「ジョジョは好きだけど、ネットでよく見る『うろジョジョ』って結局なんなの?」
「昔流行った気がするけど、今見ても面白いのかな?」
そんな疑問を抱えているあなたへ。今回は、ニコニコ動画やYouTubeといった動画プラットフォームで一世を風靡し、今なお根強いファンを持つ伝説の二次創作シリーズ『うろ覚えで振り返るジョジョの奇妙な冒険』、通称「うろジョジョ」について、その正体から魅力、2026年現在の評価までをたっぷりとお届けします。
原作へのリスペクトがあるからこそ許される、最高にハイでシュールな世界を覗いてみましょう。
そもそも「うろジョジョ」とは何なのか?
「うろジョジョ」とは、作者であるナカノヒト氏が制作した、ジョジョの奇妙な冒険(主に第3部)を「うろ覚え」という設定で再構成した手描きアニメーション動画シリーズのことです。
タイトルからして「うろ覚え」と言い張っていますが、その実態は、緻密に計算されたギャグと圧倒的な熱量によって作られた、ある種の「もう一つのジョジョ」とも言えるエンターテインメント作品です。
最大の特徴は、作者のナカノヒト氏が、作画、構成、そして登場するほぼすべてのキャラクターの声を一人で担当している点にあります。この「一人多役」が、作品に独特の一体感と、狂気的な中毒性を生み出しているんです。
衝撃の「一人フルボイス」が生み出す中毒性
うろジョジョを語る上で絶対に外せないのが、ナカノヒト氏による「声」のクオリティです。
空条承太郎の低く響く声、ジョセフ・ジョースターの騒がしい英語混じりの叫び、そして宿敵DIOのカリスマ性と変態性が同居した高笑い。これらをすべて一人の人間が演じ分けているという事実に、初めて見た人は間違いなく驚愕するはずです。
似すぎているからこそ面白い
単に声が似ているだけではありません。公式のアニメや原作の台詞を絶妙にサンプリングしつつ、「うろ覚え」という免罪符を使って、キャラクターにあり得ない行動をさせたり、壊れたリアクションを取らせたりします。
この「公式っぽい声で、公式が絶対にやらないことをやる」というギャップこそが、視聴者の腹筋を崩壊させる最大の要因となっています。
原作愛が爆発した「うろ覚え」という名の超展開
「うろ覚え」というタイトルですが、実際には原作を熟知していないと不可能なレベルの改変が随所に散りばめられています。
例えば、原作では感動的なシーンのはずが、なぜか全く関係ないiphoneを使いこなしているようなシュールな現代ネタが混ざったり、キャラクターの性格が極端に誇張されたりします。
キャラクターの「怪演」と独自設定
- 承太郎:原作以上の「やれやれだぜ」感を出しつつ、時には理不尽なまでの暴力性をギャグとして発揮。
- ジョセフ:常にパニック状態で叫んでいるか、変な隠し持ったアイテムで場をかき回す。
- DIO:カリスマ性はどこへやら、視聴者の想像を超える奇行を連発する。
これらの改変は、原作を汚すものではなく、むしろ「ジョジョのこういう部分って、よく考えたら面白いよね」というファンの共通認識を突いたものばかり。だからこそ、多くのジョジョ好きに受け入れられたのです。
2026年、なぜ今「うろジョジョ」が再評価されているのか
動画が初投稿されてから長い年月が経ちましたが、2026年現在、うろジョジョは「ネット遺産」としての枠を超え、新たな世代のファンを獲得しています。
その理由は、ショート動画の普及と、ジョジョというコンテンツ自体の普遍性にあります。
時代が変わっても色あせない「シュールさ」
最近ではTikTokやYouTubeショートなどで、うろジョジョの名シーンが切り抜かれ、当時を知らない10代や20代の目に触れる機会が増えています。時代が変わっても「面白いものは面白い」というシンプルな真理が、うろジョジョの寿命を延ばしていると言えるでしょう。
また、公式アニメが第6部、第7部と進んでいく中で、原点である第3部の魅力を「別の角度から楽しみたい」という層が、アーカイブとして完成されているうろジョジョに辿り着くケースも多いようです。
二次創作としてのクオリティとリスペクト
うろジョジョが他のパロディ動画と一線を画しているのは、作画の「気合」です。
ギャグシーンではわざと下手に描いたり、崩したりしていますが、決め駒やバトルシーンでは、原作の荒木飛呂彦先生のタッチを驚くほど忠実に再現しています。この「描ける人があえて崩している」という余裕が、作品に深みを与えています。
視聴者との共創文化
ニコニコ動画などで視聴する際、画面を埋め尽くす「コメント」もうろジョジョの一部です。特定のシーンで決まったフレーズを書き込む「弾幕」や、ナカノヒト氏の演技に対するツッコミ。これらが合わさって、一つのライブ会場のような盛り上がりを見せるのが、この作品の正しい楽しみ方かもしれません。
視聴する際の注意点と楽しみ方
これから初めて「うろジョジョ」に触れる方に、いくつかアドバイスがあります。
- 原作を読んでから見る:少なくとも第3部のストーリーを知っていないと、何が「うろ覚え」なのか分からず、ただの混沌とした動画に見えてしまう可能性があります。
- ヘッドホン推奨:一人多役の細かい演じ分けや、背後で流れるBGM(時には作者自らの鼻歌や口ずさみ)を楽しむには、良い音響環境がベストです。
- ツッコミを入れながら見る:真面目に見るのではなく、「いや、そうはならんやろ!」と心の中で、あるいはコメントでツッコミながら見るのが正解です。
うろジョジョとは?伝説の迷作の魅力や元ネタ、2026年現在の評価を徹底解説!:まとめ
「うろジョジョ」は、一人のクリエイターの狂気的な情熱と、ジョジョという偉大な作品への愛が結晶となって生まれた、ネットカルチャーの金字塔です。
2026年の今、改めて見返してみると、当時の熱量を感じるとともに、全く古びないギャグのセンスに驚かされるはずです。原作のシリアスな展開に疲れたとき、あるいはただ純粋に笑いたいとき、ナカノヒト氏が作り上げた「うろ覚え」の世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。
そこには、あなたが知っているようで全く知らない、最高に奇妙な冒険が待っています。
次は、うろジョジョの名シーンの中でも特に「腹筋崩壊注意」なエピソードをピックアップしてご紹介しましょうか?

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