ジョジョのミドラーの顔はいつ判明した?原作・アニメ・格ゲーでの違いを徹底解説!

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『ジョジョの奇妙な冒険 第3部 スターダストクルセイダース』には、数多くの魅力的な刺客が登場します。その中でも、ファンの間で長年「伝説」として語り継がれているキャラクターがいます。それが、DIOからの刺客であり、タロットカード「女教皇」の暗示を持つスタンド使い、ミドラーです。

彼女について語る上で避けて通れないのが、「結局、ミドラーの顔はどんな見た目だったのか?」という謎です。原作を読んでいるだけでは決して拝むことのできない彼女の素顔。しかし、メディアミックスの過程でそのビジュアルは劇的な進化を遂げました。

今回は、ジョジョファンの間で語り草となっているミドラーの正体と、原作・アニメ・格闘ゲームそれぞれにおける描写の違いについて、深掘りして解説していきます。


原作漫画では「顔」が描かれなかったという衝撃

まず前提として知っておきたいのが、荒木飛呂彦先生による原作漫画において、ミドラーの素顔は一度もまともに描かれていないという事実です。

物語の終盤、潜水艦を丸呑みにするほどの巨大なスタンド「女教皇(ハイプリエステス)」を操り、空条承太郎たちを絶体絶命のピンチに追い詰めた彼女。しかし、承太郎のスタープラチナによって、ダイヤモンドの硬度を持つはずのスタンドの歯をすべて叩き折られ、本体であるミドラーも同時に再起不能(リタイア)となりました。

この際、ジョセフ・ジョースターが「ミドラーは若くてかなりの美人だという噂だ」と発言していますが、実際に描かれたのは、遠くの陸地で前歯を折られて血を流し、うつ伏せで倒れている小さなシルエットのみでした。

読者は「美人なはずなのに、顔が見えないまま前歯を全部折られた」という、ジョジョらしい容赦のない結末に、想像を膨らませるしかなかったのです。この「見えないからこそ気になる」という心理が、後のミドラー人気に火をつけることになります。


転換点となったのはカプコンの「格闘ゲーム版」

原作で謎のまま終わったミドラーのビジュアルに、明確な答えが提示されたのは1998年のことでした。カプコンから発売された対戦型格闘ゲームジョジョの奇妙な冒険 未来への遺産の制作にあたり、大きな変化が訪れます。

ゲームにミドラーを登場させる際、開発スタッフは「顔がわからないキャラクターをどう動かすか」という問題に直面しました。そこで、原作者である荒木飛呂彦先生に直接、キャラクターデザインの描き下ろしを依頼したのです。

ここで誕生したのが、現在私たちが「ミドラー」として認識しているあの妖艶な姿です。

  • 褐色の肌にウェーブのかかったロングヘア
  • ベリーダンサーを彷彿とさせる露出度の高い衣装
  • 頭に巻いたターバンと、エキゾチックな装飾品

このデザインは、まさに「絶世の美女」という呼び名にふさわしいものでした。荒木先生の手によって公式に命を吹き込まれた彼女は、ゲーム内でも非常に高い人気を博し、格闘ゲーム独自の技や演出とともに、ファンの心に強く刻まれることになったのです。


テレビアニメ版で見せた「粋な演出」とこだわり

2014年から放送されたテレビアニメ版『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』でも、ミドラーの扱いは非常に特別なものでした。

アニメ制作陣は、原作の「顔が見えないミステリアスさ」と、格ゲー版で定着した「公式ビジュアル」のバランスを絶妙に保つ演出を選択しました。アニメ第24話「女教皇 その2」において、ミドラーは以下のように描かれています。

声によるキャラクター付け

アニメ版でミドラーの声を担当したのは、実力派声優の久川綾さんです。知性と色気、そして承太郎を「ハンサム」と挑発する余裕を感じさせる演技は、姿が見えない状態でも彼女の「いい女感」を存分に際立たせていました。

チラリと見えるビジュアル

アニメでも、承太郎たちと対面して会話するシーンは存在しません。しかし、最後のリタイアシーンでは、格ゲー版のデザインを踏襲した髪型や衣装の一部が描かれました。顔全体をはっきりと映すことは避け、口元やシルエットを強調することで、視聴者の想像力を刺激する「粋な演出」が取られたのです。

このように、アニメ版は原作のファンと格ゲー版のファンの両方を納得させる、非常にリスペクトの詰まった構成になっていました。


荒木飛呂彦先生の画集に刻まれた公式の証

ゲームのために描き下ろされたミドラーのデザインは、単なるゲームオリジナル要素に留まりませんでした。荒木飛呂彦先生の画集JOJO A-GO!GO!には、格ゲー版のデザインをベースにしたミドラーのフルカラーイラストが収録されています。

この画集に掲載されたことで、彼女のビジュアルは「後付けの設定」ではなく、紛れもない「ジョジョの公式キャラクターデザイン」として昇格しました。現在、ジョジョのスマートフォン向けゲームやグッズ展開においてミドラーが登場する際は、ほぼ100%このデザインが採用されています。

「原作では顔が出なかったけれど、作者本人が後にデザインを完成させた」という珍しい経緯を持つ彼女は、ある意味でジョジョという作品の歴史そのものを象徴するキャラクターの一人と言えるでしょう。


スタンド「女教皇」の能力をおさらい

ミドラーを語る上で欠かせないのが、その恐ろしいスタンド能力です。顔が見えない彼女に代わって、物語の大部分で「顔」として機能していたのは、不気味な仮面のような姿をしたスタンド「女教皇(ハイプリエステス)」でした。

能力の真髄は「鉱物への擬態」にあります。

  • 潜水艦の計器の一部に化ける
  • コーヒーカップに化けて不意打ちを食らわせる
  • カミソリに化けて喉元を狙う
  • 最終的には海底の岩そのものと一体化し、巨大な顔となって潜水艦を噛み砕く

この能力は、単なる変身ではなく「同化」に近いものです。物理的な破壊が難しく、承太郎たちも潜水艦を捨てて脱出せざるを得ないほど追い詰められました。

しかし、その自信の源であった「ダイヤモンド並みの硬度を持つ歯」を、スタープラチナの圧倒的なパワーで粉砕されたことが敗因となりました。スタンドの歯が折れるというショッキングな描写は、そのまま本体であるミドラーの「顔」へのダメージへと直結したのです。


ミドラーと承太郎の奇妙な関係性

ミドラーは、他の刺客とは少し異なる雰囲気を持っていました。承太郎たちを始末しようとする冷酷な殺し屋でありながら、無線越しに承太郎の容姿を褒めたり、どこか余裕のある態度を見せたりしていました。

彼女が承太郎に対して抱いていた感情は、単なる標的以上のものがあったのかもしれません。格闘ゲーム版での勝利セリフやアニメ版の演技からは、彼女自身のプライドの高さと、強い男への関心が垣間見えます。

だからこそ、自慢の歯を折られ、最も見せたくなかったであろう無残な姿で敗北した結末は、彼女にとって死ぬことよりも屈辱的なことだったのかもしれません。この悲劇的な幕切れが、彼女を「ただの敵キャラ」以上の存在にしている要因と言えます。


ジョジョのミドラーの顔はいつ判明した?原作・アニメ・格ゲーでの違いを徹底解説!のまとめ

ミドラーというキャラクターは、ジョジョの歴史の中でも非常に特殊な立ち位置にいます。

最初は「顔の出ない、噂だけの美女」として登場し、ファンの想像力をかき立てました。その後、ゲーム制作というきっかけを経て、原作者自身の手によって「褐色の妖艶な美女」としての輪郭が与えられました。そしてアニメ版では、その両方の要素を汲み取った最高の演出で視聴者を魅了したのです。

もしあなたが、原作漫画だけを読んで「ミドラーってどんな顔だったんだろう?」と疑問に思っていたなら、ぜひ一度、画集JOJO 6251や格闘ゲームのビジュアルをチェックしてみてください。そこには、承太郎を追い詰めた誇り高き刺客の、真実の姿が描かれています。

「顔が見えない」というミステリアスな魅力から始まり、メディアを越えて完成されたミドラーの物語。彼女の存在を知ることで、第3部の世界観はより一層、深みを増していくことでしょう。

ミドラーの素顔を知った上で、もう一度原作の潜水艦編を読み返してみると、彼女のセリフ一つひとつに新しい発見があるかもしれません。ジョジョという作品が持つ、時を超えて広がり続ける魅力を、ぜひ改めて体感してみてください。

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