「推しのキャラクターを、自分の手で自由に動かしてみたい……!」
そんな情熱を形にできる場所、それがジョジョMMDの世界です。ニコニコ動画やYouTubeで、原作さながらの重厚な質感や、驚くほど滑らかなダンスを披露するジョジョキャラたちを見て、「自分もあんな動画を作ってみたい」と思った方は多いはず。
でも、いざ始めようとすると「モデルはどうやって借りるの?」「規約が厳しそうで怖い」「何を用意すればいいかわからない」と、高い壁を感じてしまうこともあるでしょう。
2026年現在、MMD(MikuMikuDance)を取り巻く環境は進化し続けています。この記事では、初心者の方が迷わずジョジョMMDの第一歩を踏み出せるよう、ツールの準備からモデルの借り方、そしてこの界隈で最も大切な「黄金の精神」とも言えるマナーまで、徹底的に解説していきます。
ジョジョMMDを始めるための必須ツールを揃えよう
まずは、あなたのPCに「制作環境」を構築するところからスタートです。ジョジョMMDは、キャラクターの筋肉の陰影や服の質感を表現するために、いくつかのソフトを組み合わせて使うのが一般的です。
1. メインソフトを選ぶ
基本となるのはWindows PCで動作する「MikuMikuDance(MMD)」本体です。開発自体は落ち着いていますが、今でも世界中のクリエイターに愛されている最強のフリーソフトです。
最近では、より操作性を高めた「MikuMikuMoving(MMM)」を愛用する方も増えています。どちらも素晴らしいソフトですが、まずは解説記事や講座動画が豊富な本家MMDから触れてみるのが王道です。
2. 「ジョジョらしさ」を生むエフェクト(MME)
ジョジョMMDの魅力といえば、あの劇画チックな太い線や、独特のカラーリングですよね。これらを再現するには「MikuMikuEffect(MME)」という拡張プラグインが欠かせません。
特に「Ray-MMD」や「PowerShader」といったシェーダーを導入することで、キャラクターに立体的な影を落とし、原作の重厚な雰囲気を引き出すことができます。これらはグラフィックボードの性能を活かして映像を美しくするツールなので、導入は必須と言えるでしょう。
3. モデルの微調整に使うPmxEditor
借りてきたモデルの質感を少し変えたい、あるいは衣装の貫通を直したいといった時に必要になるのが「PmxEditor」です。モデルのデータを編集するためのツールで、本格的に動画制作を続けるなら、いずれ必ず手にすることになります。
憧れのジョジョモデルを借りるための「探し方」と「作法」
環境が整ったら、次はいよいよキャラクター(モデル)をお迎えしましょう。ジョジョMMDの世界には、プロ顔負けの技術を持つモデラーさんたちが、愛情込めて作ったモデルを「配布」してくれています。
配布場所はどこにある?
多くのモデルは「ニコニ立体」や「ニコニコ静画」でサンプル画像と共に公開されています。説明文にあるリンクを辿ると、「BowlRoll」などのアップローダーに繋がることが多いですね。
また、最新のモデルや特定の衣装違いなどは、Twitter(X)でのフォロワー限定配布や、ニコニコ動画の「コミュニティ限定配布」になっていることもあります。気になるキャラクターがいる場合は、タグ検索でこまめにチェックするのがコツです。
パスワード(Pass)の謎を解く
ジョジョモデルの多くには、ダウンロード時に「パスワード」が設定されています。これは「本当にジョジョが好きで、規約を読んでくれる人にだけ使ってほしい」というモデラーさんの願いの表れです。
パスワードのヒントは、配布動画の説明文や、同梱されているテキストファイルに隠されています。
- 「原作○巻で、〇〇が言ったセリフ」
- 「スタンド名の由来となった楽曲名」
- 「動画の数字部分」など、ジョジョ愛が試されるクイズ形式になっていることも。答えを他人に教えたり、SNSで公開したりするのは絶対にNGです。自分で調べて辿り着くプロセスも、ジョジョMMDの楽しみの一つだと思って挑戦してみてください。
規約(リードミー)を読み解く力こそが「黄金の精神」
モデルをダウンロードしたら、まず真っ先にすべきことは動画を作ることではありません。フォルダに入っている「readme.txt(リードミー)」を熟読することです。
ジョジョMMD界隈は、他のジャンルに比べても「二次創作のルール」に対して非常に真摯です。これは、公式やモデラーさんの権利を守り、この素晴らしい文化を長く続けていくための自衛手段でもあります。
必ずチェックすべき禁止事項
モデルによって細かなルールは異なりますが、共通して多いのは以下の項目です。
- 商用利用の禁止: 広告収入が発生する動画での使用を禁止しているケースが多いです。
- R-18・グロテスク表現の禁止: 原作のイメージを著しく損なう表現は避けましょう。
- 他作品とのクロスオーバー制限: 他のゲームやアニメのキャラと踊らせることを好まない制作者さんもいます。
- 再配布の禁止: 借りたモデルを勝手に他人に渡すのは、いかなる理由があっても厳禁です。
「規約を守る」というのは、単なるルール遵守以上の意味を持ちます。それは、何百時間もかけてモデルを作ってくれたクリエイターへの「敬意(リスペクト)」そのものです。規約を無視した使い方が増えると、モデラーさんが悲しみ、配布を停止してしまうこともあります。大好きなモデルをずっと使い続けるために、まずはリードミーの最初から最後まで目を通しましょう。
初心者が「ジョジョ立ち」をかっこよく見せるコツ
ツールも揃い、モデルも借りられた。次は実際に動かしてみましょう。ジョジョMMDを「ジョジョらしく」見せるには、いくつかのポイントがあります。
1. 「ジョジョ立ち」のポーズデータを使おう
いきなり自分で関節を一つずつ動かしてポーズを作るのは、至難の業です。まずは、有志が配布している「ポーズデータ」を活用しましょう。
ジョジョの奇妙な冒険 画集などを手元に置きながら、指先の角度や腰のひねりを微調整するだけで、画面の説得力が一気に増します。
2. 擬音エフェクトで画面を飾る
「メメタァ」「ゴゴゴゴゴ」といった擬音を表示させるエフェクトを導入してみましょう。これがあるだけで、静止画でも動画でも、一気にジョジョの世界観に引き込まれます。
3. カメラワークで「煽り」を入れる
ジョジョのキャラは、下から見上げるような「煽り」の構図が非常によく映えます。逆に、少し広角気味のレンズ設定にして、手足を大きく強調するようなパースをつけると、荒木飛呂彦先生の絵に近いダイナミックな表現が可能になります。
制作に行き詰まった時の解決法とマナー
動画を作っていると、必ずと言っていいほど「モデルの足が地面に埋まる」「服が体をつき抜ける」といったトラブルに遭遇します。
そんな時は、焦らずに「MMD 講座」「MMD 貫通 修正」などで検索してみてください。先人たちが積み上げてきた膨大な知恵が、ネット上には溢れています。
また、動画をSNSや動画サイトに投稿する際は、必ず「お借りしたもの」を明記しましょう。
- モデル:〇〇様
- モーション:△△様
- ステージ:□□様このようにクレジットを記載することで、視聴者は「この素敵なモデルは誰が作ったのか」を知ることができ、制作者さんへの応援にも繋がります。
【2026年最新】ジョジョMMDの始め方!モデルの借り方から規約の守り方まで徹底解説のまとめ
ジョジョMMDは、あなたの「好き」という気持ちを無限に広げてくれる素晴らしい趣味です。最初はツールの多さや規約の細かさに戸惑うかもしれませんが、一度コツを掴んでしまえば、画面の中で推しが命を吹き込まれたかのように動き出す感動を味わえます。
大切なのは、技術の高さよりも「原作への愛」と「制作者への感謝」です。その気持ちさえあれば、あなたの作る動画はきっと誰かの心に響くはず。
2026年という新しい時代、より高精細に、より美しく進化したジョジョMMDの世界。あなたも勇気を持って、その扉を叩いてみませんか?まずはゲーミングノートPCを開き、お気に入りのキャラクターを検索するところから、あなたの物語は始まります。
ルールを守って、楽しく、最高にハイなクリエイティブライフを送りましょう!

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