ジョジョ3部のアン(家出少女)の声優は誰?歴代キャストと名前の由来を徹底解説!
『ジョジョの奇妙な冒険 第3部 スターダストクルセイダース』。エジプトを目指す承太郎一行の旅には、屈強なスタンド使いだけでなく、一人の非力な少女が紛れ込んでいたことを覚えていますか?
原作漫画では名前すら明かされず、読者からは長らく「家出少女」と呼ばれていた彼女。しかし、アニメやゲームなどのメディアミックスが進むにつれ、彼女には「アン」という可愛らしい名前が与えられ、時代を代表する豪華声優陣が命を吹き込んできました。
「あの生意気な女の子の声、どこかで聞いたことがあるような……?」
「結局、アンの声優さんは誰が担当してきたの?」
そんな疑問を抱いているジョジョファンのために、今回はアンを演じた歴代キャストの紹介から、名前がついた意外な経緯、そして物語における彼女の役割までを徹底的に深掘りしていきます。
テレビアニメ版ジョジョでアンを演じたのは「釘宮理恵」さん!
2014年に放送されたテレビアニメ版『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』。この作品でアン(家出少女)役を射止めたのは、圧倒的な人気と実力を誇る声優、釘宮理恵さんです。
釘宮さんといえば、数々のヒット作でヒロインを演じ、「ツンデレの女王」という異名を持つことでも知られていますよね。アンというキャラクターは、承太郎に対して生意気な態度を取りつつも、内面では彼を慕い、旅の過酷さに翻弄される等身大の少女です。
釘宮理恵さんの唯一無二のハスキーさと可愛らしさが同居した声質は、少年のようにも聞こえるアンの勝気な性格に完璧にマッチしていました。
アニメ版では原作以上にアンの出番が増えており、承太郎一行とのコミカルな掛け合いも多く描かれています。特に、承太郎のクールな振る舞いにドギマギしたり、ポルナレフをからかったりするシーンでの釘宮さんの演技は、殺伐としがちなスタンドバトルの合間で、視聴者にほっと息をつかせる「清涼剤」のような役割を果たしていました。
ジョジョの世界観に馴染みつつも、一般人の少女としてのリアリティを感じさせる釘宮さんの演技は、今や多くのファンにとって「アンの声といえばこれ!」というスタンダードになっています。
歴代のジョジョメディアでアンを演じた豪華声優陣
ジョジョの第3部は歴史が長く、アニメ化される以前からも様々なゲームやOVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)が制作されてきました。実は、アン役を担当したのは釘宮さんだけではありません。それぞれの時代で、その時々のトップ声優や個性派キャストが選ばれています。
格闘ゲーム版(カプコン):竹内順子さん
1998年に発売され、格闘ゲームとしても高い完成度を誇ったカプコン版『ジョジョの奇妙な冒険』。この作品でアンの声を担当したのは、竹内順子さんです。
竹内順子さんといえば、後にNARUTOの主人公、うずまきナルト役で世界的な人気を博すことになる名声優。当時から少年役や芯の強い少女役には定評があり、家出少女の「ガキ大将」っぽさを見事に表現していました。
実は、彼女に「アン」という名前が公式に設定されたのは、この格闘ゲーム版がきっかけだと言われています。キャラクター選択画面や演出上、名前がないと不便だったという制作上の理由があったようですが、竹内さんの声とともに「アン」という名前がファンの間に浸透していきました。
OVA版:よしきくりんさん
1990年代から2000年代にかけて制作されたOVA版では、よしきくりんさんがアンを演じています。OVA版はテレビアニメ版よりもシリアスでアダルトな雰囲気が強く、作画も劇画調に近いものでした。
よしきくりんさんの声は、そんな重厚な世界観の中でも埋もれることなく、過酷な旅に巻き込まれた少女の不安や強がりを繊細に描き出していました。テレビアニメ版の釘宮さんが「活発な少女」なら、OVA版のよしきさんは「どこか影のあるミステリアスな少女」という印象で、作品のトーンに合わせた見事な演じ分けがなされています。
ゲーム『ASB』『EoH』版:荒川美穂さん
PlayStation 3などで発売された対戦アクションゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル(ASB)』や、その続編『アイズオブヘブン(EoH)』では、荒川美穂さんがアンの声を担当しています。
これらのゲームでは、アンはプレイアブルキャラクター(操作キャラ)ではありませんが、ステージギミックや演出の一部として登場します。荒川さんの透明感のある声は、近年のジョジョゲームのスタイリッシュなグラフィックによく映え、現代的なアンのイメージを作り上げました。
なぜ「家出少女」は「アン」という名前になったのか?
ここで少し面白いトリビアをご紹介しましょう。原作の単行本を何度読み返しても、彼女の本名が語られるシーンは一度も存在しません。スタッフや承太郎たちからも、一貫して「家出少女」と呼ばれています。
では、なぜ今では「アン」という名前が当たり前のように使われているのでしょうか?
その答えは、先ほど触れた1998年の格闘ゲーム開発時にあります。開発スタッフが、ゲーム内で名前がないのは不都合だと考え、原作者の荒木飛呂彦先生に確認を取った上で「アン」という名前を採用したのです。
原作者公認の設定となったことで、それ以降のメディアミックスでは「アン」という名前が正式なものとして扱われるようになりました。
ちなみに、彼女のフルネームについては公式な設定はありません。シンガポールで父親と合流するという設定があることから、東南アジア系の苗字を想像するファンも多いようですが、あくまで「アン」という呼び名が彼女のアイデンティティとなっています。
名無しのキャラクターにこれほど立派な名前がつき、しかもそれが長年愛され続けているというのは、ジョジョという作品がいかに細部までファンに注目されているかの証拠と言えるでしょう。
アニメ版アンの活躍と承太郎への淡い恋心
テレビアニメ版のアンは、原作ファンにとっても驚きが多いキャラクターでした。というのも、原作に比べて劇的なまでに「出番」と「見せ場」が増えているからです。
原作での彼女は、シンガポール近海での暗青の月(ダークブルー・ムーン)戦から、インドでのエンプレス(女帝)戦あたりまで同行し、その後は父親のもとへ帰されて物語から退場します。
しかし、アニメ版ではその後もしばらく一行の旅に同行し続けます。パキスタンを越え、正義(ジャスティス)戦や恋人(ラバーズ)戦の付近まで一緒に旅をしている姿が描かれました。
なぜ、アニメスタッフはアンの出番を増やしたのでしょうか?
その大きな理由は、承太郎一行の「旅の空気感」をより豊かにするためだと考えられます。筋骨隆々の男たちが命を懸けて戦うロードムービーの中に、普通の少女であるアンがいることで、彼女の視点を通した「一行の日常」が浮き彫りになるのです。
特に注目したいのが、アンが承太郎に対して抱く「憧れ」や「淡い恋心」の描写です。
承太郎は常にクールで、女性に対しても「やかましい!うっとうしいぞ!」と突き放すような態度を取ります。しかし、アンが危機に陥れば必ず助け出し、彼女が去る際には帽子を深く被り直して無言で見送ります。
釘宮理恵さんの声で「承太郎!」と呼びかけるアンの姿は、視聴者にとっても彼女に共感し、承太郎の隠れた優しさを再発見するきっかけとなりました。彼女の存在は、承太郎が決して冷酷な人間ではなく、守るべき者のために戦うヒーローであることを強調する重要なエッセンスだったのです。
アン(家出少女)の声優から見るジョジョ3部の魅力まとめ
ジョジョ第3部に登場するアン(家出少女)の声優について、歴代のキャストから名前の由来まで詳しく見てきました。
- テレビアニメ版: 釘宮理恵さん(最も有名なキャスト)
- 格闘ゲーム版: 竹内順子さん(「アン」の名づけ親世代)
- OVA版: よしきくりんさん(初期のシリアスなアン)
- ゲームASB/EoH: 荒川美穂さん(近年のゲーム演出担当)
一人のサブキャラクターに対して、これほどまでの豪華な声優陣が関わっている事実に驚かされますね。名前すらなかった「家出少女」が、声優たちの名演とスタッフの愛によって「アン」という魅力的な一人の女の子として完成されていった過程は、ジョジョという作品が持つ熱量の高さを物語っています。
アンは物語の途中で旅を終えますが、彼女が承太郎たちからもらった勇気や、彼らと過ごした時間は、きっとその後の彼女の人生を強く支えたはずです。
もし今度アニメを見返す機会があれば、ぜひアンの声に耳を傾けてみてください。釘宮理恵さんが演じる、生意気だけど一生懸命な彼女の言葉の一つひとつが、承太郎たちの過酷な旅にどれほどの彩りを与えていたかが、より深く伝わってくるはずです。
ジョジョの物語は、スタンド使い同士のバトルだけでなく次回のステップとして、アンが登場するエピソードの中でも特に釘宮理恵さんの演技が光る「ベストシーン解説」をまとめてみましょうか?、アンのような「普通の人々」との関わりがあるからこそ、より一層ドラマチックに輝くのです。

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