「ジョジョの奇妙な冒険」を読んでいると、無性に何かが食べたくなった経験はありませんか?
ジョジョという作品は、手に汗握るスタンドバトルだけでなく、実は「食」の描写が異常なまでに凝っていることで有名です。キャラクターが美味しそうに食べる姿、独特すぎる食レポ、そして物語の鍵を握る重要な一皿。
この記事では、ファンなら一度は食べてみたい「ジョジョ 食べ物」の数々を、第1部から最新作まで網羅してご紹介します。イタリア料理から仙台の名物まで、現実世界で楽しめる「聖地巡礼」の情報もたっぷり詰め込みました。
さあ、胃袋の準備はいいですか?「ンマイなあああッ!!」と叫びたくなる世界へご案内します。
第1部・第2部:紳士の嗜みとイタリアンとの出会い
ジョジョの歴史は、格調高い食卓から始まりました。
第1部「ファントムブラッド」では、ジョースター家の豪華なディナーが描かれます。ディオがジョナサンの目の前でワインを飲み干すシーンは、二人の対立を象徴する重要な場面です。また、ウィル・A・ツェペリ男爵が教える「指を汚さずにサンドイッチを食べる方法」は、まさに紳士の嗜み。
この時代、ジョジョの奇妙な冒険 第1部を読み返すと、当時のイギリスの食文化が丁寧に描かれていることがわかります。
そして、舞台を移した第2部「戦闘潮流」。ここでジョセフ・ジョースターがイタリアで出会ったのが「イカスミのパスタ」です。
見た目の真っ黒さに驚きながらも、一口食べた瞬間にその旨味に開眼するジョセフ。このシーンこそが、ジョジョにおける「食への感動」の原点と言えるでしょう。ベネチアなどのイタリア料理店でイカスミパスタを注文する際は、ぜひジョセフのように口の周りを真っ黒にして楽しんでほしいものです。
第3部:旅の途中で出会うエキゾチックな味
第3部「スターダストクルセイダース」は、日本からエジプトまでの旅路を描いています。移動距離が長い分、各地の珍しい食べ物が登場します。
- 香港の飲茶: 旅の始まりにポルナレフたちが囲んだ豪華な食事。
- シンガポールの屋台: 異国情緒あふれる風景の中で語られる食事シーン。
- パキスタンのケバブ: 路上で売られているスパイシーな肉料理。
特に印象的なのは、花京院典明がさくらんぼを口の中で転がす「レロレロ」のシーン。食べ物そのものの味よりも、その独特な「食べ方」がキャラクターの個性を際立たせています。
また、敵のスタンド使いが仕掛けた「死神13(デス・サーティーン)」の回では、赤ん坊の離乳食にサソリが混じっているという恐怖の演出もありました。「食」が安心だけでなく、時には恐怖の対象として描かれるのもジョジョらしいポイントです。
第4部:伝説の「トニオさんのイタリア料理」を徹底解剖
ジョジョの食べ物を語る上で、絶対に外せないのが第4部「ダイヤモンドは砕けない」に登場するイタリア料理店「トラサルディー」です。
スタンド使いの料理人、トニオ・トラサルディーが提供する料理は、食べるだけで体の不調が治るという驚異のメニュー。虹村億泰がこれらを食べた時のリアクションは、漫画史に残る名シーンです。
1. モッツァレラチーズとトマトのカプレーゼ
「モッツァレラチーズはトマトと一緒に食べるのが一番おいしい」というトニオさんの言葉通り、億泰はあまりの美味さに涙を流します。この時、億泰の肩こりが一瞬で解消される描写に、読者の誰もが「自分も食べてみたい!」と思ったはずです。
2. 娼婦風スパゲッティ(プッタネスカ)
唐辛子の辛味が効いた、刺激的なパスタ。これを食べた億泰の虫歯が弾け飛び、新しい歯が生えてくるシーンは衝撃的でした。現実のイタリア料理店でも定番のメニューなので、パスタソース プッタネスカなどを活用して自宅で再現するファンも多い一皿です。
3. リンゴソースの子羊背肉のロースト
メインディッシュとして登場。これを食べた億泰の腸が猛烈に動き出し、便秘が一気に解消されます。
4. プリン
デザートとして出されたプリン。億泰はこれを食べたことで水虫まで完治してしまいました。
これらの料理は、仙台市にあるイタリアンレストランなどで期間限定のコラボメニューとして登場することもあり、聖地巡礼の目玉となっています。
第5部:黄金の風が吹くイタリアの食卓
第5部はイタリア全土が舞台。ギャングたちの日常と「食」は密接に結びついています。
ジョルノ・ジョバァーナがブチャラティのチームに加わる際、リストランテで囲んだ食事は、単なる栄養補給ではなく「仲間としての絆」を確認する儀式でもありました。
- アバ茶: レオン・アバッキオが新入りのジョルノに仕掛けた衝撃的な洗礼。これも(ある意味で)忘れられないジョジョの飲み物です。
- ピッツァ・マルゲリータ: ナランチャが「故郷に帰ったら食べたいもの」として挙げた、シンプルながらも心の拠り所となる食べ物。
- ブルスケッタや赤ワイン: 任務の合間のレストランで、命をかけた戦いの前の静かな時間を彩ります。
ジョジョの奇妙な冒険 第5部を片手にイタリアを旅すれば、どこの街の路地裏にもブチャラティたちが座っていそうな錯覚に陥るはずです。
第6部以降:極限状態と「食」のこだわり
第6部「ストーンオーシャン」は刑務所が舞台。自由が制限された環境だからこそ、食べ物への執着が強く描かれます。
空条徐倫が食べる刑務所の食事や、プッチ神父が心を落ち着かせるために数える「素数」と共にあるチェリー。日常的な食事が、極限状態では精神的な支柱になる様子が描かれています。
また、第7部「スティール・ボール・ラン」では、アメリカ大陸横断レース中の食事が重要視されます。ジャイロ・ツェペリが鉄球を使って淹れるコーヒーや、過酷な旅路での栄養補給。
「これだからコーヒーはやめられない」というセリフと共に描かれる一杯は、キャンプやアウトドアを楽しむファンの間でエスプレッソメーカーなどを使って再現される人気シーンです。
第8部・第9部:現代的なセンスと「ごま蜜団子」
舞台が再び杜王町に戻った第8部「ジョジョリオン」では、現代の日本らしい食べ物が登場します。
中でも有名なのが「ごま蜜団子」です。これは東方定助が食べた際に、中身のごま蜜が勢いよく飛び出したことでおなじみ。実はこれにはモデルがあり、仙台の銘菓「ごま摺り団子」が元ネタと言われています。実際に食べると、作中と同じように蜜が飛び出すので、食べる際は細心の注意が必要です。
また、最新作の第9部「The JOJOLands」では、ハワイを舞台にロコモコやトロピカルフルーツなどが登場し、南国特有の開放的な食文化が描かれています。
聖地・仙台(杜王町)で楽しむジョジョの味
作者・荒木飛呂彦先生の出身地であり、杜王町のモデルとなった宮城県仙台市。ここはジョジョファンにとって最大の聖地です。
- 牛タン: 億泰も語っていた「牛タンの味噌漬け」。仙台市内の有名店では、ジョジョを意識したディスプレイを見かけることもあります。
- サンジェルマンのサンドイッチ: 吉良吉影が愛用していたパン屋のモデルとされるお店が仙台には実在します。カツサンドを買い、公園のベンチで静かに食べる……。吉良のような「平穏な生活」を追体験できるスポットです。
- カフェ・ド・エトワール: 作中に登場するカフェのモデルとなった場所で、優雅なティータイムを過ごすのもおすすめです。
ジョジョ 食べ物の世界を自分でも体験しよう
「ジョジョの奇妙な冒険」に登場する食べ物は、どれも物語のスパイスとして欠かせない存在です。
単なる空想の産物ではなく、しっかりとした食文化の知識に基づいて描かれているからこそ、私たちはこれほどまでに惹きつけられるのでしょう。
まずは、スーパーでモッツァレラチーズとトマトを買ってきて、自宅でカプレーゼを作ってみることから始めてみませんか?オリーブオイルと塩、そして少しのアンチョビを添えれば、あなたの食卓も一瞬で「トラサルディー」に早変わりします。
ジョジョの物語を読み返しながら、作中の料理を実際に味わう。これこそが、大人のファンのための最高の贅沢です。
今後も、新しい部が登場するたびに新しい「ジョジョ 食べ物」が私たちを楽しませてくれることでしょう。次はどんな「ンマイ」に出会えるのか、今から楽しみでなりません。
あなたが一番食べてみたい「ジョジョ 食べ物」はどれですか?ぜひ、実際に味わってその感動を「ズキュウウウン」と体感してみてください。

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