国民的漫画として世界中で愛され続けているドラゴンボール。その歴史の中で、ニンテンドーDSという「2画面」の革新的なハードで発売された作品たちは、今なおファンの間で語り継がれる独自の魅力を持っています。
最新のハードで超美麗なグラフィックを楽しむのも最高ですが、DS時代のソフトには、ドット絵の温かみや、タッチペンを駆使した直感的なギミックなど、当時の開発陣のこだわりが詰まった「濃い」体験が眠っています。
今回は、ドラゴンボール DS ソフト 一覧にある全6作品を、当時の熱狂を知る世代から、これからレトロゲームとして楽しみたい方まで納得の内容で徹底的に深掘りしていきます。どのソフトが自分に合っているのか、それぞれの個性をチェックしていきましょう。
空中戦のスピード感と「もしも」の世界を楽しむ:舞空烈戦
DSにおけるドラゴンボールシリーズの幕開けを飾ったのが、2005年発売の『ドラゴンボールZ 舞空烈戦』です。前作にあたるゲームボーイアドバンスの『舞空闘劇』の正統進化版として、多くの格闘ゲームファンを唸らせました。
このゲームの最大の魅力は、なんといっても2Dドット絵で描かれる超高速の空中戦です。上下2画面を贅沢に使い、キャラクターが空を縦横無尽に駆け巡る様子は、まさにアニメの戦闘シーンそのもの。操作感も非常に軽快で、ボタン入力ひとつでド派手なコンボが繋がる快感は、格闘ゲームが苦手な方でも十分に味わえます。
さらにファンを熱くさせるのが、充実した「IFストーリー」です。原作の展開をなぞるだけでなく、「もしもあの時、ギニューがベジータの体を手に入れていたら?」「もしもクウラが地球に攻めてきたら?」といった、原作ではあり得なかった夢のシチュエーションが多数用意されています。
ニンテンドーDSのタッチパネルを活かしたキャラ交代や必殺技の発動もスムーズで、3人1組のチーム編成による戦略性も抜群です。ドット絵ならではの表現力と、スピード感あふれるバトルを楽しみたいなら、まず手に取ってほしい一本ですね。
じっくり腰を据えてカードバトル:遥かなる悟空伝説
格闘アクションが苦手な方や、移動中に少しずつ進めたい方に人気だったのが『ドラゴンボールZ 遥かなる悟空伝説』です。こちらはアクションではなく、カードを使ったボードゲーム形式のRPGとなっています。
物語はサイヤ人編からセル編までを網羅しており、マップ上の移動や戦闘のすべてを、配られたカードの数字やマークで決定します。カードのパワーが勝敗を分けるため、運の要素もありつつ、「どのタイミングで強いカードを切るか」という戦略的な駆け引きが求められます。
派手なアクションを期待すると少し肩透かしを食らうかもしれませんが、アニメの静止画をふんだんに使った演出や、キャラクター同士の会話をじっくり楽しめる点は、RPGファンにとって嬉しいポイントです。
レベル上げという概念もしっかりあるため、コツコツと悟空たちを強くしていく感覚は、格闘ゲームにはない達成感を与えてくれます。落ち着いてドラゴンボールの世界観に浸りたい夜には、ぴったりの一足と言えるでしょう。
少年期のワクワクをタッチペンで体験:ドラゴンボールDS
多くのファンが「DSで一番ドラゴンボールらしい冒険をした」と語るのが、初代『ドラゴンボールDS』です。本作は、悟空がブルマと出会い、ドラゴンボールを探す旅に出る「少年期」に焦点を当てたアクションRPGです。
このソフトの最大の特徴は、操作のほとんどをタッチペンで行うという、DSの機能をフル活用したシステムにあります。移動も、如意棒を振り回す攻撃も、かめはめ波のチャージも、すべて画面をタッチしたりスライドしたりすることで繰り出します。
まるで自分が如意棒を操っているかのような一体感があり、マップの仕掛けを解くパズル要素も相まって、アクションアドベンチャーとしての完成度が非常に高いです。
3Dグラフィックで再現された初期の悟空は非常に可愛らしく、亀仙人の修行や天下一武道会など、物語の原点にある「ワクワク感」を丁寧になぞっています。大人になって忘れてしまった冒険心を思い出させてくれる、そんな名作です。
全RPGファン必携の最高傑作:サイヤ人来襲
ドラゴンボールのゲーム史上、屈指の名作として必ず名前が挙がるのが『ドラゴンボール改 サイヤ人来襲』です。開発を手がけたのは、あの『ゼノブレイド』などで世界的に評価されるモノリスソフト。その事実だけでも、クオリティの高さが想像できるはずです。
ジャンルはオーソドックスなコマンド選択式のRPGですが、とにかく「ドット絵のアニメーション」が凄まじいの一言。キャラクターが攻撃するたびに、2Dとは思えないほど滑らかで迫力のある動きを見せてくれます。
ストーリーはラディッツ襲来からベジータとの決戦までを扱っていますが、オリジナルエピソードが豊富で、ボリューム不足を感じさせることは一切ありません。特筆すべきは、ヤムチャや天津飯、チャオズといった地球人キャラクターたちの活躍です。
通常の格闘ゲームではサイヤ人に圧倒されがちな彼らも、このゲームでは育成次第で一線級の戦力として活躍させることができます。自分だけのお気に入りパーティーを組んで、最強のベジータに挑む。その戦略性と熱いドラマは、今の時代に遊んでも全く色褪せていません。
遊びやすさが劇的に進化:ドラゴンボールDS2 突撃!レッドリボン軍
前作『ドラゴンボールDS』の正統続編として登場したのが、この『ドラゴンボールDS2 突撃!レッドリボン軍』です。タイトル通り、物語はレッドリボン軍編から占いババ編までを描いています。
前作で不満点として挙げられていた「タッチペン操作のみ」という仕様が見直され、本作からは十字ボタンとボタン操作にも対応しました。これにより、アクションの精度が飛躍的に向上。より快適に、ストレスなく悟空を動かせるようになっています。
さらに、特定のステージでは「ペンギン村」のアラレちゃんを操作できるなど、鳥山明先生のファンならニヤリとしてしまうコラボ要素も満載です。
悟空の成長に合わせてアクションの種類も増えており、特に空を飛ぶ敵や巨大なボスとの戦闘は迫力満点。アクションRPGとしての「手触りの良さ」を追求した一作であり、少年期編を完結まで見届けたいなら欠かせない作品です。
DSの限界を超えた究極の対戦:アルティメット武闘伝
DS時代の最後を飾ったのが、2011年発売の『ドラゴンボール改 アルティメット武闘伝』です。これまでの2D路線やRPG路線とは一線を画し、完全な3Dモデルによる本格対戦格闘ゲームとして仕上げられています。
「誰でも簡単に超サイヤ人になれる」をコンセプトにしており、複雑なコマンド入力なしで、ボタンの組み合わせだけで派手なコンボが発動します。DSの小さな画面の中で、これほどまでに激しい格闘が展開されるのは驚きの一言です。
キャラクター数も50人以上と非常に多く、自分好みのスキルをセットしてキャラクターを強化できるカスタマイズ要素も充実しています。ストーリーモードでは、主要な名場面をフルボイス(一部)で体験できるため、アニメを見直しているような感覚で楽しめます。
対戦格闘としてのバランスも良く、友達とニンテンドー3DSを持ち寄って対戦していた当時の熱狂が目に浮かぶようです。DSにおける格闘ゲームの到達点と言っても過言ではないでしょう。
今からDSソフトを遊ぶためのヒント
さて、ここまで全6作品を見てきましたが、実際に今から遊ぶとなると、いくつか気になる点もありますよね。
まず、互換性についてです。これらのDSソフトはすべて、後継機であるニンテンドー2DSや3DSシリーズ本体でそのまま遊ぶことができます。今からハードを揃えるなら、画面が大きく見やすいLLサイズの本体がおすすめです。
また、中古市場での価格についてですが、実は一部のソフトは希少価値から価格が上昇傾向にあります。特に『サイヤ人来襲』や『DS2』、そして『アルティメット武闘伝』は、その完成度の高さからファンが手放さないため、中古ショップでも見かける機会が減っています。
もし街のゲームショップやネットオークションで見かけたら、それは運命かもしれません。当時のパッケージや説明書も、今見返すと非常に愛着が湧くものばかりです。
まとめ:ドラゴンボール DS ソフト 一覧から自分だけの一本を見つけよう
ニンテンドーDSという時代を彩ったドラゴンボールのソフトたちは、それぞれが独自の個性を持ち、今遊んでも新鮮な驚きを与えてくれます。
- 「もしも」の展開とドット絵のスピード感に酔いしれたいなら『舞空烈戦』
- じっくり戦略を練ってカードの引きに熱くなりたいなら『遥かなる悟空伝説』
- 初期の冒険をタッチペンで新鮮に体験したいなら『ドラゴンボールDS』
- 究極の2Dドットと本格RPGを堪能したいなら『サイヤ人来襲』
- ボタン操作で快適に少年期のクライマックスを遊びたいなら『DS2』
- 簡単操作で最強の戦士たちを操り対戦したいなら『アルティメット武闘伝』
ドラゴンボール DS ソフト 一覧を振り返ってみると、どの作品も「どうすればDSでドラゴンボールの世界を一番楽しめるか」という工夫に満ちていることがわかります。
あなたの思い出の中に残っている作品はありましたか? あるいは、この記事を読んで新しく興味を持った作品はあったでしょうか。どれを選んでも、あの黄金時代の興奮が蘇ることは間違いありません。ぜひ、お気に入りの一本を手に入れて、悟空たちとの冒険に再び旅立ってみてください。

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