「新婚生活、幸せすぎて逆に怖い……」
そんな贅沢すぎる悩みを抱える主人公の姿に、思わずクスッとしたり、共感したり。集英社の「グランドジャンプ」で連載されていた漫画『マリッジグレー』は、多くの読者に「究極の癒やし」を与えてくれた名作です。
しかし、連載が終了した際、ネット上では「もしかして打ち切りなの?」という声が一部で上がりました。全7巻という、青年誌の連載としては比較的コンパクトな巻数で幕を閉じたことが、ファンの間でざわつきを生んだのかもしれません。
今回は、マリッジグレーを愛する筆者が、完結の真相から最終回の結末、そして読者から寄せられたリアルな評価まで、気になるポイントをまるごと掘り下げてお届けします。
マリッジグレーが「打ち切り」と噂されたのはなぜ?
まず、一番気になる「打ち切り説」の真相からお話ししましょう。
結論から言うと、本作は決して打ち切りではありません。物語として非常に区切りの良い、いわゆる「円満完結」を迎えています。2024年10月に発売された「グランドジャンプ」22号で最終回を迎え、同年12月には最終巻となる第7巻が発売されました。
では、なぜ「打ち切り」なんて不穏なワードが検索されてしまったのでしょうか。それにはいくつか理由が考えられます。
一つは、先ほども触れた「巻数」の問題です。青年漫画誌のラブコメ作品は、人気が出ると10巻、15巻と長く続くケースが珍しくありません。その中で全7巻で完結したことで、「もっと続いてほしかった」という読者の惜しむ声が、いつの間にか「早すぎる終了=打ち切り?」という疑問に変わってしまったようです。
もう一つの理由は、タイトルの類似性です。過去に他誌で連載されていた『マリーグレイヴ(Marry Grave)』という作品が、物語の途中で打ち切りに近い形で終わってしまったことがありました。検索エンジンで「マリッジ」や「グレー」といったキーワードを入力すると、過去の情報の断片が混ざり合い、勘違いを引き起こしてしまった可能性が高いと言えます。
さらに、物語中盤の展開も影響しているかもしれません。4巻から5巻あたりにかけて、主人公夫婦以外のサブキャラクターたちのエピソードが増えた時期がありました。この「本筋から少し逸れた期間」を、読者によっては「ネタ切れ」や「失速」と捉えてしまい、その後の完結を「打ち切り」と結びつけてしまったのかもしれませんね。
しかし、実際に最後まで読み通せば、それが大きな誤解であることはすぐに分かります。作者の轍平先生が描きたかった「夫婦の絆」が、しっかりと着地点を見つけて完結しているからです。
そもそも「マリッジグレー」ってどういう意味?
作品を深く知るために、あらためてこの独特なタイトルについても触れておきましょう。
一般的に、結婚を控えた時期に不安になることを「マリッジブルー」と言いますよね。でも、本作の主人公・土岡直継(つちおかなつぐ)が陥っているのは、それとは少し違います。
直継は、自分を「超低スペック」だと思い込んでいる中年男性。一方で、妻の憙乃(よしの)は、誰もが振り返るほどの超絶美女で、しかも料理も家事も完璧。そんな最高すぎる妻に「なぜ自分みたいな男が選ばれたのか?」と、幸せの絶頂にいながらも常に「疑念」と「不安」に苛まれているんです。
幸せなはずなのに、心の色は晴天のブルーではなく、どこか曇り空のような「グレー」。この「幸せすぎて信じられない」という歪んだ新婚生活の心理描写こそが、本作の最大の特徴であり、タイトルの由来となっています。
最終回(第7巻)の結末はどうなった?二人の愛の行方
さて、気になる最終回の内容についてです。これからマリッジグレー 7巻を読もうと思っている方のために、大きなネタバレを避けつつ、その読後感をお伝えしますね。
最終巻では、これまでの「勘違い」や「すれ違い」が、一つの集大成として描かれます。
直継は相変わらず、憙乃さんの圧倒的な愛情表現に対して「え、これどういう意味? 罠?」と脳内会議を繰り広げていますが、物語の終盤では大きな変化が見られます。それは、彼が「憙乃の友人」と対面するエピソードです。
これまでは夫婦二人だけの世界、あるいは職場の狭い人間関係の中ですれ違っていましたが、妻のルーツや交友関係に触れることで、直継はようやく「彼女がなぜ自分を選んだのか」という理由の核心に近づいていきます。
最終回は、まさに「大団円」という言葉がぴったりな、多幸感あふれる終わり方でした。無理やり物語を畳んだような急ぎ足感はなく、読者が一番見たかった「心から結ばれた二人の姿」が丁寧に描かれています。
読み終わった後、きっとあなたも「この二人は、この先もずっとこうやってドタバタしながら幸せに暮らしていくんだろうな」と、温かい気持ちになれるはずですよ。
読者からの評価:マリッジグレーはここが凄かった!
連載中から完結に至るまで、読者からは非常に高い支持を得ていた本作。具体的にどのようなポイントが評価されていたのか、整理してみました。
1. 誰も不幸にならない、究極の安心感
最近の青年誌では、不倫、離婚、略奪といったドロドロした展開を売りにする漫画も多いですよね。そんな中でマリッジグレーは、徹底して「純愛」を貫きました。
「今日は疲れたから、嫌な気持ちにならない漫画を読みたい」という読者のニーズに、これ以上ないほどマッチしていたんです。
2. ヒロイン・憙乃(よしの)のキャラクター性
とにかく奥さんの憙乃さんが可愛い。これは全読者の一致した意見でしょう。
彼女はただ美しいだけでなく、夫の直継に対して「重すぎる」ほどの愛を持っています。彼女が夫のために空回りしたり、時には少しエッチな誘惑を仕掛けたりする姿は、男性読者にとっては理想の権化、女性読者にとっては「こんなに一途になれたらいいな」と思わせる魅力がありました。
3. 「自己肯定感」という現代的なテーマ
直継の悩みは、端から見れば「贅沢な悩み」に見えます。でも、自分に自信が持てない人にとっては、あまりにも身につまされる話なんです。「自分なんかが、こんなに幸せでいいはずがない」という心理は、現代社会を生きる多くの人が抱える「自己肯定感の低さ」を投影していました。
コメディでありながら、実は深い人間心理を突いている点も、根強い人気の理由でした。
競合作品とは一線を画す「旦那目線」の面白さ
新婚生活を描いたラブコメ作品は世の中にたくさんあります。しかし、その多くは「女性の不安」を描いたもの。
「旦那さんが浮気しているかも?」
「義母との関係がうまくいかない……」
そんな悩みが多い中で、本作は「旦那側が、妻が完璧すぎて不安になる」という、ありそうでなかった視点を持ち込みました。
しかも、その不安の正体が「妻の愛が深すぎること」にあるという、どこまでいっても平和な設定。この設定の妙こそが、他の作品とは一線を画すオリジナリティとなっていました。
もし、あなたが日常の喧騒に疲れていて、「心が洗われるようなラブコメ」を探しているなら、マリッジグレーは真っ先に候補に挙げるべき一冊です。
まとめ:マリッジグレーは打ち切り?完結の理由や最終回の結末・読者の評価を徹底解説!
さて、ここまで『マリッジグレー』にまつわる噂や事実について詳しく解説してきました。
あらためてお伝えしますが、本作は打ち切りではなく、最高のハッピーエンドで完結した名作です。
全7巻という長さは、忙しい日常の合間に一気読みするのに最適なボリューム感。直継の不器用な優しさと、憙乃さんの溢れんばかりの愛情に触れれば、きっとあなたの中にある「心のグレー」も、パッと明るい色に変わっていくはずですよ。
「最近、夫婦の会話が減ったな」という方も、「いつかこんな素敵なパートナーに出会いたい」という方も、ぜひ手に取ってみてください。
まだ物語の全貌を読んでいない方は、ぜひ最終巻までを通して、二人の愛の結末を見届けてくださいね。
マリッジグレー 全巻セット最後になりますが、マリッジグレーは打ち切り?完結の理由や最終回の結末・読者の評価を徹底解説!というテーマでお届けしました。この記事が、あなたの漫画ライフをより豊かにするきっかけになれば幸いです。

コメント