありません。だからこそ、「彼が主役なのに、後半はダンブルドアに目立ちすぎた」という構成への不満が多く見受けられます。
「グリンデルバルドの配役問題」
ジョニー・デップからマッツ・ミケルセンへの交代についても、激しい議論がありました。「ジョニデのカリスマ性は捨てがたいが、マッツの理知的な悪役っぷりも素晴らしい」という、マッツ版を支持する声も意外に多いです。ただ、「頻繁な配役変更が物語の没入感を削いだ」という点では意見が一致しています。
「完結させてくれれば文句はない」
一番多い意見は「中途半端に終わるのが一番困る」というものです。ダンブルドアとグリンデルバルドの伝説の決闘(1945年)まで描くと公言されていたため、「そこだけは、たとえ配信限定でもいいから映像化してほしい」という切実な願いが多くのユーザーから発せられています。
ドラマ版『ハリー・ポッター』の始動がトドメになった?
現在、ワーナーが注力している最大プロジェクトは、ハリー・ポッター原作全7巻を10年かけてドラマ化する企画です。このドラマ版は、HBO Max(現Max)の目玉コンテンツとして、映画版以上に細かく原作を描くと言われています。
このプロジェクトの始動は、ファンタビシリーズにとって「実質的な終止符」に近い意味を持ちます。同じ魔法ワールドの物語を複数並走させるのは、ブランドを薄めるリスクがあるからです。
ワーナーの経営層としては、興行収入が下降気味の映画シリーズを無理に続けるよりも、世界中で確実に視聴数が見込める「ハリー・ポッター本編の再構築」に賭ける方が、ビジネス的に合理的であると判断したのでしょう。
今後、ファンタビの続きが見られる可能性はあるか
「5作目の中止」が確定したわけではありませんが、映画館での劇場公開という形での復活は、現時点では極めて困難です。しかし、ファンのために物語を完結させるルートがゼロになったわけではありません。
考えられるシナリオはいくつかあります。
- Max(配信サービス)限定のスペシャル長編映画として制作する。
- 実写ではなく、クオリティの高いアニメーション作品として完結させる。
- 映画ではなく、ハリー・ポッターの書籍や設定資料集といった形で、4作目・5作目のプロットを公開する。
特に、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を含む世界各地のパークで、ファンタビの要素を取り入れた新エリアやアトラクションが展開されています。IP(知的財産)としての価値は死んでいないため、何らかの形で「物語の結末」を提示する必要性は、ワーナー側も感じているはずです。
ファンタビは打ち切り?5作目中止の理由となんJの反応、2026年最新情報を徹底解説
ここまで、ファンタビシリーズの現状と、取り巻く環境について詳しく見てきました。
2026年現在、ファンタビが「打ち切り」の状態にあることはほぼ間違いありませんが、それは公式に葬られたわけではなく、「魔法ワールド」という巨大な流れの中で、今は別の物語(ドラマ版ハリポタ)に席を譲っている状態です。
ニュート・スキャマンダーという魅力的なキャラクターと、彼が愛した魔法動物たちの物語。そして、ダンブルドアとグリンデルバルドの宿命の対決。これらが完全な未完のまま放置されるのは、ファンとしても非常に心苦しいものです。
いつか別の形でも良いので、ニュートがトランクを持って再び画面に現れる日が来ることを願いつつ、今は現在進行中の新プロジェクトを見守るのが、魔法ワールドを楽しむ最善の方法かもしれません。
もし、これまでの冒険をもう一度振り返りたいのであれば、改めてファンタスティック・ビーストのブルーレイや配信をチェックして、隠された伏線を探してみるのもおすすめですよ。

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