「オッス、おら悟空!」……なんて気楽な挨拶じゃ済まされない事態が、かつてアニメ『ドラゴンボールZ』で巻き起こったのをご存知でしょうか。宇宙最強の戦士である孫悟空と、かつて世界征服を企んだ大魔王の分身・ピッコロ。この二人が、なんと「自動車教習所」に強制送還されるという、前代未聞の珍事です。
ファンの間では「伝説の神回」として語り継がれているこのエピソード。今回は、なぜ彼らがハンドルを握る羽目になったのか、そして視聴者の腹筋を崩壊させた伝説のシーンの数々を、余すことなくお届けします。
チチの怒りが爆発!なぜサイヤ人とナメック星人が教習所へ?
物語の舞台は、人造人間との決戦を控えた3年間の修行期間中。本来ならストイックに拳を交えているはずの時期ですが、事件はパオズ山の平穏な日常の中で起こりました。
きっかけは、悟空の妻・チチの切実な訴えです。ある日、買い物帰りに暴れイノシシに追いかけられ、泥だらけになって帰宅したチチ。その横を、涼しい顔でエアカーを走らせる幸せそうな夫婦が通り過ぎていきました。「都会の奥様方はみんな車に乗ってるだべ!おめえも免許を取ってこい!」と、修行三昧で家を空けがちな悟空に怒りが爆発したのです。
さらに運が悪かった(?)のが、近くで修行していたピッコロさん。チチの凄まじい気迫に気圧され、「お前も一緒に行ってこい!」と巻き添えを食らう形で、二人は教習所へと放り出されることになりました。舞空術でマッハの速度で飛べる二人が、時速数十キロの鉄の塊を操るために列に並ぶ……。このシュールな構図こそが、この回の最大の魅力と言えるでしょう。
ピッコロさんの私服が衝撃的!「POSTBOY」の破壊力
教習所に現れた二人の姿を見て、お茶の間はひっくり返りました。特に注目すべきは、普段はストイックな戦闘服に身を包んでいるピッコロさんの格好です。
ナメック星人である彼が、悟空から借りた(とされる)あまりにも人間臭い私服で登場したのです。
- 鮮やかな黄色いTシャツ(胸には大きく「POSTBOY」の文字)
- 派手な柄のシャツを羽織る
- キャップを後ろ前に被る
この、お世辞にも似合っているとは言い難い、当時のストリートファッションに身を包んだピッコロさんの姿は、もはやそれだけでギャグとして完成されていました。ターバンとマントを脱ぎ捨て、真面目な顔で教本を開く姿は、ドラゴンボール史上屈指の迷シーンです。
ちなみに、この時に着用していたドラゴンボール Tシャツなどのグッズは、今でもファンの間で根強い人気を誇っており、当時のインパクトの強さを物語っています。
路上教習はパニックの連続!教官たちが味わった地獄
教習が始まれば、そこはもう無法地帯です。悟空とピッコロには、それぞれ対照的なタイプの教官がつきました。
悟空の担当は、今にも心臓が止まりそうなおじいちゃん教官。一方、ピッコロの担当は、気が強く口の悪い若手の女性教官。悟空は野生の勘で運転しようとしてハンドルを引きちぎらんばかりの力で握り、アクセルとブレーキを間違えて暴走します。
対するピッコロさんは、意外にも(?)持ち前の知性でメカを乗りこなそうとしますが、隣を走る悟空のハチャメチャな運転にプライドを刺激され、いつしか路上は二人のデッドヒートの場へと変貌します。
「貴様に負けるわけにはいかん!」と、教習車でカーチェイスを繰り広げるサイヤ人とナメック星人。悲鳴を上げる教官たち。もはや交通ルールなどどこへやら、ドラゴンボール フィギュアで再現したくなるような、アクロバティックな走行が繰り返されました。
絶体絶命のピンチ!教習中に見せたヒーローの輝き
ただのドタバタ劇で終わらないのが、このエピソードが「神回」と呼ばれる所以です。物語の終盤、教習エリアを激しい集中豪雨が襲います。
山道で大規模な崖崩れが発生し、通りかかった幼稚園バスが土砂に巻き込まれ、深い谷底へ転落しそうになるという大惨事が発生。教官たちがパニックに陥る中、悟空とピッコロは瞬時に「戦士」の顔に戻りました。
免許なんて二の次。二人は車を飛び出し、本来の力を解放します。悟空が落下するバスを底から支え、ピッコロが降り注ぐ巨岩を気弾で粉砕する。教官たちの目の前で展開される、あまりにも規格外な救出劇。このシーンでは、彼らがどんなにコミカルな状況に置かれていても、根っからのヒーローであることを再認識させてくれます。
結局、免許は取れたのか?気になる結末とその後の悟空
救出劇を終え、泥だらけになった二人に対して、教官たちはこう告げました。
「君たちに免許は必要ない。自分の体で動いたほうがよっぽど速いし、安全だ……」
つまり、結果は「不合格」というか「判定不能」。二人は結局、免許証を手にすることなく教習所を去ることになりました。チチにはこっぴどく叱られたことでしょうが、悟空たちのあまりの超人ぶりに、現代社会のルールが追いつかなかったというわけです。
しかし、面白いのはその後の描写です。後の『ドラゴンボール超』などでは、悟空がトラクターを運転して農作業に励むシーンが登場します。また、劇場版やゲーム関連のイラストでは、ドラゴンボール 雑貨のデザインとして車を運転する悟空たちの姿が描かれることも。もしかしたら、どこかのタイミングでこっそりと取り直したのかもしれませんね。
ドラゴンボール 免許回のまとめ:日常回にこそ宿る鳥山イズムの真髄
今回振り返った「免許取得回」は、激しいバトルが続く『ドラゴンボールZ』の中でも、一服の清涼剤のような役割を果たしました。宇宙の命運を賭けて戦う男たちが、縦列駐車に手こずり、教官に怒鳴られる。このギャップこそが、原作者・鳥山明先生が大切にしていた「日常の中の可笑しみ」に通じる部分ではないでしょうか。
もしあなたが、日々の仕事や家事で少し疲れているなら、ぜひこの第125話を見返してみてください。懸命にハンドルを握るピッコロさんの姿を見れば、きっと悩みなんて吹き飛んでしまうはずです。
最後に、もしあなたが「自分も悟空みたいにカッコよくドライブしたい!」と思ったなら、まずはドラゴンボール カー用品をチェックして、気分だけでもサイヤ人になってみるのも楽しいかもしれません。
今後も、こうした懐かしくて面白いエピソードを深掘りしていきたいと思います。それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
ドラゴンボール 免許にまつわるエピソード解説、いかがでしたか?伝説の教習所回の魅力を再発見できたなら幸いです。
Would you like me to create an image of Goku and Piccolo at the driving school to go with this article?

コメント