「おまえは今まで食ったパンの枚数を覚えているのか?」
そんな衝撃的なセリフとともに、日本の漫画界に燦然と輝く金字塔を打ち立てた作品、それが『ジョジョの奇妙な冒険』です。今や世界中に熱狂的なファンを持ち、ファッション界やアート界からも熱い視線を浴びるこの物語。
ふと、「一体いつからこの壮大な物語は始まったんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?今回は、ジョジョの原点である連載開始日の真実から、35年を超える果てなき旅路の軌跡まで、その魅力を余すことなく紐解いていきます。
ジョジョ連載開始日は1986年12月!伝説の幕開け
結論からお伝えしましょう。『ジョジョの奇妙な冒険』の連載が開始されたのは、1986年12月2日発売の『週刊少年ジャンプ』1987年1・2合併号です。
当時のジャンプといえば、『ドラゴンボール』や『北斗の拳』、『聖闘士星矢』といった、いわゆる「ジャンプ黄金期」の真っ只中。そんな強豪ひしめく誌面の中で、荒木飛呂彦先生による「人間讃歌」の物語は産声を上げました。
公式には「1987年から連載開始」とカウントされることが多く、2022年には華々しく連載35周年記念イベントが開催されたのも記憶に新しいところですね。35年以上もの間、一度も休載することなく(掲載誌を移りながらも)描き続けられているという事実は、もはやそれ自体がひとつの「奇妙な冒険」と言えるかもしれません。
第1部から第9部まで!受け継がれる黄金の精神と時系列
ジョジョの最大の特徴は、主人公が代替わりしていく「部制」を採用している点です。それぞれの部が独立した物語でありながら、根底には「ジョースター家の血統」という一本の熱い線が通っています。ここで、各部の流れをざっとおさらいしてみましょう。
まずは全ての始まり、第1部「ファントムブラッド」。19世紀末のイギリスを舞台に、純粋な青年ジョナサン・ジョースターと、野望に燃える吸血鬼ディオ・ブランドーの宿命の対決が描かれます。ここで登場した「波紋」という技術が、初期ジョジョのバトルを支えました。
続いて第2部「戦闘潮流」。ジョナサンの孫、ジョセフ・ジョースターが主人公です。舞台は1930年代の戦時下。人類の天敵「柱の男」たちとの知略を尽くした戦いは、今見ても全く色あせないスピード感があります。
そして、シリーズの人気を不動のものにした第3部「スターダストクルセイダース」。ここでついに、超能力を視覚化した「スタンド(幽波紋)」が登場します。承太郎たちがエジプトを目指すロードムービー的な構成は、後のバトル漫画のバイブルとなりました。
第4部「ダイヤモンドは砕けない」では、日本の杜王町という限定された町を舞台に、日常に潜む恐怖を描くサスペンスフルな展開へ。第5部「黄金の風」ではイタリアを舞台に、ギャングスターを夢見るジョルノ・ジョバァーナたちの熱い群像劇が繰り広げられます。
さらに物語は加速し、第6部「ストーンオーシャン」で初の女性主人公・空条徐倫が登場。監獄からの脱獄、そして世界の「一巡」という衝撃の結末を迎えます。
物語はパラレルワールド的な新世界へと移行し、第7部「スティール・ボール・ラン」、第8部「ジョジョリオン」を経て、現在は第9部「The JOJOLands(ザ・ジョジョランズ)」が連載中です。常に進化し続ける荒木先生の発想力には、脱帽するほかありません。
少年誌から青年誌へ。掲載誌移籍がもたらした深み
ジョジョの歴史を語る上で欠かせないのが、2005年の掲載誌移籍です。第7部の連載途中で、戦いの場は『週刊少年ジャンプ』から月刊誌の『ウルトラジャンプ』へと移りました。
この移籍は、作品にさらなる「深み」をもたらしました。週刊連載という過酷なスピード感から解放されたことで、荒木先生の描画はより緻密に、芸術性を増していったのです。
また、読者層が上がったことで、より哲学的で複雑な人間ドラマや、一筋縄ではいかないスタンド能力の解釈が可能になりました。第7部以降の重厚なストーリーテリングは、青年誌という土壌があったからこそ花開いた表現だと言えるでしょう。
ジョジョをこれから集めたいという方は、まずは文庫版やジョジョの奇妙な冒険 第1部 モノクロ版などで、その圧倒的な筆致を体感してみるのがおすすめです。
なぜこれほどまでに愛されるのか?「人間讃歌」の正体
35年以上もの間、なぜジョジョは愛され続けるのでしょうか。その答えは、作品のテーマである「人間讃歌」に集約されています。
ジョジョに登場するキャラクターたちは、皆何かしらの弱さや欠点を抱えています。しかし、絶望的な状況に追い込まれたとき、彼らは自分の知恵と勇気で、運命を切り拓こうとします。
「勇気とは怖さを知ることッ!『恐怖』を我が物とすることじゃあッ!」
この言葉に象徴されるように、人間にしかできない「選択」と「意志」の美しさを描いているからこそ、世代を超えて私たちの魂を揺さぶるのです。
また、独特の「ジョジョ立ち」と呼ばれるポージングや、ビビッドな色使い、そして「メメタァ」「ゴゴゴゴゴ」といった独特の擬音。これら視覚的なインパクトも、ジョジョを唯一無二の存在にしています。ルーヴル美術館に作品が展示されるなど、漫画の枠を超えた「アート」として認められているのも納得のクオリティです。
ジョジョ連載開始日はいつ?35年超の歴史と全シリーズの順番・魅力を徹底解説まとめ
1986年12月2日に始まった一人の青年の物語は、今や地球規模の巨大な叙事詩へと成長しました。
「連載開始日」という一点から始まったこの旅路は、波紋からスタンドへ、週刊から月刊へ、そして旧世界から新世界へと形を変えながら、常に読者に新しい驚きを与え続けています。
もしあなたがまだジョジョの世界に触れていないのなら、それはとても幸運なことです。なぜなら、これからあの「奇妙な冒険」をゼロから体験できる喜びが待っているのですから。
アニメから入るのも良し、ジョジョの奇妙な冒険の原作コミックスをじっくり読み耽るのも良し。どの部から読んでも楽しめる仕掛けはありますが、やはり第1部からその血統の歴史を追いかけていくのが、最も深く「黄金の精神」を味わえる方法かもしれません。
次はあなたが、この壮大な人間讃歌の目撃者になる番です。40周年、そしてその先へと続くジョジョの歴史を、共に追いかけていきましょう!
今回ご紹介したジョジョの歴史や各部の繋がりを参考に、ぜひお気に入りのエピソードを見つけてみてくださいね。

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