「ジョジョって名前は知っているけど、巻数が多すぎてどこから読めばいいかわからない……」
「ネットで流れてくるネタは面白いけど、結局どんな話なの?」
そんな風に思って、ジョジョという巨大な山を前に立ち尽くしている方は多いはずです。
結論から言いましょう。ジョジョは、一度その魅力に触れてしまえば、二度と引き返せないほど面白い「人間讃歌」の物語です。
この記事では、連載開始から35年以上が経過してもなお、世界中で熱狂的なファンを生み出し続けている『ジョジョの奇妙な冒険』の全9部にわたるあらすじを徹底的に解説します。
これを読めば、あなたにぴったりの「ジョジョライフ」の始め方が必ず見つかります。
- そもそも「ジョジョ」ってどんな物語?
- 第1部:ファントムブラッド ─ すべての始まり、宿命の出会い
- 第2部:戦闘潮流 ─ 軽快な知略と柱の男たち
- 第3部:スターダストクルセイダース ─ 最強の能力「スタンド」登場
- 第4部:ダイヤモンドは砕けない ─ 日本の町に潜む「日常の恐怖」
- 第5部:黄金の風 ─ 運命に抗うギャングたちの賛歌
- 第6部:ストーンオーシャン ─ 100年の因縁、ついに完結
- 第7部:スティール・ボール・ラン ─ ゼロからの再出発、北米大陸横断レース
- 第8部:ジョジョリオン ─ 記憶と血筋、杜王町の謎
- 第9部:The JOJOLands ─ 現代のハワイで「大富豪」を目指す
- ジョジョを面白く読むための順番とコツ
- ジョジョの魅力を支える独自の要素
- まとめ:ジョジョの奇妙な冒険のあらすじ全網羅!全9部の魅力と読む順番を徹底解説ッ!
そもそも「ジョジョ」ってどんな物語?
ジョジョの奇妙な冒険は、ジョースター家という一族と、吸血鬼となった男・ディオ(DIO)の、100年以上にわたる因縁を描いた物語です。
作者の荒木飛呂彦先生がテーマに掲げているのは「人間讃歌」。
どんなに絶望的な状況でも、自分の意志で一歩を踏み出す人間の美しさが、全編を通して描かれています。
最大の特徴は「部」ごとに主人公、舞台、ジャンルがガラリと変わることです。
第1部はイギリスの貴族、第3部は日本からエジプトへの旅、第5部はイタリアのギャング……といったように、部が変わるたびに新しい物語が始まるため、飽きることがありません。
さらに、ジョジョを象徴するのが「スタンド(幽波紋)」という能力です。
自分自身の精神エネルギーを具現化して戦うこのシステムは、後の多くの漫画に影響を与えました。
それでは、第1部から最新の第9部まで、その怒涛のあらすじを見ていきましょう。
第1部:ファントムブラッド ─ すべての始まり、宿命の出会い
舞台は19世紀末のイギリス。
英国貴族の跡取り息子であるジョナサン・ジョースター(通称ジョジョ)と、その養子として迎えられたディオ・ブランドーの出会いから物語は始まります。
ディオはジョースター家の財産を乗っ取ろうと企み、ジョナサンを精神的に追い詰めようとしますが、ジョナサンの持つ高潔な精神に阻まれます。
やがてディオは、被った者に強大な力を与える謎の遺物「石仮面」を使い、人間を超越した吸血鬼となってしまいます。
吸血鬼となったディオに対抗するため、ジョナサンは謎の男ツェペリから、特殊な呼吸法によってエネルギーを生み出す「波紋(はもん)」という技術を学びます。
正義と悪、太陽と夜。対照的な二人の、命を懸けた最初の決着が描かれます。
第2部:戦闘潮流 ─ 軽快な知略と柱の男たち
第1部から50年後の1938年。舞台はニューヨークへと移ります。
主人公は、ジョナサンの孫であるジョセフ・ジョースター。
彼は真面目だった祖父とは正反対の、お調子者で直感に優れた青年です。
この第2部では、石仮面を作った超生物「柱の男」たちが眠りから目覚めます。
人類の天敵ともいえる彼らを倒すため、ジョセフはシーザー・ツェペリと共に、過酷な波紋の修行に挑みます。
第2部の見どころは、ジョセフの繰り出す「ハッタリ」や「心理戦」です。
力で勝てない相手に対して、知恵と勇気で立ち向かう姿は、まさにジョジョの醍醐味です。
第3部:スターダストクルセイダース ─ 最強の能力「スタンド」登場
ジョジョの名を世に知らしめた、シリーズ屈指の人気作です。
舞台は1987年。主人公はジョセフの孫、空条承太郎(くうじょう じょうたろう)。
100年の眠りから覚めた宿敵DIOが復活した影響で、承太郎の母・ホリィがスタンド能力の暴走により倒れてしまいます。
「スタンド」とは、持ち主の傍らに立つ、特殊能力を持った精神像のこと。
承太郎は、祖父ジョセフや仲間たちと共に、母を救うため、そしてDIOとの決着をつけるためにエジプトを目指します。
日本からアジア、中東へと続く50日間の旅路。
次々と襲いかかる刺客たちとのスタンドバトルは、今読んでも全く色褪せない面白さがあります。
ジョジョをどこから読むか迷ったら、まずはジョジョの奇妙な冒険 第3部をチェックしてみるのがおすすめです。
第4部:ダイヤモンドは砕けない ─ 日本の町に潜む「日常の恐怖」
第3部から12年後の1999年。舞台は日本の地方都市「杜王町(もりおうちょう)」。
主人公はジョセフの隠し子である東方仗助(ひがしかた じょうすけ)です。
今までの「旅」とは異なり、この第4部は一つの町の中でストーリーが展開します。
仗助とその仲間たちは、町に潜む不気味なスタンド使いや、平穏を愛する殺人鬼・吉良吉影(きら よしかげ)に立ち向かいます。
「日常の中に潜む異常」をテーマにした第4部は、どこか懐かしい雰囲気と、背筋が凍るようなサスペンスが同居する独特な部となっています。
第5部:黄金の風 ─ 運命に抗うギャングたちの賛歌
舞台は2001年のイタリア。
主人公のジョルノ・ジョバァーナは、かつての宿敵DIOの息子でありながら、ジョースター家の血を継ぐ少年です。
彼は「ギャングスター」になって、汚職にまみれた町を浄化するという野望を持っていました。
ジョルノは、ブローノ・ブチャラティ率いるギャング組織「パッショーネ」の一員となり、仲間と共に組織のボスの正体を暴く過酷な任務に身を投じます。
第5部の魅力は、なんといっても「覚悟」の重さです。
死と隣り合わせの状況で、自分たちが信じる正義のために命を燃やす彼らの姿は、多くの読者の心を打ちました。
スタイリッシュなファッションやスタンドデザインも必見です。
第6部:ストーンオーシャン ─ 100年の因縁、ついに完結
2011年のアメリカ。シリーズ初の女性主人公、空条徐倫(くうじょう ジョリーン)が登場します。
承太郎の娘である彼女は、罠にはめられ、刑務所に収容されてしまいます。
そこで彼女を待ち受けていたのは、DIOの遺志を継ぎ、世界を「あるべき形」に変えようとするプッチ神父でした。
刑務所という閉鎖空間での戦いは、徐々に全人類を巻き込む壮大なスケールへと発展していきます。
第1部から続いてきた「ジョースター家とDIO」の長い戦いに一つの終止符が打たれる、衝撃的な結末は必見です。
第7部:スティール・ボール・ラン ─ ゼロからの再出発、北米大陸横断レース
ここからジョジョは、それまでの世界観を一度リセットした「パラレルワールド」のような設定に突入します。
舞台は1890年のアメリカ。北米大陸を馬で横断する史上最大のレース「スティール・ボール・ラン」が開催されます。
主人公は、下半身不随となったかつての天才騎手ジョニィ・ジョースター。
彼は、謎の鉄球を操る男ジャイロ・ツェペリと出会い、自身の再生をかけてレースに挑みます。
単なるレース漫画に留まらず、アメリカ大統領が狙う「聖なる遺体」を巡る争奪戦へと変貌していく展開は圧巻。
青年誌に移籍したことで、より緻密で芸術的な作画と、深い心理描写が楽しめます。
第8部:ジョジョリオン ─ 記憶と血筋、杜王町の謎
舞台は現代の杜王町。しかし、第4部とは異なる世界の物語です。
2011年の大震災後、突如現れた「壁の目」という隆起。その近くで見つかった記憶喪失の青年・東方定助(ひがしかた じょうすけ)が主人公です。
自分の名前すら思い出せない定助は、東方家に引き取られ、自らの正体を追っていきます。
物語の鍵を握るのは「ロカカカの実」と呼ばれる謎の果実。
誰が敵で誰が味方か分からないサスペンスフルな展開が続き、シリーズの中でも特に中毒性の高い内容になっています。
第9部:The JOJOLands ─ 現代のハワイで「大富豪」を目指す
2023年から連載が開始された最新作です。
舞台は現代のハワイ。主人公のジョディオ・ジョースターは、15歳の少年。
彼は「仕組み(メカニズム)」を理解し、大富豪になるという大きな野望を持っています。
仲間と共に麻薬取引に関与しながら、ある別荘にあるダイヤモンドを盗み出す任務に挑むところから物語は動き出します。
現代的なスマホやインフラを駆使した、これまでにないスピード感のあるジョジョが描かれています。
今からリアルタイムでジョジョを追いかけたいなら、ウルトラジャンプなどで最新話を確認してみるのがいいでしょう。
ジョジョを面白く読むための順番とコツ
これだけ部数が多いと、「どこから読めばいいの?」と悩むのは当然です。
おすすめの読み方を3つのパターンで紹介します。
1. 王道の「1部から順番に」
ジョースター家の歴史をしっかりと肌で感じたいなら、第1部から読むのが正解です。
物語のルーツを知っていると、後の部で「あ!これってあの時の……」という感動が増えます。
2. 人気の「3部からスタート」
「まずは一番有名なところから入りたい」という方は、スタンドが登場する第3部から読み始めるのがおすすめです。
バトルの面白さが分かりやすく、そこからジョジョにハマって過去作を遡る人も非常に多いです。
3. 最新の「7部から新しい世界を」
「昔の絵柄が少し苦手……」という方は、世界観が一新された第7部から読むのも一つの手です。
クオリティの高い画力と、独立したストーリーなので、予備知識がなくても最高に楽しめます。
どの部から入っても、最終的には全部読みたくなってしまうのがジョジョの魔力です。
ジョジョの魅力を支える独自の要素
あらすじだけでなく、ジョジョを唯一無二の作品にしている要素についても触れておきましょう。
「ジョジョ立ち」と独特なセリフ回し
彫刻やファッション誌を彷彿とさせる独特なポージング、そして「あッ!」「〜じゃあないか」といった独特な口調。
これらは単なるインパクト重視ではなく、キャラクターの意志を最大限に表現するために計算されています。
頭脳的な能力バトル
ジョジョの戦いは、単に「力が強い方が勝つ」というものではありません。
「空気を操る」「時間を数秒だけ止める」「物を治す」といった一見シンプルな能力を、いかに工夫して使うか。
そのパズルのような攻略法が、読者を惹きつけて離しません。
まとめ:ジョジョの奇妙な冒険のあらすじ全網羅!全9部の魅力と読む順番を徹底解説ッ!
ここまで全9部のあらすじと、その魅力を見てきました。
ジョジョはただの漫画ではなく、世代を超えて受け継がれる「勇気の物語」です。
各部が独立していながら、どこかで必ず「血の繋がり」や「黄金の精神」を感じさせる構成は、他に類を見ない完成度を誇ります。
最新の第9部も、これまでの伝統を引き継ぎつつ、新しい刺激を私たちに与えてくれています。
もしあなたがまだジョジョの世界に足を踏み入れていないなら、ぜひこの機会に一歩を踏み出してみてください。
ジョジョの奇妙な冒険 文庫版などで、まずは気になる部を手にとってみるのがいいでしょう。
その先に待っているのは、あなたの人生観をも変えてしまうかもしれない「奇妙な冒険」です。
さあ、あなたもジョースター一族と共に、運命に立ち向かう旅に出かけましょうッ!

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