「ジョジョの奇妙な冒険」というタイトルを聞いて、独特のポーズや「ゴゴゴゴ……」という擬音を思い浮かべる方は多いはず。でも、いざ自分が見ようと思うと「部数が多すぎてどこから手をつければいいの?」と足踏みしてしまいがちですよね。
結論から言うと、ジョジョは「ジョースター家の血の宿命」を描いた壮大な大河ドラマです。そのため、基本的には発表された順番通りに追っていくのが、作品の熱量を最もダイレクトに受け取れる正攻法になります。
この記事では、これからジョジョの世界に飛び込もうとしているあなたに、アニメ・漫画を含めたシリーズ全貌と、挫折しないための視聴ルートを徹底的にナビゲートします。
なぜ「ジョジョ シリーズ 順番」を守るのがベストなのか?
ジョジョは現在、第9部まで展開されている超ロングラン作品です。各部ごとに主人公が交代し、舞台となる国や時代もガラリと変わります。一見するとバラバラの物語に見えますが、実はすべての根底には「黄金の精神」という揺るぎないテーマが流れています。
前の部の主人公の孫が次の主人公になったり、かつての宿敵の因縁が数十年後に形を変えて現れたりと、順番通りに見ることでしか得られない感動の「伏線回収」が至る所に散りばめられているのです。
もちろん、特定の部から見ても楽しめますが、ジョースター家とディオ・ブランドーという一人の男から始まった「100年以上にわたる物語」を体感するには、やはり1部からの積み重ねが重要になります。
第1部:ファントムブラッド(すべての始まり)
物語の幕開けは19世紀のイギリス。格調高い貴族の跡取り息子であるジョナサン・ジョースターと、貧民街出身で野望に燃えるディオ・ブランドーの出会いからすべてが始まります。
二人は義兄弟として育ちますが、ディオはジョースター家の乗っ取りを画策。その過程で、被った者に超常的な力を与える「石仮面」の封印を解いてしまいます。吸血鬼となったディオに対抗するため、ジョナサンは師匠ツェペリから教わった呼吸法「波紋」を武器に立ち上がります。
第1部はジョジョの原点であり、勧善懲悪のクラシックな魅力が詰まっています。後半の特殊能力バトルの基礎となる「波紋」の概念をここでしっかり理解しておきましょう。
第2部:戦闘潮流(知略とユーモアの爆発)
舞台は1部から約50年後の1938年。ジョナサンの孫であるジョセフ・ジョースターが主人公です。ジョセフは祖父とは正反対で、お調子者で計算高い性格。「次に前はお前は〜と言う」といった相手の心理を突くセリフ回しが最高に痛快です。
人類を遥かに凌駕する超生物「柱の男」たちが目覚め、ジョセフはシーザー・ツェペリと共に過酷な修行に挑みます。1部よりもアクションのバリエーションが増え、知略を尽くした頭脳戦が加速するのがこの第2部の特徴です。
アニメ版では、この1部と2部がセットで構成されていることが多いので、まずはここを一気に駆け抜けるのがおすすめです。
第3部:スターダストクルセイダース(伝説のスタンド登場)
「ジョジョといえばこれ!」と言われるほど有名なのが、この第3部です。ここから物語は、精神エネルギーを具現化した守護霊のような能力「スタンド」によるバトルへと進化します。
主人公はジョセフの孫であり、シリーズ屈指の人気を誇る空条承太郎。100年の眠りから覚めた宿敵DIO(ディオ)を倒すため、日本からエジプトまで仲間と共に旅をします。
タロットカードやエジプトの神々をモチーフにした個性豊かな敵スタンド使いとの戦いは、後のジャンプ作品に多大な影響を与えました。格闘ゲームのようなワクワク感を味わいたいなら、3部は外せません。
ちなみに、この部をより楽しむためのアイテムとしてジョジョの奇妙な冒険 画集などで、荒木飛呂彦先生の独創的なデザインを確認してみるのも面白いですよ。
第4部:ダイヤモンドは砕けない(日常に潜む非日常)
エジプトでの死闘から11年。舞台は一転して、日本の地方都市「杜王町(もりおうちょう)」へ。ジョセフの隠し子である高校生、東方仗助が主人公です。
これまでの世界を股にかけた冒険とは異なり、自分たちの住む街を守るための「身近な戦い」が描かれます。街に潜むスタンド使いとの交流や、平穏を愛する恐怖の殺人鬼・吉良吉影との対決は、サスペンス要素が強く、非常に中毒性が高いです。
ポップな色使いや、キャラクターたちのファッション性の高さも第4部の大きな見どころといえます。
第5部:黄金の風(黄金の精神と覚悟の物語)
舞台はイタリア。DIOの息子でありながら、ジョースターの正義の心を受け継いだ青年、ジョルノ・ジョバァーナが主人公です。
ギャング組織「パッショーネ」に入り、仲間と共に組織のトップを目指す姿は、美しくも過酷です。第5部はとにかく「覚悟」というキーワードが重く響きます。絶望的な状況下で仲間を信じ、自らの運命を切り拓く姿に涙するファンが後を絶ちません。
スタンド能力もより複雑でパズル的な面白さが増しており、最後まで一気に読み進めてしまう(あるいは見進めてしまう)疾走感があります。
第6部:ストーンオーシャン(ジョースター家と因縁の終着駅)
シリーズ初の女性主人公、空条徐倫(承太郎の娘)が活躍する第6部。アメリカの刑務所という閉鎖空間から物語がスタートします。
父・承太郎を救うために戦う徐倫の成長物語であると同時に、第1部から続くDIOとの因縁に決着をつける非常に重要なエピソードです。重力が反転したり、時間が加速したりと、終盤のスケールの大きさはシリーズ最大級。
2026年現在、アニメで映像化されているのはこの第6部までとなっています。ラストシーンの衝撃は、ぜひご自身の目で確かめてください。
第7部:スティール・ボール・ラン(新世界での再出発)
第7部からは、物語がパラレルワールドのような新しい世界観へと移行します。19世紀末のアメリカを舞台に、北米大陸を馬で横断する過酷なレース「スティール・ボール・ラン」が描かれます。
下半身不随の元天才騎手ジョニィ・ジョースターと、謎の男ジャイロ・ツェペリ。この二人の友情と成長が、圧倒的な筆致で描かれます。「スタンド」という概念も新しい解釈で登場し、これまでのファンも新鮮な気持ちで楽しめます。
漫画として非常に完成度が高く、大人の読者からも圧倒的な支持を得ている傑作です。
第8部・第9部:現代へと続く奇妙な物語
第8部「ジョジョリオン」は、再び杜王町が舞台。震災後の街に現れた記憶喪失の青年、東方定助が自分の正体を探るミステリー仕立ての物語です。「家系図」や「呪い」といったテーマが深く掘り下げられています。
そして現在連載中なのが、第9部「The JOJOLands」です。ハワイを舞台に、少年ジョディオ・ジョースターが大富豪を目指す物語。現代のキャッシュレス社会や仕組み(メカニズム)をテーマにしており、荒木先生の時代を捉えるセンスが光っています。
最新話を追いかけたい方はウルトラジャンプで連載をチェックしてみるのも良いでしょう。
結局、どの媒体で見るのが正解?
アニメは作画・音楽・声優の演技が素晴らしく、非常に分かりやすく整理されています。特に1部や2部のテンポの速さは、アニメ版の方が初心者には受け入れられやすいかもしれません。
一方で、漫画版は荒木飛呂彦先生の唯一無二の絵力を堪能できるという最大のメリットがあります。特に7部以降はまだアニメ化されていないため、漫画でしか読めない未知の興奮が待っています。
おすすめは「アニメで6部まで追いつき、そこから7部以降を漫画で制覇する」というハイブリッド型です。
ジョジョ シリーズ 順番をマスターして、黄金の精神を体感しよう!
ここまで、ジョジョの各部の魅力と順番について解説してきました。一見すると長く険しい道のりに見えるかもしれませんが、一度その世界に足を踏み入れれば、独特のセリフ回しや手に汗握る心理戦の虜になるはずです。
「人間讃歌」という言葉の通り、どんなに追い詰められても立ち上がる登場人物たちの姿は、私たちの日常にも勇気を与えてくれます。
さあ、あなたも第1部のジョナサンとディオの出会いから、最新のジョディオの冒険まで、ジョジョ シリーズ 順番通りにその奇妙な物語を体験してみませんか?その先には、他の作品では絶対に味わえない唯一無二の興奮が待っていますッ!

コメント