ドラゴンボールの世界において、長年「ベジータはサイヤ人の王子であり、生き残りはごくわずか」と語られてきました。しかし、2008年に突如として現れた新キャラクターが、世界中のファンを驚かせました。それが、ベジータの実の弟である「ターブル」です。
「ベジータに弟がいたの?」「なんで今まで出てこなかったの?」そんな疑問を持つ方のために、今回はターブルの数奇な運命や、謎に包まれた妻グレとの関係、そして今後のアニメや映画での再登場の可能性について、どこよりも詳しく解説していきます。
惑星ベジータから追放された悲劇の王子「ターブル」の正体
ターブルは、ベジータ王の第二子であり、紛れもなくサイヤ人の王家の血を引くエリートです。しかし、彼の人生は兄であるベジータとは正反対のものでした。
サイヤ人は生まれ持った「戦闘力」がすべてを決める弱肉強食の種族です。ターブルは王家の子でありながら、戦いを好まない温厚な性格で、潜在的な戦闘力も低いと見なされてしまいました。その結果、父であるベジータ王の手によって「サイヤ人の面汚し」として、戦闘の必要がない辺境の惑星へ島流しにされてしまったのです。
この設定が判明したとき、多くのファンが「ベジータ王の非情さ」と「ターブルの不憫さ」に同情しました。しかし、この追放こそが、フリーザによる惑星ベジータ消滅から彼を救う結果となったのは皮肉な運命と言えるでしょう。
兄ベジータとの再会と意外な兄弟仲
ターブルが初めて姿を現したのは、短編アニメ『ドラゴンボール オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!』です。平和になった地球に、小型の宇宙船(アタックボール)で降り立った彼は、真っ先に兄であるベジータを頼りました。
かつての冷酷なベジータであれば、弱者の弟など一蹴していたかもしれません。しかし、悟空たちとの戦いや地球での生活を経て丸くなったベジータは、困惑しながらも弟の頼みを聞き入れます。
ターブルは兄に対して非常に礼儀正しく、「兄さん」と呼んで敬語を使います。一方のベジータも、ぶっきらぼうながら弟を世間話の相手として扱い、成長した姿を気にかけるような素振りを見せました。この「ベジータが兄として振る舞う姿」は、ファンにとって非常に新鮮で微笑ましいシーンとなっています。
宇宙一シュールな夫婦?妻「グレ」の正体とベジータの反応
ターブルの登場シーンで、視聴者の度肝を抜いたのが彼の妻である「グレ」の存在です。サイヤ人の妻といえば、チチやブルマのような気の強い地球人女性をイメージしますが、グレは全く違いました。
グレは、ターブルが追放された先の惑星で出会った異星人です。外見はグレーの肌をした、丸っこいマスコットのような不思議なビジュアル。言葉遣いが非常に丁寧で、ベジータに対しても「お義兄様、お初にお目にかかります」と深々と頭を下げて挨拶をしました。
これには、あのプライドの高いベジータも動揺を隠せませんでした。「……おい、まさかこいつが妻じゃないだろうな?」と顔を赤らめながら絶句するベジータの姿は、作中屈指のギャグシーンとして語り継がれています。しかし、種族を超えて愛し合うターブルとグレの姿は、殺伐としたサイヤ人の歴史の中で唯一の癒やしとも言える存在です。
ターブルの戦闘力はどれくらい?超サイヤ人になれるのか
気になるターブルの強さですが、結論から言うと「ナッパやラディッツよりは強い可能性があるが、悟空たちには遠く及ばない」というレベルです。
彼が地球に来た理由は、フリーザ軍の残党である「アボ」と「カド」に自分の星を荒らされていたからです。この二人は「当時のフリーザに匹敵する実力」とされており、ターブル一人では太刀打ちできませんでした。
しかし、最新のゲーム作品やファンサイトの考察では、彼の秘められたポテンシャルが議論されています。
- 王家の血を引いているため、修行次第では爆発的に伸びる可能性がある。
- ドラゴンボールヒーローズ などのゲーム作品では、IF設定として「超サイヤ人ターブル」が登場しており、黄金のオーラを纏って戦う姿が見られます。
アニメ本編では変身こそしませんが、サイヤ人の特性である「死の淵から蘇るたびに強くなる」性質は持っているため、環境さえ整えば驚異的な進化を遂げるのかもしれません。
『ドラゴンボール超』や映画『ブロリー』での言及
ターブルは単発のアニメオリジナルキャラかと思われがちですが、実は「正史(公式設定)」にもしっかりと組み込まれています。
映画『ドラゴンボールZ 神と神』では、超サイヤ人ゴッドを作るために6人のサイヤ人が必要になった際、ブルマが「ベジータの弟はどうなの?」と提案するシーンがあります。ベジータは「遠くの星にいて連絡がつかん」と答えていますが、このセリフによりターブルが確実に存在していることが証明されました。
さらに、劇場版『ドラゴンボール超 ブロリー』の冒頭シーン。惑星ベジータが爆発した直後、幼少期のラディッツが「そういやお前の弟、どっかの星に飛ばされてたよな?」とベジータに問いかけています。これによって、鳥山明先生が描くドラゴンボールの正統なタイムラインにおいても、ターブルは正式なベジータの弟として位置づけられたのです。
なぜターブルは再登場しない?今後の可能性を考察
これほど魅力的な設定を持ちながら、なぜターブルは『ドラゴンボール超』の連載中に再登場しないのでしょうか。そこにはいくつかのメタ的な理由と、物語上の都合が考えられます。
まず一つ目は、現在の『ドラゴンボール超』のパワーバランスです。悟空やベジータが神の領域に達している中で、戦闘力の低いターブルを戦線に復帰させるのは脚本上、至難の業です。
二つ目は、第6宇宙のサイヤ人の存在です。キャベという「礼儀正しく、ベジータを師と仰ぐ若きサイヤ人」が登場したことで、キャラ被りを避けるためにターブルの出番が削られている可能性があります。
しかし、ファンとしては「ベジータ一家とターブル夫妻の食事会」のような日常回での再登場を期待してやみません。ブラが生まれたことや、トランクスの成長を叔父として見守るターブルの姿は、noteの読者層にも刺さるアツい展開になるはずです。
ターブルの関連グッズをチェック
ターブルのグッズは決して多くありませんが、コレクターの間では根強い人気があります。
もし彼が登場する作品を改めて観返したいのであれば、ドラゴンボールZ DVD のセットや、彼の活躍が収録されたジャンプスーパーアニメツアーの関連書籍をチェックしてみるのがおすすめです。また、データカードダスなどのトレーディングカードゲームでは、今でもレアカードとして扱われることがあります。
まとめ:ベジータの弟ターブルの正体とは?妻グレとの関係や強さ、再登場の可能性を徹底解説
ここまで、ベジータの弟であるターブルについて詳しく見てきました。
ターブルは、戦いを拒み、愛する妻グレと共に静かな生活を選んだ「サイヤ人の異端児」です。しかし、その存在はベジータというキャラクターに「兄としての側面」という新しい深みを与えました。
「ベジータの弟ターブルの正体とは?妻グレとの関係や強さ、再登場の可能性を徹底解説」というテーマでお届けしましたが、彼の魅力は単なる強さではなく、その人間味あふれる性格にあります。今後、映画やアニメの新シリーズで、再びベジータとの兄弟共演が見られる日を楽しみに待ちましょう。
もし、この記事を読んでターブルに興味が湧いた方は、ぜひ過去の短編作品をチェックしてみてくださいね。きっと、ベジータの新しい一面が見えてくるはずですよ!

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