「この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる」――。
2019年にアニメ化され、その突き抜けた慎重さと衝撃的なラストで多くのファンを虜にした本作ですが、最近「続きはどうなったの?」「もしかして打ち切り?」という声をよく耳にします。
書店に行っても新刊が見当たらず、ネットを開けば「完結した」という噂と「未完」という情報が入り乱れていて、混乱している方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、慎重勇者の原作小説や漫画の現状、そして誰もが待ち望んでいるアニメ2期の可能性について、徹底的に調査した結果をお伝えします。
慎重勇者は打ち切り?現在の連載状況を整理
まず結論からお伝えすると、原作小説である『慎重勇者』は公式に「打ち切り」と発表されたわけではありません。しかし、ファンが「打ち切り」と疑ってしまうほど、長期間にわたって動きが止まっているのが現状です。
現在の各媒体の状況を整理してみましょう。
- 原作小説(カドカワBOOKS)2019年12月に発売された第7巻を最後に、続刊が途絶えています。すでに5年以上が経過しており、ライトノベル業界のスピード感から考えると、かなり不自然な沈黙と言わざるを得ません。
- WEB版(カクヨム)書籍の元となっているWEB版ですが、こちらも2021年頃を境に更新が停滞しています。以前は活発に更新されていましたが、現在はストップしている状態です。
- 漫画版(ドラゴンコミックスエイジ)こちらは2022年に第6巻が発売されましたが、ここで「完結」となっています。
これだけ見ると「やっぱり終わっているじゃないか」と思うかもしれませんが、実はそこには複雑な事情が絡み合っています。
漫画版が「完結」した理由と読者の誤解
ネット上で「慎重勇者は完結した」という情報が流れた最大の要因は、漫画版の終了です。
通常、人気作のコミカライズ(漫画化)は、原作の最後まで描き切るか、あるいは原作が続いている限り連載を続けるものです。しかし、慎重勇者 漫画は、第6巻で物語に幕を閉じました。
ただし、ここが重要なポイントなのですが、この漫画版の完結は「物語全体の完結」ではありません。アニメ第1期でも描かれた「救世難度Sの世界(ゲアブランデ編)」をきれいに描き切った、いわば「第一部完」のような形での幕引きなのです。
原作小説では、その後に「難度SSの世界」での戦いや、主人公・聖哉の過去に深く関わる衝撃の展開が待っています。漫画版は、あくまでアニメ化のプロモーションや、物語の大きな区切りを一つのゴールとして設定していたため、原作の途中で連載を終了することになった。これが「打ち切り」に見えてしまった真相です。
なぜ原作小説の新刊が出ないのか?
では、なぜ本家本元である原作小説の新刊が出ないのでしょうか。これには原作者である土日月先生の活動状況が深く関係していると考えられます。
土日月先生は、慎重勇者の執筆と並行して、別の作品である『究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら』の展開に注力されていました。
この『フルダイブRPG』も2021年にアニメ化されるなど、大きなメディアミックスが行われました。作家のリソース(執筆時間や精神力)には限りがあります。新しい作品のアニメ化対応や執筆が重なったことで、慎重勇者の方に手が回らなくなってしまった可能性が高いです。
また、WEB小説出身の作家さんの場合、一度プロット(物語の設計図)が詰まってしまったり、モチベーションが他へ移ってしまったりすると、再開までに数年のブランクが空くことは珍しくありません。
「打ち切り」というよりも、作者の中で「執筆の優先順位が変わった」、あるいは「物語をどう着地させるか慎重に考えすぎている(まさに聖哉のように!)」という状態なのかもしれません。
アニメ2期が制作される可能性はどれくらい?
ファンが最も期待しているのは、やはりアニメ2期の放送でしょう。1期のラストが非常にドラマチックで、そこから先の「反撃編」とも言えるストーリーは映像映えすること間違いなしの内容だからです。
しかし、2期の制作については、現時点では「かなり厳しい」と言わざるを得ない理由がいくつかあります。
- 原作の宣伝効果が得られないアニメ制作の大きな目的は、原作小説や漫画の売上を伸ばすことです。しかし、肝心の原作小説が5年以上も新刊を出していない状況では、出版社が巨額の予算を投じてアニメを作るメリットが薄くなってしまいます。
- 時間の経過アニメ1期の放送から数年が経過すると、作品のブームは落ち着いてしまいます。よほどの話題性や、原作の劇的な再開がない限り、制作委員会が動くのは難しいのがアニメ業界のシビアな現実です。
もちろん、ストック(アニメ化できる原作の分量)自体は第7巻まであるので十分足ります。もし明日、原作第8巻の発売が発表されるようなことがあれば、それに合わせて2期制作のプロジェクトが動き出すという希望は、わずかながら残されています。
慎重勇者の物語を今から追う方法
「アニメの続きが気になるけれど、このまま待ち続けるのは辛い」という方は、ぜひ以下の方法で物語の先を確認してみてください。
- 原作小説 第3巻〜第7巻を読むアニメ1期は原作の第2巻までを映像化したものです。第3巻からは、一度全滅を経験したあの世界へ再び挑む、さらに過酷で熱い展開が始まります。慎重勇者 小説を手にとってみると、アニメでは語られなかった設定や心理描写を深く楽しめます。
- WEB版「カクヨム」をチェックする書籍版の7巻よりも先の展開が、一部WEBで公開されています。更新は止まっていますが、現時点で公開されているエピソードだけでも、かなりのボリュームがあります。
結論:慎重勇者は打ち切り?小説・漫画が完結した理由やアニメ2期の可能性を徹底調査!
ここまで見てきた通り、慎重勇者が「打ち切り」になったという明確な証拠はありません。
漫画版は「アニメの範囲までを描き切って綺麗に終了」しただけであり、原作小説は「作者の多忙や他作品への注力によって長期休止中」というのが正しい解釈です。
ファンとしては寂しい期間が続いていますが、ライトノベルの世界では5年、10年の時を経て伝説的に復活する作品も少なくありません。本作の主人公・聖哉がどれほど絶望的な状況でも「レディ・パーフェクトリー(準備は完全に整った)」と言うまで諦めなかったように、私たちファンも、いつか来る再開の時を慎重に待ち続けてもいいのではないでしょうか。
まずは今出ている原作を読み返し、聖哉とリスタの爆笑と感動の旅路をもう一度振り返ってみてください。
以上、慎重勇者は打ち切り?小説・漫画が完結した理由やアニメ2期の可能性を徹底調査!でした。

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