ジョジョのアメリカンクラッカーとは?ジョセフの必殺技や元ネタのおもちゃを徹底解説!

この記事ではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。アマゾンアソシエイトプログラムに参加しています。

『ジョジョの奇妙な冒険』第2部「戦闘潮流」を語る上で、絶対に外せない武器といえば何でしょうか?波紋、スレッジハンマー、あるいは大型のボウガン……。

いいえ、やはり最もインパクトが強く、ジョセフ・ジョースターという男の性格を象徴しているのは**「ジョジョのアメリカンクラッカー」**ではないでしょうか。

今回は、作中でワムウを驚愕させたあのトリッキーな武器の正体から、元ネタとなった昭和の超ヒット玩具の歴史、さらには現代での意外な流行まで、余すことなく深掘りしていきます。ジョセフの戦い方にシビれた方も、あのおもちゃの「カチカチ」という音が懐かしい方も、ぜひ最後までお楽しみください。


ジョセフ・ジョースターが選んだ奇策の武器

第2部の主人公、ジョセフ・ジョースター。彼は第1部のジョナサンとは対照的に、勝つためには手段を選ばない「策士」としての側面を持っています。そんな彼が、究極の生命体である「柱の男」の一人、ワムウとの戦いで取り出したのがアメリカンクラッカーでした。

普通に考えれば、吸血鬼や柱の男を相手にするなら、剣や斧といった殺傷能力の高い武器を選ぶはずです。しかし、ジョセフはあえて「おもちゃ」に近い形状の道具を武器に改造しました。これには彼なりの深い計算があったのです。

なぜアメリカンクラッカーだったのか?

作中の設定では、ジョセフが使用したクラッカーは特殊な合金で作られていました。これは「波紋の伝導率」を極限まで高めるためです。波紋使いにとって、武器は自分の体の一部としてエネルギーを流し込む媒体。硬質で重量のある金属球が繋がった構造は、波紋を溜め込み、一気に放出するのに最適だったというわけですね。

また、ジョセフの戦闘スタイルは「相手の裏をかくこと」に特化しています。アメリカンクラッカーは紐の長さを調節したり、遠心力を利用して予測不能な軌道を描かせたりすることが可能です。真っ直ぐな攻撃なら簡単に見切るワムウであっても、背後から回り込んでくるクラッカーの動きには翻弄されました。


必殺技「クラッカー・ヴォレイ」の衝撃

ジョセフが繰り出すアメリカンクラッカーの技は、どれも個性的で計算され尽くしたものでした。中でも印象的なのが「クラッカー・ヴォレイ」です。

軌道を操る「クラッカー・ヴォレイ」

複数のクラッカーを同時に操り、全方位から相手を包囲するように攻撃する技です。単なる打撃武器としてではなく、紐を相手の腕や首に絡め取って動きを封じ、そこに強力な波紋を流し込むという、二段構えの攻撃が特徴です。

ワムウとの戦いでは、一見外れたように見えたクラッカーが、ジョセフの絶妙なコントロールによって背後から戻ってくる「クラッカー・ブーメラン」のような動きも見せました。この「見えていない場所からの攻撃」こそが、ジョセフの真骨頂といえます。

武器としての物理的考察

現実的に見ると、あの重い金属球をあれだけの速度で振り回すには、相当な腕力と遠心力の制御が必要です。ジョセフは波紋による身体能力の向上を活かし、本来なら自分に当たってしまうような危険な武器を、完璧な攻撃手段へと昇華させていたのです。


元ネタは昭和を席巻した伝説の玩具

さて、ジョジョの劇中に登場するこの武器には、しっかりとした元ネタが存在します。それが1970年代に日本中で爆発的なブームを巻き起こした玩具「アメリカンクラッカー」です。

アメリカンクラッカー

1971年の狂騒曲

日本でこのおもちゃが発売されたのは1971年(昭和46年)。アサヒ玩具から発売されるやいなや、瞬く間に子供たちの間で大流行しました。構造は非常にシンプルで、20センチほどの紐の両端にプラスチック製の硬いボールがついているだけ。

遊び方は、紐の真ん中にあるリングを持ち、手首を上下に振ることでボール同士をぶつけます。リズムが合うと、ボールが上下で「カチカチカチカチ!」と激しい音を立ててぶつかり続けるのです。この音が快感で、当時の公園や路地裏はどこへ行ってもこの音が響いていました。

ブームの終焉と「危険なおもちゃ」のレッテル

しかし、このブームは長くは続きませんでした。あまりの人気ゆえに、粗悪な模造品が出回ったことが原因の一つです。ボールの強度が足りず、激しくぶつけた瞬間に粉砕して破片が飛び散り、目に刺さるなどの事故が多発しました。

また、ボール自体が非常に硬いため、失敗して手首や顔に当たると大きな青あざができることも日常茶飯事。さらには、あの独特の騒音が社会問題となり、多くの学校で「持ち込み禁止」の通達が出されました。こうして、アメリカンクラッカーは短期間で姿を消し、「昭和の危ないおもちゃ」として語り継がれることになったのです。


現代に蘇るアメリカンクラッカーと再ブーム

ジョジョの連載から数十年、そして昭和のブームから半世紀近くが経った今、実はアメリカンクラッカーが再び世界で注目されていることをご存知でしょうか。

インドネシアでの爆発的ヒット

2023年頃から、インドネシアを中心に東南アジアで「Lato-lato(ラトラト)」という名前でこのおもちゃが再流行しました。SNSを通じて遊び方が拡散され、大統領までもが挑戦する姿が公開されるなど、かつての日本以上の盛り上がりを見せたのです。

現代版は素材の安全性が向上しており、昔ほど簡単に砕けることはありませんが、やはり「騒音問題」だけは共通しているようで、現地のニュースでも話題になりました。

スキルトイとしての進化

現在では、単なる懐かしの玩具ではなく、ヨーヨーやけん玉のような「スキルトイ」の一種として楽しむ層が増えています。

スキルトイ

高度なテクニックを駆使して、複雑な軌道でボールを操るパフォーマンスは、まさにジョセフ・ジョースターさながら。ジョジョファンの中には、コスプレの小道具としてだけでなく、実際に技を習得しようと練習に励む人も少なくありません。


ジョセフの精神を受け継ぐ「身近な武器」

ジョセフ・ジョースターがアメリカンクラッカーを武器に選んだというエピソードは、読者に「身の回りにあるものが、知恵と工夫次第で最強の武器になる」というワクワク感を与えてくれました。

彼はその後、第3部ではスタンド「ハーミットパープル」に目覚めますが、その際も茨(いばら)という、一見すると攻撃力の低そうな能力を駆使して戦います。「道具をどう使うか」というジョセフの精神は、第2部のアメリカンクラッカーから一貫しているのです。

もし、あなたが今アメリカンクラッカーを手に取ることがあれば、ぜひその重みを感じてみてください。ジョセフがこれに波紋を込め、強大な敵に立ち向かっていった勇気と機転を感じ取れるはずです。


ジョジョのアメリカンクラッカーとは?ジョセフの必殺技や元ネタのおもちゃを徹底解説!:おわりに

いかがでしたでしょうか。**「ジョジョのアメリカンクラッカー」**という一つのアイテムを紐解くだけで、漫画のキャラクター描写の深さから、昭和の社会現象、そして現代の世界的な再ブームまで、実に多くの物語が見えてきます。

ジョセフがワムウに見せた「策士としてのプライド」。それは、流行りのおもちゃを戦場に持ち込むという、大胆不敵な遊び心にも表れていました。

現代で遊ぶ際は、くれぐれも周囲の安全と騒音に注意してくださいね。ジョセフのようにカッコよく操るには、かなりの特訓が必要かもしれません。もし上手く鳴らせるようになったら、心の中で「次におまえは『カチカチうるさいぞ!』と言う!」と呟いてみるのも、ファンならではの楽しみ方でしょう。

ジョジョの世界は、こうした細かな小道具一つひとつにこだわりが詰まっているからこそ、いつまでも色褪せない魅力があるのです。

ジョジョの奇妙な冒険 第2部

コメント

タイトルとURLをコピーしました