「ジョジョって面白そうだけど、巻数が多すぎてどこから手をつければいいか分からない……」
「絵柄が独特で、1部から読むのはハードルが高い気がする」
そんな悩みを持って、この記事に辿り着いたのではないでしょうか?
ジョジョの奇妙な冒険は、1987年の連載開始から35年以上愛され続けている伝説的な作品です。現在は第9部まで展開されており、その壮大なスケールゆえに「初心者が入る隙がない」と思われがちですが、実はそんなことはありません。
むしろ、入り方さえ間違えなければ、これほどまでに熱く、知的で、心を震わせる体験は他にないと言っても過言ではありません。
今回は、ジョジョの世界に初めて足を踏み入れるあなたのために、挫折せずにフルで楽しむための「読む順番」を徹底解説します。
王道にして最強!物語の因縁を追う「刊行順」ルート
まずは、最もスタンダードな「第1部から順番に読む」ルートです。ジョジョは「ジョースター家」と、カリスマ的な悪の化身「ディオ」との数世代にわたる因縁を描いた物語です。
第1部:ファントムブラッド
舞台は19世紀末のイギリス。純粋な貴族の少年ジョナサンと、野望に燃える養子ディオの愛憎劇から始まります。
ここでのポイントは、後の全シリーズに通底する「黄金の精神」の誕生を見届けること。吸血鬼と戦うための呼吸法「波紋」が武器となります。
第2部:戦闘潮流
ジョナサンの孫、ジョセフ・ジョースターが主人公です。第1部の重厚な雰囲気から一転、舞台は1930年代のアメリカやイタリアへ。
ジョセフは歴代主人公の中でも屈指の策士で、ハッタリと機転で格上の敵を倒す爽快感がたまりません。
第3部:スターダストクルセイダース
ここでついに、現代のバトル漫画の礎となった能力概念「スタンド」が登場します。
日本の高校生・空条承太郎が、復活した宿敵DIOを倒すためにエジプトへ向かうロードムービー的な面白さがあります。ジョジョといえばこの部、というくらいの超人気作です。
第4部:ダイヤモンドは砕けない
舞台は日本の地方都市「杜王町」。これまでの世界を股にかけた冒険とは異なり、日常に潜む殺人鬼を追うサスペンスホラー的な側面が強くなります。
ジョジョの奇妙な冒険 第4部は、個性豊かなキャラクターが多く、親しみやすさが抜群です。
第5部:黄金の風
イタリアを舞台に、ギャングの頂点を目指すジョルノ・ジョバァーナたちの戦いを描きます。
「覚悟」という言葉がキーワードになるほど、命がけのバトルが連続します。ファッション性の高いキャラクターデザインも魅力です。
第6部:ストーンオーシャン
シリーズ初の女性主人公、空条徐倫(承太郎の娘)が刑務所からの脱獄を目指します。
1部から続いてきた「血の宿命」に一つの決着がつく、非常にエモーショナルな物語です。
挫折が怖いならこれ!「第3部からスタート」ルート
「1部や2部の絵柄が少し古く感じて、なかなか進まない……」という方は、無理に最初から読む必要はありません。そんな時におすすめなのが、第3部から読み始めるルートです。
第3部は「スタンド」という超能力バトルが本格的に始まる場所であり、物語の説明も丁寧になされているため、ここから入っても十分に楽しめます。
- 第3部を読んでジョジョのノリを掴む
- 承太郎やDIOのルーツが気になったら1部・2部へ戻る
- そのまま最新のスタンドバトルが見たければ4部以降へ進む
このように、興味の赴くままに前後する読み方も、ファンの間では「アリ」とされています。まずはジョジョ特有の「スタンドバトル」の面白さに触れることが、完走への近道です。
現代の感覚で楽しめる「新世界」ルート
実は、ジョジョには第6部で一度物語が完結し、第7部からは世界観を一新した「パラレルワールド」のような設定になっているという特徴があります。
もしあなたが「過去の長い歴史を追うのは大変だけど、今風のハイクオリティな漫画を読みたい」と思っているなら、あえて第7部から入るのも一つの手です。
第7部:スティール・ボール・ラン
19世紀末のアメリカ大陸を馬で横断するレースを描いています。
これは青年誌に移籍して連載された作品で、画力、ストーリーの深み、人間ドラマの完成度が極めて高いです。過去作の知識がなくても「独立した名作」として完璧に楽しめます。
第8部:ジョジョリオン
震災後の杜王町を舞台にした、自分探しと呪いを解くミステリー。
第9部:The JOJOLands
ハワイを舞台に、少年が大富豪を目指す最新シリーズ。
第7部以降は、荒木飛呂彦先生の絵が究極的に美しくなっている時期なので、ビジュアル重視の方にもおすすめです。
アニメと漫画、どちらから入るのが正解?
今の時代、ジョジョを楽しむならアニメ版を避けては通れません。結論から言うと、「第1部〜第5部まではアニメで一気見、その後は漫画」というハイブリッド型が最も効率的です。
- アニメのメリット独特の擬音やポージングが鮮やかな色彩と音楽で表現されており、演出が非常に派手です。また、初期のストーリーがコンパクトにまとまっているため、テンポ良く進みます。
- 漫画(原作)のメリットジョジョの奇妙な冒険 文庫版などで読むと、荒木先生の圧倒的な筆致をじっくり堪能できます。アニメではカットされた細かな心理描写やセリフ回しに、ジョジョの本質が詰まっています。
まずはNetflixなどでアニメを数話見てみて、肌に合うかどうかを確認するのが最もリスクの低い入り方と言えるでしょう。
スピンオフ『岸辺露伴は動かない』の読むタイミング
最近ではドラマ化もされて話題の『岸辺露伴は動かない』ですが、これを楽しむタイミングについても触れておきます。
この作品は第4部に登場する人気キャラクター、岸辺露伴を主人公にした短編集です。
おすすめのタイミングは、第4部を読み終えた直後です。キャラクターの性格や能力を知っている状態で読むと、面白さが倍増します。
もちろん、露伴先生のキャラクターが強烈なので単体でも楽しめますが、本編の「杜王町」の空気感を知っているのと知らないのとでは、没入感が大きく変わってきます。
まとめ:ジョジョの奇妙な冒険をフルで楽しむ読む順番は?
ジョジョの奇妙な冒険は、読み進めるほどに深みにハマる「スルメ」のような作品です。最後におさらいとして、あなたにぴったりのルートを提案します。
- 王道を往くなら:1部 → 2部 → 3部 → 4部 → 5部 → 6部 → 7部 → 8部 → 9部
- 楽しさ優先なら:アニメで1〜5部を視聴 → 6部以降を漫画で読む
- 最短で最高傑作に触れたいなら:第7部から読み始める
どのルートを選んだとしても、ジョジョが描く「運命に立ち向かう人間の勇気」は、あなたの心に深く刻まれるはずです。
もし途中で「この部の雰囲気は自分には合わないかも」と思ったら、勇気を持って次の部にスキップしてみてください。部ごとにジャンルが変わるジョジョだからこそ、あなたにとっての「運命の部」が必ずどこかに隠されています。
さあ、あなたも今日から、奇妙な冒険の旅に出かけてみませんか?
この記事が、あなたのジョジョの奇妙な冒険をフルで楽しむ読む順番は?初心者向けのおすすめルートを徹底解説する一助となれば幸いです。

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