ジョジョに登場する車を徹底解説!元ネタの車種一覧と名シーンの裏側まで網羅紹介

ジョジョ
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「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!」

そんなポルナレフの名セリフが聞こえてきそうなほど、濃密な世界観を持つ『ジョジョの奇妙な冒険』。奇抜なファッションや予測不能なスタンド能力に目が奪われがちですが、実は作中に登場する「乗り物」の描写が、異様なほどリアルだということに気づいていましたか?

特に「車」に関しては、作者・荒木飛呂彦先生のこだわりが爆発しています。実在する名車をモデルに、そのキャラクターの性格や時代の空気感までを鉄板のボディに詰め込んでいるのです。

今回は、第1部から最新シリーズまで、物語を彩った名車たちの元ネタと、車が主役となった名シーンの裏側を徹底的に網羅してご紹介します。これを読めば、次に読み返す時に背景の作画から目が離せなくなるはずですよ。


19世紀から20世紀へ!ジョジョの歴史を刻む初期の車たち

物語の始まりである第1部「ファントムブラッド」は19世紀末のイギリス。この時代、移動手段の主役はまだ「馬車」でした。ジョナサン・ジョースターの運命を狂わせたあの崖からの転落事故も、馬車という時代の象徴が舞台となっていました。

しかし、第2部「戦闘潮流」に入ると、舞台は1930年代のアメリカやヨーロッパへと移ります。ここでは一気に近代化が進み、ジョセフ・ジョースターが乗り回すバイクや、シュトロハイム率いるドイツ軍の軍用車両など、メカニカルな描写が増えていきます。

当時の軍用車として有名なのは、ジープのような無骨な四輪駆動車ですが、荒木先生は当時のミリタリー雑誌を彷彿とさせる緻密さでこれらを描き込みました。ジョセフの型破りな性格と、当時の最新技術である自動車のパワーが見事にシンクロしていた時代と言えるでしょう。


第3部で激突!「車」そのものが敵となった絶望のバトル

ジョジョにおける「車」を語る上で絶対に外せないのが、第3部「スターダストクルセイダース」に登場するスタンド「ホィール・オブ・フォーチュン(運命の車)」です。

この敵は、ただのオンボロ車にスタンドが取り憑いているのではなく、車そのものが本体という異色の存在。承太郎一行が乗るパキスタンでの移動車両を執拗に追い詰めました。

運命の車の元ネタはアメリカの怪物?

このスタンドのモデルとなった車種は、1970年代のアメ車だと言われています。

  • 1970年製 シボレー・ノヴァ
  • 1971年製 プリマス・ロードランナー

こうしたマッスルカー特有の、太いタイヤと唸るようなエンジン音がデザインのベースになっています。劇中では、崖を垂直に登ったり、ガソリンを弾丸のように飛ばしたりと、車の概念を超えた攻撃を仕掛けてきました。

最後は承太郎の「道(ルート)をつくるのは自分だ」という名言とともに、スタープラチナによって粉砕されますが、「車=恐怖」というイメージを読者に植え付けたインパクトは絶大でした。

DIOが選んだ「歩道が広い」あの高級車

第3部のクライマックス、カイロの街でDIOが上院議員を脅して運転させたあの車。

モデルはキャデラックのフリートウッド・ブロアムと推測されます。

当時の最高級セダンであり、成功者の証。それをあえて「歩道を行け」と命じて群衆の中に突っ込ませる描写は、DIOの人間を超越した傲慢さと邪悪さを際立たせる最高の演出でした。


第4部・第5部の美学!日常に潜む名車とイタリアの風

舞台が日本の杜王町に移る第4部、そしてイタリアを舞台にした第5部では、より身近で、かつスタイリッシュな車種が登場します。

岸辺露伴のこだわりが詰まった愛車

第4部で絶大な人気を誇る漫画家・岸辺露伴。彼が乗っているスポーツカーは、当時の車好きなら誰もが憧れた一台です。

  • モデル車種:日産 フェアレディZ(Z32型)

低い地を這うようなシルエットと、当時の日本車としては異例のワイドボディ。妥協を許さない露伴の性格に、このストイックなスポーツカーはあまりにも似合っていました。ちなみに露伴は、グッチの服を好むなどファッションにもうるさいですが、車のチョイスもまさに「一流」だったわけです。

イタリアの路地を駆け抜けるオープンカー

第5部「黄金の風」の冒頭、ジョルノ・ジョバァーナが広瀬康一の荷物を持ち逃げする際に使った車を覚えていますか?

あの可愛いオープンカーの正体は、日本が世界に誇る名車です。

  • モデル車種:マツダ ロードスター(NA型)

イタリアの明るい陽光の下、ジョルノが鮮やかにハンドルを切るシーン。海外では「MX-5 Miata」として愛されているこの車が登場するのは、荒木先生のグローバルな視点を感じさせます。

また、ブチャラティチームが移動に使用していたセダンも、イタリアの名門アルファロメオを彷彿とさせるデザインで、街並みに溶け込む美学が徹底されていました。


第6部から最新作へ!運命を加速させる乗り物たち

物語が21世紀へと進む第6部「ストーンオーシャン」以降、車の役割はさらに象徴的になっていきます。

プッチ神父が選んだ「レトロモダン」

ラスボスであるエンリコ・プッチ神父が、作中で移動に使用していた車。

  • モデル車種:クライスラー PTクルーザー

1930年代のクラシックカーを現代風にアレンジしたこのデザインは、過去の因縁(運命)を引きずりながら、新世界を目指すプッチ神父のキャラクター性に驚くほどマッチしています。ジョジョにおいて、車は単なる背景ではなく、その人物の思想を映し出す鏡なのです。

第8部『ジョジョリオン』に見る格差と権威

杜王町の名士・東方家が登場する第8部では、家族の権威を示す象徴として高級SUVが登場します。

レンジローバーのような、重厚感溢れる車両がガレージに並ぶ様子は、一族の「力」と、そこに渦巻く奇妙な人間関係を静かに物語っていました。


荒木飛呂彦先生が「実車」を描き続ける理由

なぜ、ジョジョにはこれほどまでに実在の車が登場するのでしょうか?

それは、荒木先生が「リアリズム」を大切にしているからです。スタンド能力というファンタジーを描くからこそ、その足元にある地面や、キャラクターが触れる車は「本物」でなければならない。本物の質感が背景にあるからこそ、読者は「もしかしたら、この現実世界のどこかにスタンド使いがいるのかも」という錯覚を覚えるのです。

また、ミニカーを集めるコレクターが多いように、車にはそれ自体に物語があります。先生はその物語をキャラクターに重ね合わせることで、セリフ以上にその人物の「格」を表現しているのかもしれません。


まとめ:ジョジョに登場する車を徹底解説!元ネタの車種一覧と名シーンの裏側まで網羅紹介

いかがでしたでしょうか?

馬車から始まり、マッスルカー、国産スポーツカー、そして欧州の高級セダンまで。『ジョジョの奇妙な冒険』という壮大な大河ドラマは、常に「車」と共にありました。

今回ご紹介した車種を改めて見返してみると、キャラクターたちの息遣いがよりリアルに感じられるはずです。承太郎が追い詰められたプレッシャー、露伴が風を切って走る矜持、そしてDIOが感じていた圧倒的な支配感。それらはすべて、実在する車のボディに刻まれています。

もし興味が湧いたら、ジョジョの奇妙な冒険 画集などを手に取って、細部の描き込みをチェックしてみてください。そこには、漫画の枠を超えた「工業デザインへの愛」が溢れていますよ。

次にあなたが街中でフェアレディZやロードスターを見かけた時、ふと隣に露伴やジョルノが座っているような、そんな奇妙な感覚に陥るかもしれません。

次は、作中に登場する「バイク」や「船」についても深掘りしてみましょうか?

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