「ジョジョの奇妙な冒険」という作品は、読む者の魂を震わせる独特の熱量を持っていますよね。その情熱をそのまま対戦格闘ゲームへと昇華させたのが、ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル R(以下、ASBR)です。
かつてPlayStation 3で発売された無印版「ASB」は、グラフィックの再現度こそ神がかっていたものの、ゲームバランスやシステム面で大きな波紋を呼びました。しかし、この「R(リマスター&リニューアル)」は、まさに「脱皮」を遂げた一作といえます。
今回は、ASBRが本当に面白いのか、実際にプレイしたファンの評価や、前作から劇的に進化したポイント、そして格ゲー初心者でも黄金の精神で楽しめる攻略法を徹底的に紐解いていきます。
前作の悪評を払拭?ASBRが「別ゲー」レベルで進化した理由
かつての無印ASBを知る人にとって、最大の懸念点は「あのスタミナ制はどうなったのか?」という点でしょう。結論から言えば、あのソシャゲのようなシステムは完全に撤廃されました。
ASBRは、格闘ゲームとしての根幹から見直されています。まず、ゲームスピードが劇的に向上しました。キャラクターの動きが全体的にキビキビとしたものになり、コンボの繋がりもスムーズになっています。前作が「鑑賞用ソフト」と言われたのに対し、今作は「格闘ゲーム」としてしっかり成立しているのです。
さらに、アニメ版の進行に合わせてキャストが変更されたことも大きなポイントです。第1部から第6部までのキャラクターは、現在のアニメ版と同じ声優陣でボイスを新規収録。あの名シーンや名セリフが、アニメと同じ熱量で再現される快感は、ファンなら鳥肌モノです。
新システム「ASBアシスト」が変える戦略と爽快感
ASBRで追加された最大の新要素が「ASBアシスト」です。これは、メインで操作するキャラクターとは別に、サポートキャラクターを選んで対戦中に呼び出せるシステムです。
これがとにかく優秀なんです。コンボの途中に呼び出して追撃したり、相手の猛攻をしのぐために割り込ませたりと、戦略の幅が格段に広がりました。承太郎でオラオララッシュを浴びせている最中に、花京院がエメラルドスプラッシュで援護する……といった、原作では見られなかった夢の共闘を自分の手で作り出せます。
単調になりがちだった格ゲーの駆け引きに、このアシストが加わることで「どのタイミングで助けを呼ぶか」という読み合いが生まれ、対戦ツールとしての深みが一気に増しました。
格ゲー初心者でも安心!「イージービート」で名シーンを再現
「ジョジョは好きだけど、格ゲーはコマンド入力が難しくて苦手……」と足踏みしている方も多いはず。安心してください、ASBRには初心者のための救済処置「イージービート」が搭載されています。
これは、弱攻撃ボタンを連打するだけで、自動的にコンボが繋がり、最後には派手な演出の超必殺技「HHA(ハートヒートアタック)」まで繰り出してくれるシステムです。難しい入力なしで、いきなりカッコいいジョジョの動きを再現できるため、触り始めてすぐに「あ、自分ジョジョを動かしてる!」という感動を味わえます。
もちろん、上達に合わせて手動で複雑なコンボを組む楽しさもありますが、まずはボタンを叩くところから始めても十分にジョジョの世界に浸れる設計になっています。
圧倒的なボリューム!50体を超えるプレイアブルキャラクター
格闘ゲームにおいて、キャラ数は正義です。ASBRは初期段階で50体、さらにDLC(ダウンロードコンテンツ)を含めると、歴代ジョジョシリーズから57体以上のキャラクターが参戦しています。
第1部のジョナサンから、最新の第8部「ジョジョリオン」の東方定助、さらにはスピンオフの「デッドマンズQ」や、第7部のパラレルワールド版ディエゴなど、マイナーな需要もしっかりカバー。特にシーズンパス2で追加された「ワンダー・オブ・U」の参戦は、原作ファンを驚愕させました。
ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル Rのキャラクター選択画面を眺めているだけでも、ジョジョの長い歴史を感じることができ、キャラゲーとしての満足度は他の追随を許しません。
良い評判と気になる口コミ:オンライン対戦の現状は?
ネット上のレビューを見ると、グラフィックの作り込みや原作再現度については、ほぼ満場一致で「最高」という声が上がっています。ジョジョ独特の擬音や、名セリフのカットイン、そして特定のステージで見られる「シチュエーションフィニッシュ」のこだわりは、もはや狂気を感じるレベルです。
一方で、気になる点として挙げられるのが「オンライン対戦のラグ」です。格闘ゲームの最新トレンドである「ロールバックネットコード」という、遅延を抑える技術が一部採用されていないため、通信環境によっては対戦中にカクつきを感じることがあります。
また、発売から時間が経過しているため、ランクマッチには猛者が多く、完全な初心者がいきなり野良対戦に挑むと跳ね返されることもあります。まずは「オールスターバトルRモード」でCPU相手に腕を磨いたり、フレンドと部屋を立てて遊んだりするのが、ストレスなく楽しむコツと言えるでしょう。
初心者がまずやるべき「オールスターバトルRモード」
ゲームを始めたら、まずは「オールスターバトルRモード」に挑戦しましょう。これは、原作の印象的なバトルや、作品の枠を超えたドリームマッチが楽しめるシングルプレイ専用モードです。
パネルごとに用意されたミッションをクリアすることで、キャラクターのコスチュームやカラーバリエーション、ギャラリー用のイラストなどが解放されます。難易度も低いものから段階的に用意されているため、ここで基本操作を学びながら、ご褒美を手に入れるのが王道の遊び方です。
ここで手に入る「ゴールド」を使えば、バトルを有利にするサポートアイテムも購入できるため、格ゲーが苦手な人でも詰まることなく進められるはずです。
どのハードで遊ぶのがベスト?それぞれの特徴
ASBRはマルチプラットフォームで展開されていますが、プレイスタイルによって選ぶべきハードが変わります。
映像の美しさと動作の安定性を最優先するなら、PlayStation 5版やSteam(PC)版がおすすめです。60fpsの滑らかな動きで、格ゲーとしての操作感をフルに堪能できます。
一方で、布団の中で寝転がりながら遊びたい、あるいは友達の家に持ち寄って遊びたいという方は、Nintendo Switch版一択です。こちらは30fpsになりますが、ジョジョの濃密な世界を手軽に持ち運べるメリットは大きいです。自分のライフスタイルに合わせて選んでみてください。
2026年現在も楽しる?最新のプレイ環境について
発売から数年が経過した今でも、ASBRの輝きは失われていません。むしろ、全てのDLCが出揃い、キャラクターバランスの調整が進んだ今こそ、完成された状態で遊べる絶好のタイミングと言えます。
「ジョジョゲー」にありがちだった「見た目は良いけど中身がスカスカ」というジンクスを、ASBRは見事に打ち破りました。格闘ゲームとしての競技性を突き詰めたいプロ志向の人よりも、「ジョジョのキャラクターを最高のグラフィックで動かし、名シーンを自分で再現したい」というファンにこそ、このゲームは深く刺さります。
ジョジョASBRは面白い?評価・評判と初心者向け攻略、前作との違いを徹底解説!のまとめ
改めて振り返ると、ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル Rは、前作の反省を活かして劇的な進化を遂げた「ファンへのラブレター」のような作品です。
スタミナ制の撤廃、ゲームスピードの向上、そして圧倒的な参戦キャラクター数。これら全てが、ジョジョという作品への愛によって形作られています。オンライン対戦のラグといった課題はあるものの、それを補って余りある演出面での魅力が詰まっています。
もしあなたが「ジョジョが好きだけど、格ゲーだからと敬遠していた」のであれば、今こそ勇気を持って一歩踏み出してみてください。イージービートがあなたの指先をスタンド使いに変え、画面の中で熱い魂のぶつかり合いを体験させてくれるはずです。
さあ、あなたもASBRの世界で、自分だけの「黄金の体験」を手に入れてみませんか?

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