ロボレーザービームが打ち切りになった理由は?未完の謎と読者の評判を徹底考察!

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『週刊少年ジャンプ』という修羅の国において、かつて日本中にバスケブームを再燃させた伝説的漫画『黒子のバスケ』。その生みの親である藤巻忠俊先生が、満を持して放った第2作目がゴルフ漫画『ROBOT×LASERBEAM(ロボレーザービーム)』でした。

連載開始当初は「あの藤巻先生がゴルフを描く!」と大きな話題になり、スタイリッシュなキャラクターと精密なゴルフ描写で読者を惹きつけました。しかし、2018年に突如として訪れた幕切れ。物語の核心に触れる前に駆け足で終わってしまったラストに、多くのファンが「なぜ?」と首をかしげました。

今回は、ロボレーザービームが打ち切りになった理由はどこにあったのか、当時の掲載順や読者の評判、そしてゴルフ漫画が抱える特有の難しさからその真実を徹底考察していきます。


期待の新連載だった『ロボレーザービーム』の幕開け

2017年、ジャンプ誌上に登場した『ROBOT×LASERBEAM』。主人公は、感情を表に出さず、機械のように正確無比なショットを放つ通称「ロボ」こと鳩原呂羽人(はとはら ろばと)。彼がゴルフというスポーツを通じて人間味を獲得し、ライバルである三浦鷹山との約束を果たすために成長していく姿が描かれました。

前作『黒子のバスケ』で培われた「超人的な特技を持つキャラクター」と「スタイリッシュな演出」は健在。ゴルフ初心者でも楽しめる丁寧な解説もあり、滑り出しは非常に好調でした。単行本第1巻が発売された際も、全国の書店で品薄になるなど、ヒット作家としての地力の強さを見せつけていたのです。

しかし、連載が1年を過ぎたあたりから、誌面での掲載順位に陰りが見え始めます。そして迎えた2018年30号。読者の予想を裏切る形で「第一部 完」ではなく、完全なる「終幕」が告げられました。


ロボレーザービームが打ち切りになった理由は掲載順の低迷か

ジャンプにおける連載継続の是非は、読者アンケートの結果がすべてと言っても過言ではありません。打ち切りの最大の要因は、やはり中盤以降のアンケート順位の低迷にあると考えられます。

連載初期は巻頭カラーやセンターカラーを頻繁に飾っていましたが、物語が「高校生編」の中盤に差し掛かる頃から、掲載順位が徐々に後退。いわゆる「ドベ圏内(誌面の最後方)」に定着してしまいました。単行本の売上自体は決して悪くなかったのですが、週刊連載を維持するための「今週の面白さ」を競うアンケートバトルにおいて、苦戦を強いられたのが現実です。

ヒット作家であっても例外を認めない、ジャンプの徹底した実力主義。それが、本作が志半ばで終了せざるを得なかった直接的な引き金となったのは間違いありません。


プロ編への急激な路線変更と時間スキップの功罪

多くのファンが「打ち切りの決定打」として挙げるのが、物語中盤で行われた大胆すぎる「路線変更」です。

当初は高校のゴルフ部を舞台にした、瑞々しい部活ものとしてスタートしました。ロボを支える友人たちや、個性豊かな先輩たちとの交流は、藤巻先生が得意とする「チームスポーツの熱量」を予感させるものでした。

しかし、物語は突如として数年間の月日を飛ばす「時間スキップ」を敢行。ロボはいきなりプロゴルファーとなり、舞台は世界のツアーへと移り変わります。この展開により、読者が感情移入していた学園の仲間たちは一気にフェードアウトしてしまいました。

「プロの世界でライバルと戦う姿が見たい」という要望に応えるための加速だったのかもしれませんが、結果としてキャラクター間のドラマが希薄になり、読者の心が離れる一因となってしまった可能性が高いのです。


少年誌で「ゴルフ漫画」をヒットさせる構造的な難しさ

そもそも、少年ジャンプという媒体で「ゴルフ」を扱うこと自体、非常に難易度が高い挑戦でした。

かつて『ライジングインパクト』などの名作もありましたが、ゴルフは基本的に個人競技です。バスケットボールやサッカーのように、試合中に敵味方が入り乱れて激しくぶつかり合うコンタクトがありません。

  • 静止したボールを打つという動作の繰り返し
  • 試合時間が長く、展開が地味になりがち
  • 少年読者にとってゴルフのルールやマナーが馴染み薄い

藤巻先生は、必殺技のようなスーパーショットを描くことで「ジャンプらしさ」を出そうと試行錯誤していました。しかし、ゴルフの性質上、どうしても「一打の重み」を説明するためにコマ数が必要になり、漫画としてのテンポが損なわれやすい。この構造的な課題が、アンケート順位を維持する上での壁となって立ちはだかりました。


読者の評判と「ロボロス」に陥ったファンの声

打ち切りという形にはなりましたが、作品自体を否定する声は決して多くありません。ネット上のQ&AサイトやSNSでの評判を見ると、むしろ惜しむ声が目立ちます。

「ロボの無機質なキャラが好きだった」「もっと鷹山との決着をじっくり描いてほしかった」という意見や、藤巻先生の描くキャラクターデザインを愛する層からは、突然の終了に対して「ロボロス」を訴える投稿が相次ぎました。

一方で、厳しい意見としては「プロ編になってからのダイジェスト感が凄まじくて、感情が追いつかなかった」というものがあります。打ち切りが決まってから完結までの数話は、本来なら何十話もかけて描くべきエピソードを数ページで処理しているような状態でした。この「終わらされ方」の違和感が、読者に強い「打ち切り感」を植え付けてしまったのです。


藤巻忠俊先生の現在と『キルアオ』への繋がり

『ロボレーザービーム』の終了後、藤巻先生は少しの沈黙を経て、再びジャンプの舞台に戻ってきました。現在連載中の『キルアオ』は、暗殺者が中学生になるというコメディ要素の強い作品ですが、こちらは現在大きな人気を博しています。

『キルアオ』の成功を見ると、『ロボレーザービーム』での経験が活かされていることがわかります。ゴルフ漫画で苦労した「静の描写」ではなく、アクションやキャラクター同士の軽妙な掛け合いといった、先生の本来の強みが最大限に発揮されているからです。

『ロボレーザービーム』は、ヒット作家が新たなジャンルに挑んだ野心作でした。結果として打ち切りという形にはなりましたが、ロボというキャラクターが放ったレーザービームのような輝きは、今もファンの記憶に刻まれています。


まとめ:ロボレーザービームが打ち切りになった理由は?未完の謎と読者の評判を徹底考察!

あらためて振り返ると、ロボレーザービームが打ち切りになった理由は、単なる不人気だけではなく、ジャンル選択の難しさと、急激な路線変更による読者の離脱が重なった結果だと言えるでしょう。

しかし、全7巻というコンパクトなボリュームながら、ロボの圧倒的なショット描写やライバルとの宿命は、今読み返しても非常にクオリティが高いものです。完結後に改めて一気読みすると、週刊連載のライブ感とはまた違った面白さを発見できるはずです。

もしあなたが、まだロボの物語を最後まで見届けていないのであれば、ぜひこの機会に手に取ってみてください。打ち切りという事実に隠された、藤巻先生の「挑戦の軌跡」を感じることができるでしょう。

次なる藤巻先生の活躍に期待しつつ、あの無口な主人公が放った真っ直ぐな一撃に、あらためて拍手を送りたいと思います。

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