「この味は!………ウソをついてる『味』だぜ……」
ジョジョの奇妙な冒険、第5部「黄金の風」を語る上で、絶対に外せない屈指の名シーンですよね。読んだことがない人でも、このセリフだけはネットミズやパロディで目にしたことがあるのではないでしょうか。
物語の序盤、後に最高のリーダーとして慕われることになるブローノ・ブチャラティが、主人公ジョルノ・ジョバァーナに対して放ったこの一言。なぜ彼は相手の汗を舐めたのか? そして「嘘の味」とは一体どんなものなのか?
今回は、ジョジョファンの間で語り継がれるこの衝撃的な場面の裏側から、最新のグッズ情報、さらには日常で使える(?)ブチャラティ流の観察術まで、ディープに掘り下げていきます。
衝撃の初登場!ブチャラティが汗を舐めた理由
ジョジョ第5部の幕開け早々、ファンに強烈なインパクトを与えたのがブチャラティの登場シーンです。
ジョルノは涙目のルカという男を(結果的に)再起不能にしてしまい、その調査にやってきたのがギャング組織「パッショーネ」のブチャラティでした。ケーブルカーの中という密室で、二人のヒリつくような心理戦が繰り広げられます。
ここでブチャラティがとった行動が、ジョルノの顔に浮かんだ汗をベロリと舐めるというものでした。
現代の感覚で見れば、あるいはジョジョの世界観を知らなければ「変質者では?」と思ってしまうような行動ですが、これこそがブチャラティという男の「凄み」を象徴しています。
彼は、人間が嘘をつくときに分泌される汗の成分や、その変化を味覚で感知できるという独自の特技を持っていました。ジョルノが隠し事をしていると確信した瞬間の、「ウソをついてる『味』だぜ」という宣告。
このシーンがあるからこそ、後の「黄金のような精神」を持つ彼とのギャップが際立ち、読者は一気にブチャラティというキャラクターの虜になってしまうのです。
嘘をつくと汗の味が変わる?生理学的な視点
さて、ここで少し冷静に考えてみましょう。実際に人間は嘘をつくと汗の味が変わるのでしょうか?
医学的な観点から言えば、嘘をつくとき、人間は強いストレスを感じます。この時、自律神経のうち「交感神経」が優位になり、冷や汗(精神性発汗)をかきます。
暑いときにかく汗と違い、ストレスによる汗は一気に出るため、皮膚表面の成分と混ざり合いやすいという特徴があります。ブチャラティは、この微妙な化学変化を舌で感じ取っていたのかもしれません。
荒木飛呂彦先生の描く世界では、こうした「人間の肉体や精神の限界」が特殊な能力として昇華されることがよくあります。
ブチャラティのこの特技は、スタンド能力「スティッキィ・フィンガーズ」によるものではなく、彼が過酷なギャングの世界で生き抜くために磨き上げた、野生的な直感と観察眼の産物なのです。
公式がまさかの再現?「嘘をついてる味」のスナック菓子
この名セリフ、実は2025年に入ってから大きな話題を呼びました。なんと、公式からこのシーンをモチーフにしたスナック菓子が登場したのです。
その名も「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 キャラスナ ~この味は!ウソをついてる『味』だぜ~」。
ファンならずとも「え、どんな味なの?」と二度見してしまうネーミングですが、実際のフレーバーは「しお味(かつお風味のコク)」となっています。
汗を連想させる「しお味」に、嘘の深みを表現したような「かつおのコク」を加えるという、開発陣の並々ならぬこだわり(あるいはジョジョ愛)が感じられます。
アミューズメント施設の景品として展開されたこの商品は、パッケージにあの汗を舐めるシーンが堂々とプリントされており、手に入れるだけでブチャラティのプレッシャーを体感できる仕様になっています。
ジョジョグッズを集めるなら、飾っておくだけでも「覚悟」が決まりそうな一品ですよね。
日常生活で使える?ブチャラティ流の観察術
私たちが日常生活で誰かの汗を舐めるわけにはいきませんが(間違いなく通報されます)、ブチャラティの「観察の姿勢」から学べることは意外と多いものです。
彼は単に味覚に頼っていたわけではありません。ジョルノの目の動き、呼吸の乱れ、言葉の端々に宿るわずかな違和感。それらを統合した結果として、「最後に味で確認する」というプロセスを踏んでいます。
ビジネスや人間関係において、相手の本音を探りたいとき、私たちは言葉だけに注目しがちです。しかし、ブチャラティのように五感をフル活用し、相手の「非言語的なサイン」を読み取る力は、現代社会でも非常に役立ちます。
「この人は言葉では調子いいことを言っているけれど、どこか『嘘の味』がするな……」
そんな直感を大切にすることは、自分を守るための立派な防衛本能と言えるでしょう。
ブチャラティという男の魅力:恐怖から信頼へ
「嘘をついてる味」を判別する不気味な敵として登場したブチャラティですが、物語が進むにつれて、彼は組織の腐敗に立ち向かう、誰よりも正義感の強いリーダーへと成長(あるいは本性を露呈)していきます。
ジョルノの嘘を見抜いたとき、彼はジョルノの中に眠る「黄金の精神」をも見抜いていたのかもしれません。
最初は恐怖の対象だった「嘘を見抜く力」が、仲間を守るための「真実を見極める力」へと変わっていく。このカタルシスこそが、ジョジョ第5部の最大の魅力です。
もしあなたがこれからジョジョを読み始める、あるいは読み返そうと思っているなら、ぜひジョジョの奇妙な冒険 第5部をチェックしてみてください。
文庫版や電子書籍で、あの緊張感あふれるページをめくるたび、ブチャラティの「凄み」を再確認できるはずです。
ネットで愛される「嘘の味」ミームの世界
このセリフは、インターネット掲示板やSNSにおいても、長年愛され続けています。
相手の矛盾を突くとき、あるいは明らかに怪しいニュースが流れてきたとき、決まって「ベロン」という擬音とともにこのセリフが引用されます。
なぜこれほどまでに擦り切れるほど使われても飽きられないのか。それは、このセリフが持つ「絶対的な自信」が、現代人の心のどこかに刺さるからではないでしょうか。
「証拠はないけれど、俺の感覚がノーと言っている」
そんな強引なまでの自己肯定感が、この短いフレーズには詰まっています。
第5部のアニメ版で見る「嘘の味」の演出
アニメ版『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』でも、このシーンの気合の入り方は凄まじいものでした。
声優・中村悠一さんの低く落ち着いたトーンから、一気にギアが上がる「ウソをついてる『味』だぜ……」の演技。そして、滴り落ちる汗の描写と、不気味に響く効果音。
映像になることで、ブチャラティの持つ「異質さ」がより強調され、初見の視聴者に「このアニメ、タダモノではない」と思わせるに十分なインパクトを与えました。
アニメから入ったファンにとっても、このシーンは「ジョジョ沼」に引きずり込まれる決定打となったようです。
ジョジョ「嘘をついてる味」の正体とは?ブチャラティの名言と衝撃シーンを徹底解説:まとめ
さて、ここまでブチャラティの衝撃的な名シーンについて語ってきましたが、いかがでしたでしょうか。
「嘘をついてる味」というフレーズは、単なる奇抜なセリフではなく、ブチャラティという人間の深み、荒木飛労彦先生の独創的な世界観、そして読者が抱く「真実を知りたい」という本能が結びついた、まさに奇跡のような一言です。
もし、あなたの周りで誰かが怪しい動きをしていたら……さすがに舐めるのはNGですが、心の中でそっと唱えてみてください。
「この味は!………ウソをついてる『味』だぜ……」
そう思うだけで、少しだけブチャラティのような強靭な精神(メンタル)を手に入れられるかもしれません。
最後に、ジョジョの世界をもっと深く楽しみたい方は、フィギュアやアパレルなどの関連グッズも探してみると面白いですよ。ジョジョ ブチャラティ フィギュアなどで検索すると、あのポーズを忠実に再現した、こだわりの逸品に出会えるはずです。
ジョジョの物語は、いつだって私たちに「真実に向かおうとする意志」の大切さを教えてくれます。ブチャラティが命を懸けて守り抜いた真実の重みを、ぜひ原作やアニメで再び味わってみてください!

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