ジョジョ5部ムーディー・ブルースの能力は最強?強さや元ネタ、アバッキオの最期を解説

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『ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風』。イタリアを舞台に、ギャングスターを目指す少年たちの熱き群像劇が描かれる本作において、ひときわ異彩を放つキャラクターがレオーネ・アバッキオです。

そして彼の傍らに立つスタンド、ムーディー・ブルース

一見すると地味、あるいは「直接的な戦闘には向かない」と評されることも多いこの能力ですが、実は物語の根幹を揺るがすほど強力で、なおかつ恐ろしく切ない性質を秘めています。今回は、ムーディー・ブルースの驚愕の能力から、その強さの真実、音楽的な元ネタ、そしてアバッキオの壮絶な最期までを徹底的に深掘りしていきましょう。


過去を「リプレイ」する唯一無二の探索能力

ムーディー・ブルースの最大の特徴は、特定の場所で過去に起きた出来事を、ビデオ再生のように映し出す「リプレイ(再生)」能力です。

スタンドの額にはデジタル時計のようなカウンターが表示され、アバッキオが指定した時間まで「巻き戻し」を行い、その場にいた人物の姿や音声を完璧に再現します。この能力の恐ろしいところは、それが単なるホログラムではなく、実体を伴った再生であるという点です。

例えば、過去にその場にいたパイロットを再生すれば、ムーディー・ブルースがそのパイロットになり代わって飛行機を操縦することすら可能です。この「変装」に近い応用力は、チームの移動や潜入において計り知れない恩恵をもたらしました。

再生中は「早送り」や「一時停止」も自由自在。証拠隠滅を図ろうとする敵の足跡を辿ったり、ボスの顔を突き止めるための決定打を放ったりと、情報の価値が勝敗を分けるジョジョの世界において、これほど「詰み」に近い探索能力は他にありません。


ムーディー・ブルースは本当に戦闘に向かないのか?

ファンの間でよく議論になるのが、「ムーディー・ブルースの格闘性能」についてです。作中では「戦闘向きではない」と語られる場面がありますが、公式のスタンドパラメータを見てみると驚きの事実が判明します。

  • 破壊力:C
  • スピード:C
  • 射程距離:A(再生中に限る)
  • 持続力:A
  • 精密動作性:C
  • 成長性:C

破壊力Cという評価は、実は第3部のシルバーチャリオッツなどと同格です。つまり、人間を素手で再起不能にする程度のパワーは十分に備わっているということ。実際に、マン・イン・ザ・ミラー戦で見せたイルーゾォへの猛攻は、凄まじい気迫と重みを感じさせるものでした。

ではなぜ、非戦闘型と言われるのか。それは能力の「制約」に理由があります。

リプレイを実行している間、ムーディー・ブルースは「過去の人物の動き」をトレースしなければなりません。この状態ではアバッキオの意志で自由にガードや攻撃を行うことができず、完全に無防備な状態を晒してしまいます。

「過去を見る」という行為そのものが、現在の危険を疎かにするというリスクを孕んでいる。このジレンマこそが、ムーディー・ブルースを「ピーキーな補助型」たらしめている要因なのです。


アバッキオの精神性と「真実を追う」呪縛

スタンドは精神の具現化です。アバッキオがなぜ「過去を映す能力」を手に入れたのかを考えると、彼の悲劇的な経歴に行き着きます。

かつて正義感に燃える警官だったアバッキオは、社会の汚職に絶望し、自らも収賄に手を染めてしまいました。その結果、自分のミスで相棒の警官を死なせてしまうという、取り返しのつかない過去を背負うことになります。

「あの時、ああしていれば」

「もし過去に戻れたら」

そんな後悔の念が、過去を何度も見直す「ムーディー・ブルース」という形になったと解釈すると、この能力がいかに切ないものかが見えてきます。彼は常に過去を見つめ続け、そこにある「真実」だけを信じることで、自分を繋ぎ止めていたのかもしれません。

アバッキオがチームの中で新入りのジョルノに対して人一倍厳しく当たったのも、甘い理想を掲げるジョルノの姿に、かつての純粋だった自分を重ねていたからでしょう。

そんな彼が、最終的に「真実を突き止めること」に命を懸けるようになる。物語の構成の妙を感じずにはいられません。


スタンド名の元ネタ「ザ・ムーディー・ブルース」の深淵

ジョジョといえば、洋楽のアーティスト名や曲名から引用されるスタンド名がお馴染みです。ムーディー・ブルースの由来は、イギリスのプログレッシブ・ロック・バンド「The Moody Blues」から来ています。

彼らの代表的なアルバム『Days of Future Passed(未来を過ぎ去った日々)』というタイトルを聞いて、ピンとくるファンも多いはず。

「過ぎ去った過去の日々」と「未来」が交錯するこのアルバムのテーマは、まさにアバッキオの能力そのものです。また、このバンドの音楽性は非常に幻想的で、どこか物悲しい旋律が特徴的です。

アバッキオが抱える孤独感や、荒木飛呂彦先生が描く5部のシックで退廃的な空気感と、元ネタであるバンドの雰囲気は見事にマッチしています。ジョジョをより深く楽しむなら、The Moody Blues アルバムを聴きながら読み返してみるのも、非常に贅沢な体験になるでしょう。


サルディニア島での衝撃。アバッキオの最期と遺志

物語の終盤、ブチャラティチームはボスの正体を暴くため、サルディニア島へと向かいます。そこでアバッキオに課せられた任務は、15年前のボスの姿をリプレイすることでした。

しかし、その背後にはボスの分身であるドッピオが迫っていました。子供たちのサッカーボールを拾おうと油断した一瞬、アバッキオの胸はボスの手によって貫かれます。

誰にも看取られることなく、一人静かに息を引き取ろうとするアバッキオ。その意識が薄れゆく中で、彼はかつての相棒の警官と再会します。

「大切なのは『結果』ではなく、そこに辿り着こうとする『意志』だ」

その言葉を受けたアバッキオは、自分が死んでもなお、ムーディー・ブルースの能力を解除しませんでした。最期の力を振り絞り、スタンドにボスの顔と指紋をデス・マスクとして石碑に刻ませたのです。

駆けつけたジョルノたちが目にしたのは、アバッキオの亡骸と、彼が命と引き換えに残した「真実」への道標でした。この献身的な最期があったからこそ、物語はディアボロの待つローマへと動き出すことになったのです。


まとめ:ジョジョ5部ムーディー・ブルースの能力は最強?強さや元ネタ、アバッキオの最期を解説

さて、ここまでジョジョ5部ムーディー・ブルースの能力は最強?強さや元ネタ、アバッキオの最期を解説してきましたが、いかがだったでしょうか。

ムーディー・ブルースは、単なる「便利な再生機」ではありません。それは、過去の罪に囚われながらも、真実に辿り着こうと足掻き続けた一人の男の「魂の形」そのものでした。

派手な肉弾戦で敵をなぎ倒すスタンドではありませんが、彼が残した指紋の一つ、顔の造形の一つがなければ、ジョルノたちの勝利はあり得ませんでした。そういった意味では、ムーディー・ブルースこそが「運命を変えるための最強の鍵」だったと言えるのではないでしょうか。

アバッキオという男が生きた証、そして彼が守り抜いた誇りを思い出しながら、改めてアニメや原作をチェックしてみてください。きっと、最初に読んだ時とは違う感動が胸に迫るはずです。

もし、さらに詳しくジョジョの世界に浸りたい方は、ジョジョの奇妙な冒険 第5部 コミックセットを手元に置いて、アバッキオの生き様をじっくりと辿ってみることをおすすめします。

また別のキャラクターやスタンドについても解説してほしいといったリクエストがあれば、ぜひ教えてくださいね。

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