「ジョジョの奇妙な冒険」を読んだことがある人なら、一度は鏡の前で体をひねってみたことがあるのではないでしょうか。そう、あの唯一無二の芸術的ポージング、通称「ジョジョ立ち」です。
マンガの枠を超え、今やファッション界やアートシーン、さらにはSNSの自撮り文化にまで浸透しているジョジョの決めポーズ。しかし、いざ自分でやってみるとなんだか決まらない、あるいはどこをどうひねればあの「ジョジョ感」が出るのか分からないという方も多いはずです。
この記事では、ジョジョの決めポーズを愛してやまないファンのために、初心者でも挑戦しやすい基本の型から、覚悟が必要な上級編まで、その魅力を余すことなく解説します。読み終わる頃には、あなたも「黄金の精神」をまとったポージングができるようになっているはずですよ。
なぜ私たちは「ジョジョの決めポーズ」に惹かれるのか
ジョジョの決めポーズ、いわゆるジョジョ立ちの最大の魅力は、人間の可動域を限界まで攻めた「ねじれ」にあります。原作者の荒木飛呂彦先生は、イタリアのルネサンス彫刻や、海外のファッション雑誌『VOGUE』などのモデルが見せるポージングから着想を得ていることで有名です。
古典芸術の重厚さと、ハイファッションの洗練されたライン。これが融合することで、単なる「かっこいいポーズ」を超えた、キャラクターの執念や覚悟を体現する芸術へと昇華されているのです。私たちがジョジョ立ちに惹かれるのは、そこにキャラクターの生き様が凝縮されているからに他なりません。
【初級編】日常でも使いやすい?基本のジョジョ立ち
まずは「ジョジョ立ちをやってみたいけれど、周囲の目が気になる」「体が硬くて難しいのは無理」という方におすすめの、比較的負担が少なめなポーズから紹介します。
ジョナサン・ジョースター:すべての始まりのポーズ
第1部の主人公、ジョナサンの代名詞といえば、顔の前で左手を大きく広げ、指の間から鋭い視線を送るポーズです。これは「ジョジョ立ち」のパブリックイメージとして最も浸透しているものの一つ。コツは指をピンと伸ばし、手のひらで顔を隠しすぎないこと。指の隙間から「勇気」を覗かせるのがポイントです。
空条承太郎:圧倒的な威圧感と「指差し」
第3部の承太郎といえば、右腕を真っ直ぐ前に突き出した指差しポーズです。シンプルですが、肩を少し上げ、帽子を深く被り直すような仕草を添えるだけで、一気に承太郎らしい「やれやれだぜ」という雰囲気が漂います。学ランを羽織っている気分で、背筋を伸ばして堂々と立ちましょう。
ジョルノ・ジョバァーナ:襟を掴む黄金の作法
第5部の主人公、ジョルノのポーズで最も有名なのは、右手で胸元の襟をグイッと掴む仕草です。このとき、ただ立つのではなく、脚を少しだけクロスさせて重心を片方に寄せると、ジョルノ特有の色気と気品が生まれます。
【中級編】「ひねり」を加えてジョジョらしさを出す
ここからは、ジョジョ立ちの本領発揮です。体の「軸」を意識して、少しだけ無理な姿勢に挑戦してみましょう。
東方仗助:リーゼントを崩さないスタイリッシュさ
第4部の仗助は、両手を顔のラインに沿わせるように配置するポーズが印象的です。手のひらを外側に向けるのがコツ。腰をグイッと横に突き出し、上半身を逆方向に少し傾ける「くの字」のラインを作ると、街の不良(ヒーロー)らしいオシャレな雰囲気が出ます。
空条徐倫:しなやかで力強い女性のライン
第6部の徐倫のポーズは、女性らしい曲線美と力強さが同居しています。左手で顎を支え、右手は腰に。肘を鋭角に曲げることで、画面の中に三角形の構図を作り出すのがジョジョ流です。凛とした表情でカメラを見据えましょう。
花京院典明:計算された「レロレロ」ではない美学
花京院のポーズは、直立した状態で両腕を胸とお腹の前で交差させるもの。ポイントは手つきです。中指と薬指を軽く曲げ、独特の形を作ることで、冷静沈着な策士としてのキャラクター性が際立ちます。
【上級編】覚悟が必要!重力を無視した決めポーズ
ここからは、撮影後に筋肉痛になることを覚悟してください。まさに「人間を辞める」レベルの難易度です。
DIO:最高に「ハイ!」ってやつだポーズ
第3部の宿敵、DIOのポーズ。膝を深く折り曲げ、上半身をこれでもかというほど後ろに反らす姿は、まさに吸血鬼ならでは。股関節の柔軟性と腹筋、背筋が同時に試されます。これを決めることができれば、あなたも「世界の支配者」の気分を味わえるでしょう。
ポルナレフ:重力はどこへ行った?
ポルナレフの立ち絵には、驚くほど重心を片脚に預け、背骨が大きくS字を描いているものがあります。これはもはや、物理法則との戦いです。壁などの支えなしで自立してこのポーズを維持できたら、あなたはスタンド使いの素質があるかもしれません。
シーザー・ツェペリ:優雅さとシャボン舞う指先
第2部のシーザーは、しゃがみ込んだ姿勢でのポージングが多く、指先まで非常に複雑な動きをしています。指を絡ませながらも、全体としては優雅に見せる。この「静」の中に潜む「動」を表現するのは至難の業です。
ジョジョ立ちを120%かっこよく見せる撮影テクニック
せっかくジョジョの決めポーズを練習したのなら、最高の1枚を残したいですよね。スマホで撮影する際に意識すべきポイントをまとめました。
1. 「ローアングル」から見上げる
ジョジョのキャラクターは、読者を見下ろすような強烈なオーラを放っています。撮影時は、スマホを地面に近い位置に構え、下から見上げるように撮ってみてください。脚が長く見え、威圧感が増します。
2. 「コントラスト」を強くする
ジョジョの絵画的な特徴の一つに、強い影があります。照明を横から当てて顔の半分を影にしたり、リングライトなどを使って光の当たり方を調整したりすると、劇画のような重厚感が出ます。
3. 「擬音」をイメージする
ポーズを決める瞬間、頭の中で「ゴゴゴゴ……」や「ドォーン!」といった擬音を鳴らしましょう。冗談のように聞こえますが、これにより表情に「覚悟」が宿り、写真から伝わる熱量が変わります。
ポージングを支える便利アイテム
ジョジョ立ちの練習や撮影に役立つアイテムもチェックしておきましょう。
- 姿見(全身鏡): 自分の「ひねり」が足りているか確認するために必須です。
- スマホ用三脚: セルフタイマーで一人ジョジョ立ちを撮るならスマホ三脚が欠かせません。
- ファッション小物: 承太郎のような帽子や、ジョルノのようなブローチがあれば、ポーズの説得力は倍増します。
また、ポージングを研究するなら、公式の画集を眺めるのが一番の近道です。荒木飛呂彦先生のカラー原画は、色の使い方も含めてポージングの参考になる宝庫ですよ。
無理は禁物!「ジョジョ立ち」を楽しむための注意点
ジョジョの決めポーズは、前述の通り「人間の可動域」を超えているものが多々あります。
- ストレッチを忘れずに: 特に股関節と腰、首のストレッチは入念に行ってください。急に激しいひねりを加えると、ギックリ腰になる恐れがあります。
- 周囲の状況を確認: 公共の場や人混みで派手なポーズを取るのは、マナー違反になるだけでなく、思わぬ事故に繋がることも。撮影は許可された場所や自室で楽しみましょう。
- 靴の選び方: ヒールの高い靴や不安定な靴でのジョジョ立ちは非常に危険です。まずはフラットな靴や裸足でバランス感覚を掴むことから始めましょう。
まとめ:ジョジョの決めポーズで日常に彩りを
『ジョジョの奇妙な冒険』の物語の中で、キャラクターたちは絶望的な状況でも自分を失わず、誇り高く立ち続けます。その精神性が凝縮されたのが、一連の決めポーズなのです。
単なる「真似」から始まったとしても、指先にまで意識を集中させ、極限のひねりを加えてポーズを決める時、私たちの心には小さな「勇気」が湧いてくるはずです。SNSで世界中のファンと繋がるも良し、鏡の前で密かに自分を高めるも良し。
この記事で紹介したテクニックを参考に、あなただけの最高のポーズを見つけてみてください。まずは初心者向けのジョナサン立ちから、一歩踏み出してみませんか?
ジョジョの決めポーズ完全ガイド!初心者でも映える「ジョジョ立ち」20選を参考に、あなたの日常に「ゴゴゴゴ……」という鼓動を響かせましょう!

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