「ジョジョの奇妙な冒険」を読んでいると、ふとした瞬間に「このキャラ、デカすぎない?」と画面越しに圧倒されることがありますよね。荒木飛呂彦先生が描く独特の肉体美と、パッショネーブルなポージング。それらが相まって、キャラクターたちの存在感は数値以上の迫力を放っています。
特に初期のジョジョたちは、当時の漫画界を席巻していた劇画ブームの影響もあり、まるでプロレスラーのような体格をしています。一方で、物語が進むにつれてデザインはよりスタイリッシュに、ファッショナブルに変化していきました。
今回は、初代ジョナサンから最新の第9部ジョディオまで、ファンの間で常に話題になるジョジョの身長について、公式データを基に詳しく紐解いていきましょう。
歴代主人公の身長まとめ!195cmトリオの圧倒的威圧感
ジョジョの歴史を語る上で外せないのが、初期主人公たちの規格外なサイズ感です。第1部から第3部までの主人公は、実は全員同じ身長設定になっています。
- 第1部:ジョナサン・ジョースター(195cm / 105kg)英国紳士であるジョナサンは、歴代でもトップクラスの重量感を誇ります。105kgという体重は、そのほとんどが鍛え上げられた筋肉。ラグビーで培った強靭な肉体は、まさに重戦車です。
- 第2部:ジョセフ・ジョースター(195cm / 97kg)ジョナサンの孫であるジョセフも、祖父と同じ195cm。しかし体重は少し絞られており、軽快なフットワークとトリッキーな戦い方に適した体格といえます。
- 第3部:空条承太郎(195cm / 82kg)シリーズ屈指の人気を誇る承太郎も、実は195cm。特筆すべきはその体重です。82kgと、ジョナサンに比べるとかなり細身の設定になっていますが、作画上は非常にガッシリと描かれており、帽子と一体化した髪型も相まって2メートル近い威圧感があります。
この3人が「195cmトリオ」と呼ばれ、ジョジョにおける「強さの象徴」としての体格基準を作りました。現実世界でいえば、バスケットボールのプロ選手や、メジャーリーガーの大谷翔平選手(193cm)をも凌ぐ高さです。
第4部以降の変化:リアリティとスタイリッシュさの両立
第4部からは、キャラクターのデザインラインが大きく変わります。それまでの「超人」から、より「等身大の人間」に近いシルエットへと移行していきました。
- 第4部:東方仗助(180cm / 82kg)日本の高校生としてはかなり大柄ですが、前作の承太郎たちに比べるとぐっと現実的な数値になりました。それでも、リーゼントを含めるとかなりの存在感があります。ちなみに劇中では「6フィート1インチ(約185cm)」と称される場面もあり、設定には多少の揺らぎが見られます。
- 第5部:ジョルノ・ジョバァーナ(172cm)15歳のイタリア人少年ということで、歴代でも小柄な部類に入ります。アニメ版の設定では175cmに微修正されていますが、これにはチームの仲間たちとのバランスを考慮した意図が感じられます。
- 第6部:空条徐倫(174.5cm / 58kg)初の女性主人公である徐倫は、女性としてはかなりの高身長です。モデルのようなスラリとした手足は、第6部の監獄という閉鎖的な舞台でも際立っていました。
黄金の風を駆け抜けたブチャラティチームの体格差
第5部の「黄金の風」は、キャラクター同士の身長差が戦略や立ち回りに活かされている印象があります。ファンの間で「護衛チーム」として愛される彼らの数値を見てみましょう。
- レオーネ・アバッキオ(188cm)チームの中で最も背が高く、元警官という経歴に相応しいガッシリとした体格です。
- ブローノ・ブチャラティ(178cm / アニメ版185cm)リーダーとしての威厳を持たせるためか、アニメ版では大幅に身長が上方修正されました。
- グイード・ミスタ(179cm / アニメ版182cm)こちらもアニメ化の際に少しだけ高くなっています。銃を構えるポーズが決まる絶妙なサイズ感です。
- パンナコッタ・フーゴ(172cm / アニメ版178cm)IQの高いキレ者ですが、初期設定ではジョルノと同じくらいでした。アニメでは成人男性らしい高さに変更されています。
- ナランチャ・ギルガ(164cm / アニメ版170cm)チームの末っ子的存在。小柄さを活かしたアクションが魅力ですが、アニメでは少し成長した姿で描かれています。
アニメ化にあたって身長が全体的に底上げされたのは、現代の視聴者が抱く「ジョジョキャラ=高身長」というイメージに合わせた結果かもしれません。
宿敵たちのサイズ:DIOやプッチ神父はどのくらい?
主人公を苦しめる敵キャラクターたちも、その圧倒的な力に相応しい体格を持っています。
- DIO(195cm)第3部のDIOはジョナサンの肉体を奪っているため、当然ながら195cmです。高い塔の上から見下ろす姿や、吸血鬼としてのオーラがその高さをさらに強調しています。
- ディアボロ(191cm)第5部のボス。ジョルノ(172cm)との最終決戦では、その身長差が絶望感を生んでいました。
- エンリコ・プッチ(181cm)第6部の神父。徐倫(174.5cm)よりも頭一つ分高く、冷静沈着な立ち振る舞いの中に威圧感を秘めています。
- ファニー・ヴァレンタイン(190cm / ※初期は小柄)第7部の大統領は、物語の進行とともに「肉体が進化」していき、最終的には屈強な高身長キャラクターへと変貌を遂げました。
劇中の描写と公式設定の間に生まれる「ジョジョの不思議」
ジョジョを読み込んでいるファンなら一度は感じるであろう「設定と描写のギャップ」についても触れておきましょう。
もっとも有名なのは第4部の広瀬康一です。彼の公式設定は157cm。同級生の山岸由花子(167cm)より少し低い程度のはずですが、荒木先生の演出により、作中では仗助の膝から腰あたりまでしか描かれていないことが多々あります。これは康一くんの「精神的な成長」や「マスコット的な可愛さ」を強調するためのあえての演出と言われており、ファンの間では「康一くん縮小現象」として親しまれています。
また、ポルナレフの身長設定もユニークです。彼は185cmですが、公式プロフィールには「髪の毛を入れると193cm」という注釈が入ることがあります。あの垂直に伸びた髪がいかにキャラクターの一部として認識されているかがわかるエピソードですね。
SBRからジョジョランズへ:新世界のサイズ感
パラレルワールドに舞台を移した第7部以降は、より現実的で洗練された体格設定が続いています。
- 第7部:ジョニィ・ジョースター(推定165cm〜170cm)物語の大部分を馬上で、あるいは下半身不随の状態で過ごすため、正確な起立身長の描写は少ないですが、ジャイロ(180cm後半〜190cm台と推測)と比較するとかなり小柄に描かれています。
- 第8部:東方定助(約180cm)第4部の仗助をオマージュした設定であり、日本の街並みに馴染むサイズ感です。
- 第9部:ジョディオ・ジョースター(推定170cm〜175cm)現在連載中の主人公。15歳という年齢を考えると、これからさらに伸びる可能性も秘めています。兄のドラゴナと比較しても、現代的な若者の体型として描かれています。
まとめ:ジョジョの身長が物語に与えるスパイス
ジョジョの奇妙な冒険において、数値としてのデータはあくまで一つの目安に過ぎません。荒木先生の描く世界では、精神力が肉体を凌駕し、時には身長差を無視した構図がドラマを熱く盛り上げます。
195cmという巨体がぶつかり合う初期の肉弾戦から、170cm前後の知略家たちが繰り広げる現代のスタンドバトルまで。体格の変遷を追いかけるだけでも、30年以上にわたるジョジョの歴史を感じることができます。
もし、あなたが推しキャラのサイズ感をよりリアルに感じたいなら、ジョジョ フィギュアを手に取ってみるのも一つの手です。設定通りの比率で作られたフィギュアを並べてみると、承太郎とジョルノの23cmの差がどれほど大きいか、改めて驚かされるはずです。
ジョジョの身長という視点で作品を読み返してみると、これまで気づかなかったキャラクター同士の立ち位置や、作者の演出意図が見えてくるかもしれません。次はぜひ、単行本の巻末プロフィールに注目しながら、その黄金の精神のサイズを感じ取ってみてください。

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