彼女に浮気されていた俺が漫画打ち切りという絶望から再起するまでの全記録

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人生には、神様が「これでもか」と不幸を畳み掛けてくる瞬間があります。僕にとっては、それが今から少し前のことでした。

「ごめん、他に好きな人ができた」

そう告げて家を出て行った彼女。彼女とは同棲して3年、僕が売れない漫画家時代から支えてくれていたはずの存在でした。しかし、現実はもっと残酷です。彼女が「好きな人」と言った相手は、僕の共通の知人であり、しかも彼女が僕の隣で寝ている間も、裏でずっと関係を持っていたことが後悔と共に発覚したのです。

追い打ちをかけるように、その一週間後。担当編集者から電話が入りました。

「……残念だけど、次の単行本の数字が厳しくてね。今月で打ち切りが決まったよ」

彼女に浮気されていた俺が漫画打ち切り。このあまりにもテンプレすぎる「人生どん底」の状況。漫画の主人公ならここからが覚醒の合図ですが、現実はただただ、目の前が真っ暗になるだけでした。

もし今、あなたも同じように、大切な人の裏切りや仕事の失敗が重なり、「もう人生詰んだ」と思っているなら、この記事を読んでほしい。これは、どん底から這い上がった僕のリアルな再生記録です。


感情が死ぬ前にやるべき「強制シャットダウン」

恋愛と仕事、人生の二本柱が同時に折れたとき、脳はパンクします。何を見ても悲しくなり、何をしても自分を責めてしまう。そんな時、一番やってはいけないのが「なぜこうなったのか」を考え続けることです。

思考を止めるための物理的な距離

まず僕は、彼女の痕跡をすべて消しました。浮気の証拠となるスマホのスクリーンショットなどは、信頼できる友人のメールアドレスに送って自分からは削除。SNSも即座にブロック。

視覚情報として「裏切り」が入ってくる状態では、心は一生癒えません。これは「逃げ」ではなく「防御」です。まずは自分のライフポイントを守るために、徹底的に外界との接点を遮断しましょう。

身体のメンテナンスだけは怠らない

「食えない、眠れない」は、うつ状態への入り口です。僕は無理やりにでも温かいスープを飲み、お風呂に入りました。漫画の締め切りに追われていた時よりも、意識的に「人間らしい生活」を自分に強いたのです。

心が壊れても、体が動けば、いつか心は後からついてきます。逆に、体が壊れてしまえば、再起のチャンスすら掴めなくなってしまいます。


漫画家としての「死」と向き合い、筆を置く勇気

「打ち切り」という言葉は、クリエイターにとって人格否定に等しい衝撃です。ましてや、心の支えだった彼女に浮気された直後となれば、ペンを持つ手が震えるのは当たり前。

打ち切りはあなたの才能の否定ではない

ここで勘違いしてはいけないのが、打ち切り=才能ゼロではないということです。現代の漫画業界は、あまりにも供給過多。たまたま時代の波や、掲載媒体の読者層に合わなかっただけのケースがほとんどです。

僕の場合、最初は「彼女がいなくなったから仕事もうまくいかなくなったんだ」と結びつけて考えてしまいましたが、それは大きな間違いでした。仕事と恋愛の問題は別個のものとして切り離す。この「課題の分離」ができないと、自己肯定感はどこまでも削られていきます。

一度、プロの看板を下ろしてみる

僕は思い切って、しばらく漫画を描くのをやめました。無理に「次を描かなきゃ」と焦るほど、出てくるアイデアは呪詛のような暗いものばかり。

その代わり、今までインプットできていなかった映画や小説、あるいは全く関係のない分野の勉強に時間を割きました。クリエイターにとっての「休養」は、サボりではなく「土壌を休ませる期間」です。


どん底からの脱出を支えるアイテムと習慣

再起の過程で、僕を支えてくれたのはいくつかの「道具」と「習慣」でした。自分を律するため、そして孤独を埋めるために必要だったものを紹介します。

作業環境の再構築

漫画の仕事場は、彼女との思い出も詰まった場所でした。そこをリセットするために、まずはデスク周りを新調しました。モニターアームを導入して視線を高くし、姿勢を正すだけでも、不思議と前向きな思考が生まれます。

また、集中力を高めるためにノイズキャンセリングヘッドホンを活用しました。外界の雑音を消し、自分の内面とだけ対話する時間を作るのは、精神的な回復に非常に効果的です。

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知識という武器を手に入れる

「自分には漫画しかない」という思い込みが、自分を追い詰めていました。そこで僕は、デジタルイラストの技術を横展開して、デザインや動画編集の勉強を始めました。

「最悪、漫画がダメでもこれで食っていける」というバックアッププラン(プランB)があるだけで、心の余裕は劇的に変わります。iPad一つあれば、どこでも新しいスキルを学べる時代です。

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浮気の怒りを「エネルギー」に変換する技術

「あいつら、今頃笑ってるんだろうな」

夜、ふとした瞬間にそんな思考がよぎります。怒りは強力なエネルギーですが、使い道を間違えると自分を焼き尽くしてしまいます。

怒りを「創作」ではなく「生活」にぶつける

よく「怒りを作品にぶつけろ」と言われますが、心が弱っている時にそれをやると、作品が毒々しくなりすぎて、結果的に読者が離れてしまいます。

僕は、怒りを「筋トレ」と「掃除」に向けました。部屋が綺麗になり、体が引き締まっていく。目に見える変化は、確実に自信を取り戻させてくれます。彼女に浮気され、仕事も失った惨めな男として終わるのか、それとも見違えるような男になって再登場するのか。

「最高の復讐は、自分が幸せになることだ」という言葉を、お守りのように唱え続けました。

公的な手続きを淡々と進める

もしあなたが婚約中だったり、事実婚の状態だったなら、弁護士を通じて淡々と慰謝料の手続きを進めるのも一つの手です。感情を介さず、事務的に「けじめ」をつけることで、脳の中でその事件を「終了したタスク」として処理できるようになります。


新しい居場所、新しい描き方

漫画誌での連載が打ち切られたからといって、漫画家が終わるわけではありません。今はSNS、個人ブログ、そして海外市場。どこにでもあなたの物語を待っている人がいます。

縦スクロール漫画への挑戦

僕は、従来のモノクロ漫画から、フルカラーの縦スクロール漫画(Webtoon)の世界に目を向けました。新しい技術を学ぶことは、過去の栄光や挫折を忘れさせてくれる最高の特効薬でした。

編集者に振り回されるのではなく、ダイレクトに読者の反応が見えるプラットフォームで勝負する。このスピード感が、停滞していた僕の時間を動かしてくれました。

孤独を味方につける

彼女がいなくなったことで、皮肉にも自分自身と向き合う時間は無限に増えました。誰かの顔色を伺って描くのではなく、「自分が本当に面白いと思うもの」を突き詰める。

孤独は寂しいものですが、クリエイターにとっては「自分だけの聖域」でもあります。その聖域で磨かれた作品は、必ず誰かの心に深く刺さるようになります。


最後に:あなたが今、一番大切にすべきこと

最後に、これだけは伝えたい。

彼女に浮気されていた俺が漫画打ち切りという、この最悪のキーワードは、数年後のあなたにとっては「最高のネタ」に変わっています。

今のあなたは、人生という物語の第1章が終わったところに過ぎません。第2章は、この絶望を知っているあなたにしか描けない、より深く、より強い物語になります。

もし、今すぐには立ち上がれないなら、それでいい。ただ、生きていてください。ペンを投げ出してもいい。原稿用紙を破り捨ててもいい。でも、あなたという物語の作者まで辞めてはいけません。

環境を変え、道具を揃え、少しずつ新しい知識を蓄える。そうして準備が整ったとき、あなたは以前よりもずっと高く、遠くへ跳べるようになっているはずです。

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読書をして、先人の知恵を借りるのもいいでしょう。自分一人の脳みそで解決しようとせず、世界中の「逆転劇」を自分にインストールしてください。

いつか、あなたが新しい連載を始め、新しい誰かと笑い合っている姿を想像しています。その時、過去の自分にこう言ってあげてください。

「あの時、打ち切られてくれて、裏切られてくれて、ありがとう。おかげで今の最高な俺がいるよ」

人生のどん底は、高く跳ぶための「踏み込み」に過ぎないのです。

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