ジョジョ風のイラスト・漫画を描きたい!独特な画風をマスターするコツと練習法

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「ジョジョみたいな絵を描いてみたいけれど、どこから手をつけていいか分からない……」

「あの圧倒的な『凄み』はどうやって出せばいいの?」

そんな悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。荒木飛呂彦先生が描く『ジョジョの奇妙な冒険』の世界観は、もはや漫画の枠を超えたひとつの芸術(アート)です。ファッション誌のようなスタイリッシュさと、ルネサンス彫刻のような肉体美、そして見る者を圧倒する独特の色彩感覚。

一見すると複雑怪奇に見えるあの画風ですが、実は緻密な計算と、いくつかの決定的なルールに基づいています。この記事では、ジョジョ風のイラストや漫画を自分のものにするための具体的なテクニックを、初心者の方でも実践できるように徹底解説します。


1. 黄金の精神を宿す「ジョジョ立ち」の構造を理解する

ジョジョを象徴する要素といえば、何といってもあの独特なポージング、通称「ジョジョ立ち」ですよね。なぜあんなにも不自然なのに美しいのか。その秘密は、美術解剖学の基礎にあります。

コントラポストを極限まで誇張する

「コントラポスト」という言葉を聞いたことがありますか?これは古代ギリシャ彫刻から使われている技法で、片足に体重をのせ、肩のラインと腰のラインをあえて逆方向に傾けるポーズのことです。

ジョジョ立ちは、このコントラポストを極限まで「ひねり」を加えたものです。描くときのコツは、まず背骨を一本の「S字カーブ」として捉えること。首、胸、腰をそれぞれ別々の方向へ向けるイメージで、関節を限界までねじれさせてみてください。

重心を意識したアンバランスの美

ただ体を曲げるだけでは、キャラクターが倒れそうに見えてしまいます。ジョジョのポーズが格好いいのは、極端にのけ反ったり曲がったりしていても、一本の軸(重心)がしっかり通っているからです。足の親指にグッと力が入っている様子を意識して描くだけで、画面に「静」と「動」の対比が生まれます。


2. 顔のパーツで「凄み」を出すための描き込み術

ジョジョ風のイラストにおいて、顔は最大の情報源です。特に「目」「鼻」「唇」の描き方を変えるだけで、一気にあの雰囲気に近づけることができます。

唇には縦じわと厚みを

一般的な漫画では唇を線一本で省略することが多いですが、ジョジョ風では唇に「厚み」と「質感」を持たせます。上下の唇の境界線をはっきり描き、さらに細かい縦じわを数本入れることで、一気にリアリティと色気が増します。

鼻のラインと「人中」の強調

鼻は高く、彫り深く描くのが基本です。特に鼻の下にある溝(人中)を二本の線でしっかり描くのがポイント。これがあるだけで、キャラクターの表情に力強さが宿ります。

まぶたの二重線と下まつげ

目は、まつげの一本一本まで意志を感じるように描きましょう。上まぶたの二重の線を強調し、さらに下まつげをしっかり描き込むことで、ジョジョ特有の「鋭い眼光」が再現できます。


3. 劇画的な迫力を生む「影」と「ハッチング」の技法

ジョジョの画面が重厚に見えるのは、独特な影の入れ方に秘密があります。

斜線(ハッチング)で立体感を出す

影の部分をただ塗りつぶすのではなく、細かな斜線(ハッチング)を重ねて表現してみましょう。頬のコケ、首の筋、服の深いシワなどにこの斜線を入れると、劇画のような密度が生まれます。線の太さをランダムにせず、一定の方向に揃えて描くのがコツです。

大胆な「ベタ」の配置

光と影の境界線をパキッと分け、影になる部分は思い切って真っ黒に塗りつぶします(ベタ塗り)。この「黒」の面積を増やすことで、画面全体が引き締まり、キャラクターが背景から浮き出るような立体感を得られます。


4. 常識を覆す「色彩の暴力」を使いこなす

「空がピンクでも、地面が青くてもいい」。これがジョジョのカラーリングにおける真髄です。

補色の関係を利用する

赤に対して緑、黄色に対して紫といった「補色(反対色)」を組み合わせることで、視覚的に強烈なインパクトを与えられます。例えば、キャラクターの肌の一部に思い切って青い影を入れたり、髪の色を背景の補色にしたりすることで、サイケデリックで芸術的な一枚に仕上がります。

感情を色で表現する

ジョジョのカラーイラストでは、シーンの状況よりも「キャラクターの感情」が色に反映されます。怒っているときは画面全体を燃えるような赤に、恐怖を感じているときは冷たい寒色系に。現実の色に縛られず、自分の直感で色を選んでみてください。


5. 道具から形を作る!おすすめの描画ツール

アナログで描くなら、やはり「Gペン」が王道です。しかし、最近はデジタル環境でもジョジョ風のタッチを再現できるツールが揃っています。

より精密な描き込みをしたいなら、iPad ProApple Pencilの組み合わせが最強です。筆圧感知が優秀なので、ジョジョ特有の「線の強弱」が自由自在に表現できます。

また、液タブを使って本格的に漫画を描きたい方にはWacom Cintiqがおすすめ。画面に直接ハッチングを刻み込む感覚は、アナログに近い快感があります。

着彩に関しては、コピックのような鮮やかな発色を目指すならCopic Sketchのセットを揃えておくと、あのアナログ原画のような深みのあるグラデーションが練習しやすくなります。


6. 実践!ジョジョ風イラスト・漫画の具体的な練習ステップ

いきなりオリジナルキャラをジョジョ風に描くのは難易度が高いものです。以下のステップで段階的に練習してみましょう。

ステップ1:彫刻の模写をする

意外かもしれませんが、ミケランジェロなどのルネサンス彫刻を模写するのが近道です。筋肉のつき方や光の当たり方を学ぶことで、荒木先生の絵のルーツを体感できます。

ステップ2:ファッション誌を「ジョジョ化」する

VOGUEのようなハイファッション誌に載っているモデルをベースに、ジョジョ的な顔のパーツや影を書き加えてみましょう。もともとスタイリッシュなポーズにジョジョの要素が加わることで、自然とあの雰囲気に仕上がります。

ステップ3:擬音をデザインとして描く

「ゴゴゴ」「ドドド」「メメタァ」といった擬音を、ただの文字ではなく「絵の一部」として配置してみてください。擬音に影をつけたり、キャラクターに重なるように配置したりすることで、画面全体の構成力がアップします。


7. まとめ:ジョジョ風イラスト・漫画で自分だけの世界を表現しよう

ジョジョ風の描き方を学ぶことは、単なる模倣ではありません。それは、人体の構造を理解し、光と影をコントロールし、色彩の常識を打ち破る「表現の修行」でもあります。

最初は線の多さに戸惑うかもしれません。ハッチングが上手くいかなくて画面が汚くなってしまうこともあるでしょう。しかし、何度も「凄み」を意識してペンを走らせるうちに、あなただけのオリジナリティが芽生えてくるはずです。

大切なのは、既成概念にとらわれないこと。自分の感性を信じて、大胆に、そして執拗に描き込んでみてください。

ジョジョ風のイラスト・漫画の描き方をマスターして、あなたの作品に圧倒的な熱量と芸術性を宿らせましょう!次はどんなキャラクターに「黄金の精神」を吹き込みますか?まずは一本の濃い線を引くところから、あなたの奇妙な冒険を始めてみてください。

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