「自分も悟空みたいにかっこいいキャラを描いてみたい!」
そんな熱い思いでペンを握ったものの、いざ描いてみると「なんだかバランスがおかしい……」「あの圧倒的な迫力が全く出ない……」と絶望した経験はありませんか?
ドラゴンボールの生みの親である鳥山明先生の絵は、一見シンプルに見えて、実は計算され尽くした究極の造形美で成り立っています。2026年現在も、その唯一無二のタッチは世界中のクリエイターに影響を与え続けています。
この記事では、初心者が最短ルートで「ドラゴンボールらしさ」を身につけるための具体的なテクニックと、練習のステップを徹底解説します。デジタルで描くならiPad ProやApple Pencil、アナログ派ならコピックなどの道具を準備して、伝説のタッチに挑戦してみましょう!
なぜあなたの描くドラゴンボールは「偽物」に見えてしまうのか?
一番大きな理由は、キャラクターを「記号」として捉えすぎていることにあります。「髪がトゲトゲしていれば悟空」「目が吊り上がっていればベジータ」という思い込みが、立体感を損なわせているんです。
鳥山明先生のイラストの真髄は、実は「圧倒的な立体把握能力」にあります。平面的に見える漫画のコマの中でも、キャラクターがそこに実在しているかのような奥行き。これこそが、私たちが惹きつけられる正体です。
まずは「線を描く」前に、キャラクターを「パーツの塊(ブロック)」として見る癖をつけましょう。
決定的な差がつく!「顔のパーツ配置」の黄金比
ドラゴンボール風イラストにおいて、顔は最も重要なエンジンです。ここが狂うと、どれだけ体が上手く描けても台無しになってしまいます。
逆三角形の輪郭と耳の位置
まず、輪郭は「ホームベース型」というよりは、顎先が鋭い「逆三角形」を意識します。頬のラインから顎にかけて、一気に絞り込むのがコツです。そして意外と重要なのが耳。鳥山タッチでは、耳はかなり大きめに、そして顔の側面のかなり低い位置に描かれます。これだけで一気に「らしさ」が増します。
鋭い眼光を作る「眼」の描き方
サイヤ人のような戦闘的なキャラを描く場合、上まぶたはほぼ直線で描きます。眉毛と目の距離を極限まで近づけ、眉間に「くの字」のシワを入れましょう。黒目は小さく、常に何かを睨みつけているような鋭さを持たせます。
鼻と口の絶妙なディスタンス
鼻は点や短い2本線だけで表現されることが多いですが、配置場所が肝心です。鼻と口の距離をぐっと近づけることで、顔全体が引き締まり、精悍な印象になります。逆にここが離れると、一気に締まりのない顔になってしまうので注意が必要です。
迫力の源!「筋肉」を整理されたブロックで捉える
ドラゴンボールのキャラといえば、はち切れんばかりの筋肉ですよね。でも、解剖図のようなリアルすぎる筋肉は必要ありません。
肩(三角筋)は「大きなメロン」
肩の筋肉は、腕の付け根にある大きな塊として独立させて考えます。道着を描くときも、この肩の盛り上がりを意識して布のシワを寄せることで、中に強靭な肉体があることを表現できます。
首の太さが強さを決める
初心者がやりがちなミスが「首を細く描いてしまうこと」です。ドラゴンボールのキャラは、顔の横幅と同じくらい、あるいはそれ以上に首を太く描くのが基本です。首から肩にかけてつながる「僧帽筋」を盛り上げるように描くと、パワーキャラとしての説得力が跳ね上がります。
躍動感を生む「線」と「影」のテクニック
絵に命を吹き込むのは、最後の仕上げであるペン入れと着彩です。
迷いのない「抜き」のある線
鳥山タッチを再現するには、線の「入り」と「抜き」を意識してください。ミリペンやデジタルのクリップスタジオを使用する際、シュッと素早く払うような線で、毛先や服のダメージを描き込みます。
二段階の影(アニメ塗り)の法則
色は複雑に混ぜる必要はありません。
- ベースとなる色(肌色など)
- 1段目の影(少し濃い色)
- 2段目の影(さらに濃い、境界線がはっきりした色)
この3段階で構成するのが「ドラゴンボール塗り」の王道です。特に、筋肉の溝や服の深いシワに2段目の濃い影をピンポイントで置くと、パキッとした立体感が生まれます。
効率的に上達するための「3ステップ練習法」
いきなりオリジナルのポーズを描こうとするのは、修行なしでセルに挑むようなものです。まずは以下のステップで修行を積みましょう。
- 部分模写から始める「今日は目だけ」「今日は手だけ」と決めて、公式のイラストを徹底的に観察して描きます。パーツごとの形を脳内にインプットしましょう。
- 「アタリ」を透かして理解する公式イラストの上に薄い紙を敷くか、デジタルでレイヤーを重ねて、そのキャラが「どんな図形(丸や四角)で構成されているか」を骨組みレベルでなぞってみてください。
- 「あおり」と「俯瞰」に挑戦するドラゴンボールのバトルシーンは、下から見上げる「あおり」や上から見下ろす「俯瞰」の構図が多用されます。箱を描いて、その中にキャラを閉じ込めるイメージで描くと、空間を支配する感覚が身につきます。
2026年流!イラスト制作を加速させるツール
今の時代、便利な道具を使わない手はありません。
デジタル派なら、Wacom 液タブなどの本格的な機材はもちろん、スマホやタブレットで手軽に描けるアプリも進化しています。アナログ派なら、ケント紙にGペンでガシガシ描き込むスタイルも、鳥山先生の魂を感じられて素晴らしいものです。
どんな道具を使っても、大切なのは「観察すること」と「描き続けること」です。
ドラゴンボールのイラストを上手く描くコツは?初心者でも鳥山明タッチを再現する練習法まとめ
ドラゴンボールのイラストをマスターする旅は、一歩一歩の積み重ねです。
まずは顔のパーツ配置から見直し、筋肉をブロックで捉え、メリハリのある線を意識する。これだけで、あなたの描くイラストは驚くほど「本物」に近づくはずです。
「上手く描けない……」と悩んだときは、一度原点に立ち返って、鳥山明先生の漫画を読み返してみてください。そこには、時代を超えて輝き続ける最高の教科書が広がっています。
さあ、あなたもスケッチブックを開いて、自分だけの最強の戦士を描き始めてみませんか?
Would you like me to create an image of a character in this style to use as a reference for your study?

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