メレンゲの気持ちが打ち切りになった本当の理由は?25年の歴史に幕を閉じた真相を解説

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土曜日の昼下がり、お茶の間で「これを見ないと週末が始まった気がしない」と言われるほど愛されていた番組がありました。そう、1996年から2021年まで、実に25年という長い歳月を走り抜けた日本テレビの看板バラエティ番組『メレンゲの気持ち』です。

久本雅美さんの軽快なトーク、いとうあさこさんの安心感、そしてHey! Say! JUMPの伊野尾慧さんの瑞々しい感性。多才なレギュラー陣がゲストの自宅や私生活に切り込むスタイルは、多くの視聴者に親しまれてきました。

しかし、2021年3月、突如として訪れた番組の終了。「あんなに人気だったのに、なぜ?」と首をかしげた方も多かったはずです。実は、その裏側には単なる視聴率だけでは語れない、テレビ業界の劇的な変化と切実な事情が隠されていました。

今回は、長年愛された『メレンゲの気持ち』がなぜ打ち切りという決断に至ったのか、その本当の理由と真相について深掘りしていきます。


25年続いた長寿番組に幕。公式が発表した「役割」とは

まず、番組終了時に日本テレビ側が表向きに発表した理由から振り返ってみましょう。局側のコメントを要約すると、「25年という節目を迎え、番組としての役割を十分に果たした」というものでした。

確かに、1996年の放送開始から四半世紀。テレビを取り巻く環境は激変しました。番組開始当初は、タレントの私生活や自宅の様子を知る手段は限られており、『メレンゲの気持ち』で公開される「芸能人の私生活VTR」は非常に高い価値を持っていました。

しかし、現代はどうでしょうか。多くの芸能人がSNSを使いこなし、自らYouTubeチャンネルを開設して自宅やプライベートを24時間いつでも発信できる時代です。かつて番組が担っていた「スターの素顔を覗き見る」という役割が、相対的に薄れてしまったことは否めません。

公式の言葉にある「役割を終えた」という表現は、ある意味で「テレビというメディアが独占していた情報の価値が変わった」ことを認めた、非常に正直な言葉だったと言えるでしょう。


高視聴率でも終わる?テレビ界の「コアターゲット」戦略

「メレンゲの気持ち」が打ち切りになった際、多くの人が疑問に思ったのが視聴率です。終了直前まで、番組の世帯視聴率は7〜8%前後を維持しており、同時間帯の他局と比較しても決して低い数字ではありませんでした。

むしろ「安定した人気番組」という評価が妥当です。では、なぜ終わらなければならなかったのでしょうか。そこには、現在のテレビ局が最も重視している「コアターゲット」という指標が深く関わっています。

今のテレビ業界は、全世代を合算した「世帯視聴率」よりも、13歳から49歳までの男女に絞った「コア視聴率」を最優先しています。スポンサー企業が商品を売りたいメイン層がこの世代だからです。

『メレンゲの気持ち』は、長年放送されていたこともあり、視聴者の年齢層が高めにシフトしていました。50代、60代以上の熱心なファンに支えられて世帯視聴率は高く保たれていましたが、局やスポンサーが求める若年層(コア層)の数字が、期待値を下回り始めていたのです。

「数字は良いのに終わる」という現象は、今のテレビ界では珍しくありません。より若い世代を呼び込むために、あえて安定した長寿番組を終わらせ、新しい番組へとリニューアルする。この「若返り戦略」が、打ち切りの決定打になった可能性は極めて高いと考えられます。


新型コロナウイルスが奪った番組の「強み」と「温度感」

2020年から世界中を襲った新型コロナウイルスの流行も、番組の継続に大きな影を落としました。

『メレンゲの気持ち』の魅力は、何といってもゲストとの距離感の近さでした。スタジオで賑やかに談笑し、時にはゲストの自宅にお邪魔して密着する。しかし、感染対策によるソーシャルディスタンスの確保やアクリル板の設置、そして何より「ロケの制限」が番組の足を引っ張ることになります。

特に人気コーナーだった「通りの達人」のような街歩きロケは、継続が非常に困難な状況に陥りました。石塚英彦さんが美味しそうに食べる姿や、街の人々との触れ合いが制限されたことは、番組のアイデンティティを大きく損なう要因となったのです。

また、制作費の問題も無視できません。コロナ禍による景気後退で広告収入が減る中、テレビ局は大規模なコストカットを迫られました。25年も続く長寿番組となると、出演者のギャラやスタッフの制作費も相応に高額になります。コストパフォーマンスというシビアな観点から、整理の対象になってしまった側面もあるでしょう。


出演者のトラブルや不仲説は事実なのか?

ネット上では「久本雅美さんと誰かが不仲だったのでは?」「レギュラー陣に何かトラブルがあったのでは?」といった憶測が飛び交うこともありました。しかし、これらについては明確な否定ができます。

最終回を見れば一目瞭然ですが、番組は非常に温かく、円満な雰囲気で幕を閉じました。過去のレギュラーメンバーが総出でVTR出演し、これまでの歴史を愛おしむように振り返る構成は、現場の人間関係が良好であった何よりの証拠です。

久本雅美さん自身も、番組終了後のインタビューや他番組において、スタッフや共演者への感謝を常に口にしています。不仲やトラブルが原因であれば、あのような感動的なフィナーレは迎えられなかったはずです。

あくまでも「時代の変化」と「局の戦略」という組織的な決断であり、出演者個人の問題ではなかった。これが、真相を追い求めた先に見える答えです。


後継番組へのバトンタッチと時代のニーズ

『メレンゲの気持ち』の終了後、日本テレビはその枠に新しい情報番組を投入しました。そこには、より「今」のトレンドを追いかけ、10代から30代の視聴者を意識した番組作りが見て取れます。

長寿番組が終わる時は、常に大きな痛みを伴います。長年、習慣として視聴していたファンからは「寂しい」「どうして変える必要があるのか」という声が上がるのは当然のことです。

しかし、テレビというメディアが生きていくためには、常に新陳代謝を繰り返さなければなりません。『メレンゲの気持ち』が作り上げた「ゲストの魅力を引き出すトーク」というエッセンスは、形を変えて今のバラエティ番組にも受け継がれています。

番組は終わってしまいましたが、久本雅美さんたちが土曜の昼に届けてくれた笑いと癒やしは、私たちの記憶の中にしっかりと刻まれています。


メレンゲの気持ちが打ち切りになった本当の理由は?25年の歴史に幕を閉じた真相を解説:まとめ

さて、ここまで『メレンゲの気持ち』が放送を終了した理由を多角的に検証してきました。

改めて整理すると、主な要因は以下の通りです。

  • SNSの普及により、タレントのプライベート公開という番組の希少性が薄れたこと。
  • テレビ局が「コアターゲット(13〜49歳)」を重視する戦略に舵を切り、視聴者の若返りを目指したこと。
  • コロナ禍の影響で、番組の代名詞だった街歩きロケや対面トークの魅力が制限されたこと。
  • 制作費の削減という、テレビ業界全体の経済的な背景があったこと。

決して「人気がなくなったから」という単純な理由ではなく、時代の変化に合わせてテレビというメディアが進化しようとした結果の、苦渋の決断だったと言えるでしょう。

25年間、私たちに寄り添ってくれた番組に敬意を表しつつ、これからの新しい番組たちがどのような「土曜日の風景」を作っていくのかを見守っていきたいですね。

皆さんの思い出の中にある『メレンゲの気持ち』の名シーンは何ですか? 放送は終わっても、そこで語られた言葉や笑顔が消えることはありません。あの温かい空気感を思い出しながら、また新しいお気に入り番組を見つけていくのも、テレビを楽しむ醍醐味かもしれません。

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