「ジョジョの奇妙な冒険」という長い歴史を持つ物語の中でも、もっとも異色で、もっともミステリアスな物語といえば、第8部「ジョジョリオン」ですよね。
「ジョジョ 8部 何巻まで出ているの?」「完結したって聞いたけど、どんな話なの?」と気になっている方も多いはず。
結論から言うと、ジョジョ8部は全27巻で堂々の完結を迎えています。連載期間は約10年。荒木飛呂彦先生が描き上げた、この「呪いを解く物語」の魅力を、未読の方にも、途中で止まってしまっている方にも分かりやすく、たっぷりと解説していきます!
ジョジョリオンは全27巻で完結!その圧倒的なボリュームと密度
「ジョジョ 8部 何巻」という疑問に対しての答えは、ズバリ「単行本全27巻」です。
ジョジョシリーズの中でも、第7部「スティール・ボール・ラン」(全24巻)を超え、単一の部としては最長の巻数を誇ります。通巻で見ると、104巻から131巻までがこの第8部のエピソードになります。
なぜこれほどのボリュームになったのか。それは、この物語が「日常の隙間に潜む謎」を一つずつ解き明かしていく、重厚なミステリーの構成をとっているからです。
舞台は第4部と同じ「杜王町(もりおうちょう)」。しかし、そこはパラレルワールド。2011年の東日本大震災の後に突如現れた「壁の目」という断層から、物語は動き出します。
これから読み始める方は、ジョジョリオン 全巻セットをチェックしてみるのがおすすめです。一気読みすることで、連載当時には難解だと言われた伏線の数々が、驚くほどスッと頭に入ってくるはずですよ。
記憶喪失の主人公・東方定助は何者なのか?
物語の始まりは、ヒロインの広瀬康穂が、土の中に埋まっていた全裸の青年を救い出すシーンから。
この青年こそが、今作の主人公・東方定助(ひがしかた じょうすけ)です。しかし、彼は自分の名前すら覚えていない記憶喪失。さらに、身体にはある「奇妙な特徴」がありました。
- 帽子を2枚重ねて被っている
- 瞳が半分ずつ色が違う
- そして、股間の「玉」が4つある……
このあまりにも異常な設定に、当時の読者は騒然としました。「彼は誰なのか?」「なぜ埋まっていたのか?」この謎が、全27巻を通じた大きな推進力となります。
彼は杜王町の名士である東方家に引き取られますが、そこには何か裏がある。定助は自分のルーツを探るため、そして自分を救ってくれたホリー・ジョースターという女性を助けるために、町に潜む巨大な陰謀へと足を踏み入れていきます。
「岩人間」と「ロカカカの果実」を巡る壮絶な争奪戦
ジョジョ8部の最大の敵、それはこれまでのシリーズのような「吸血鬼」や「スタンド使いの暗殺チーム」ではありません。
「岩人間(いわにんげん)」と呼ばれる、炭素ではなくケイ素ベースの生命体です。
彼らは人間社会の隙間に完全に溶け込んでおり、数ヶ月間も岩のように眠り続けるという特殊な生態を持っています。彼らが狙っているのが、奇跡の果実「ロカカカ」です。
「ロカカカ」の力は「等価交換」。
何かを治す代わりに、体の別の部分が石化して失われる。この究極の再生医療を独占し、社会の裏側から支配しようとする岩人間たちと、家族を救うために果実を求める定助たち。
この「ロカカカ」を巡る心理戦とスタンドバトルが、中盤以降のメインテーマとなります。
特に、植物鑑定人である豆銑礼(まめずくらい)が登場してからの「果樹園での攻防」や「TG大学病院」での決戦は、手に汗握る展開の連続です。
4部ファン必見!懐かしくも新しい「杜王町」のリンク
第8部は、第4部「ダイヤモンドは砕けない」と同じ町が舞台ということもあり、ファンサービス的な要素も散りばめられています。
- 「広瀬康穂」という名前(康一くんを彷彿とさせますね)
- 「吉良吉影」という人物の存在
- 「空条仗世文(くうじょう じょせふみ)」という青年の正体
しかし、名前が同じでも役割や性格は全く異なります。かつての杜王町は「黄金の精神」を持つ仲間たちの町でしたが、8部の杜王町はどこか不気味で、隣人が何を考えているか分からない不安感に満ちています。
この「不気味な日常」の描き方は、ホラー演出に定評のある荒木先生の真骨頂と言えるでしょう。
史上最強の厄災?ラスボス「透龍」とワンダー・オブ・U
物語の終盤、定助たちの前に立ちはだかるのは、これまでのジョジョ史上でも屈指の「絶望的な能力」を持つ敵です。
その名は「透龍(とおる)」。そして彼のスタンド「ワンダー・オブ・U」。
このスタンドの能力は、一言で言えば「厄災」です。彼を「追おう」としたり、攻撃しようという意志を持つだけで、周囲にあるあらゆる物体が凶器となって襲いかかってきます。
雨粒が銃弾のように体を貫き、タバコの吸い殻が体に穴を開ける。
「近づくことすらできない」というこの無敵の能力に、定助はどう立ち向かうのか。
27巻の最終決戦は、ジョジョシリーズが到達した「運命」と「奇跡」の集大成。定助のスタンド「ソフト&ウェット」が最後に辿り着く進化の形は、まさに圧巻です。
完結した今だからこそ、一気読みを勧める理由
ジョジョ8部を連載中に追いかけていた読者の中には、「話が複雑で途中で断念した」という方もいるかもしれません。
しかし、完結した今こそ、ジョジョリオン コミックセットを手に取ってほしいのです。
ジョジョリオンは、バラバラだったピースが最後に一つの絵になるジグソーパズルのような作品です。
- 定助の正体が分かった瞬間のカタルシス
- 東方家の「呪い」の正体
- 最後に生き残るのは誰か?
これらが一気に繋がる感覚は、完結済み作品をまとめ読みするからこそ味わえる特権です。
また、東方家の兄弟たち(常秀、鳩、大弥など)も、最初は鼻につくキャラクターが多いのですが、物語が進むにつれて家族の絆や成長が見えてくるようになり、読み終わる頃には彼らのことが大好きになっているはずです。
次の物語、第9部「ジョジョランズ」へのバトン
そして、27巻で「ジョジョリオン」が完結した直後、ファンはさらなる興奮に包まれました。
現在連載中の第9部「The JOJOLands(ジョジョランズ)」へと物語は続いていきます。8部で描かれた「血筋」や「等価交換」というテーマは、形を変えて9部にも影響を与えています。
8部を最後まで読み届けることは、最新作を100%楽しむためのチケットでもあるのです。
特に、物語の終盤に登場するあるキャラクターや、ジョースター家の家系図の繋がりを知っておくと、9部の第1話から「うわっ、そう来るか!」という驚きを体験できますよ。
ジョジョ8部「ジョジョリオン」は何巻で完結?全27巻のあらすじと見どころを徹底解説!:まとめ
ここまで、ジョジョ8部「ジョジョリオン」の魅力についてお伝えしてきました。
改めて振り返ると、ジョジョ 8部 何巻まであるのかという疑問の答えは「全27巻」です。
最初は一人の青年の身元探しから始まり、やがて町全体、そして一族の呪いを解く壮大な物語へとスケールアップしていく。この疾走感とミステリー体験は、他の漫画では絶対に味わえません。
「ジョジョリオン」は、単なるバトル漫画の枠を超えた「アイデンティティ(自分は何者か)」を問う深いヒューマンドラマでもあります。
まだ手に取っていない方は、ぜひこの機会に、奇妙な杜王町への旅を始めてみてください。きっと、27巻を読み終えた時、あなたの中に新しい「黄金の精神」が刻まれるはずです。
もし「まずは序盤だけでも試したい」という方は、ジョジョリオン 1巻からチェックしてみてくださいね。その第1ページを開いた瞬間、あなたはもう、ジョジョの世界から抜け出せなくなっているかもしれません。

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