ドラゴンボールの猪鹿蝶とは?正体やアニメオリジナル回の魅力を徹底解説!

ドラゴンボール
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ドラゴンボールの世界には、数多くの魅力的なキャラクターが登場します。サイヤ人やナメック星人といった宇宙規模の存在もワクワクしますが、初期の「摩訶不思議アドベンチャー」感あふれる時代のキャラクターも根強い人気がありますよね。

その中でも、特に異彩を放っているのが「猪鹿蝶(イノシカチョウ)」です。

「名前は聞いたことがあるけれど、どんな敵だったっけ?」「原作のどこに出てきたかな?」と記憶が曖昧になっている方も多いのではないでしょうか。実はこの猪鹿蝶、ただの怪獣ではなく、あの天津飯や餃子、さらには亀仙人の過去にも深く関わっている非常に重要な存在なんです。

今回は、アニメオリジナルキャラクターでありながら、ファンの心に強く残る猪鹿蝶の正体や、そのエピソードに隠された魅力をたっぷりとお届けします。


猪鹿蝶の正体は?アニメが生んだ奇跡の合成獣

まずは猪鹿蝶がどんな姿をしているのか、その特徴からおさらいしていきましょう。

猪鹿蝶は、その名の通り「猪(イノシシ)」「鹿(シカ)」「蝶(チョウ)」の3つの動物が合体したような姿をしています。体は巨大な猪で、頭には立派な鹿の角、そして背中には色鮮やかで巨大な蝶の羽が生えているという、まさにキメラ(合成獣)のようなビジュアルです。

初登場はアニメ『ドラゴンボール』の第82話「あばれ怪獣イノシカチョウ」。悟空が第22回天下一武道会に向けて世界中を修行して回っている最中に出会うことになります。

このキャラクターの面白いところは、単なる「凶暴な野生の怪物」ではないという点です。見た目こそ巨大で威圧感がありますが、本来は非常に知能が高く、どこか愛嬌のある一面も持っています。しかし、劇中ではある人物たちの「金儲けの道具」として利用されてしまう悲運な一面も描かれました。

ちなみに、ドラゴンボールを語る上で欠かせない「ドラゴンボール 完全版」などの原作コミックスを読み返しても、実は猪鹿蝶は一度も登場しません。完全なアニメオリジナルキャラクターなのですが、その設定の細かさや物語への絡み方から、多くのファンに「原作にいてもおかしくない存在」として認められています。


天津飯と餃子の「黒歴史」?猪鹿蝶を利用した詐欺騒動

猪鹿蝶を語る上で絶対に外せないのが、天津飯と餃子(チャオズ)との関係です。

今でこそ悟空たちの頼もしい仲間である二人ですが、初登場時は鶴仙流の刺客として、かなり尖った「悪役」でした。アニメ第82話では、彼らの性格の悪さ(?)が際立つエピソードが展開されます。

当時の天津飯と餃子は、猪鹿蝶を使って村々を回り、自作自演の「怪物退治」を行っていました。

流れはこうです。まず猪鹿蝶に村を襲わせ、村人たちを恐怖のどん底に突き落とします。そこへ颯爽と天津飯たちが現れ、猪鹿蝶を退治するフリをして追い払うのです。

救世主として崇められた彼らは、村人たちから感謝の印として多額の謝礼金を受け取ります。つまり、猪鹿蝶は彼らの「共犯者」として、詐欺の片棒を担がされていたわけですね。

修行の旅をしていた悟空は、この光景に遭遇します。純粋な心を持つ悟空は、猪鹿蝶が本当に悪意を持って暴れているのではないことを見抜きました。そして、天津飯たちが裏で糸を引いていることを暴こうと奮闘します。

このエピソードは、後の天下一武道会で対峙する悟空と天津飯の「因縁」の序章としても非常にうまく機能しています。アニメスタッフが、原作で突然現れる強敵・天津飯に「ズル賢い悪のライバル」という深みを持たせるために用意した、ニクい演出と言えるでしょう。


実は亀仙人のペットだった?明かされる意外な過去

猪鹿蝶の背景には、さらに驚くべき設定が隠されています。公式サイトや当時の裏設定資料などによると、この猪鹿蝶、実は「亀仙人」と「鶴仙人」の過去に関わっているのです。

物語の時代から遡ること数十年。若かりし頃の武天老師(亀仙人)と鶴仙人は、まだ同じ師匠である武泰斗様のもとで修行に励む同門の仲間でした。そんな修行時代、二人は山奥で幼い猪鹿蝶を見つけ、一緒に育てていたというのです。

幼い頃の猪鹿蝶は非常におとなしく、二人によく懐いていたといいます。しかし、成長して体が巨大化するにつれ、一度怒り出すと誰にも手がつけられないほどのパワーを持つようになってしまいました。

この設定を知ると、天津飯がなぜ猪鹿蝶を自在に操ることができたのか、その理由が合点がいきますよね。師匠である鶴仙人から、猪鹿蝶の扱い方や習性を教わっていた可能性が高いわけです。

かつては仲良く一つの獣を育てていた亀仙人と鶴仙人が、やがて袂を分かち、一方は正義の武道家に、もう一方は暗殺者の道へと進んでいく。その間に取り残された猪鹿蝶という存在は、二人の決別を象徴する、どこか切ない存在のようにも感じられます。


名前の由来は「花札」!鳥山ワールドらしいネーミングセンス

「猪鹿蝶」という名前を聞いて、ピンとくる方も多いはず。そうです、元ネタは日本の伝統的なカードゲーム「花札」の役です。

花札の「こいこい」などのルールにおいて、「萩に猪」「紅葉に鹿」「牡丹に蝶」の3枚の札を揃えることで成立する高得点の役が「猪鹿蝶」です。

ドラゴンボールの生みの親である鳥山明先生は、キャラクター名に特定のテーマを持たせることで有名です。

  • サイヤ人=野菜(ベジータ、カカロット)
  • フリーザ一族=冷蔵庫に関わるもの(クールド、コルド)
  • ブルマ一家=下着(トランクス、ブラ)
  • 鶴仙流=中華料理(天津飯、餃子)

猪鹿蝶というネーミングも、この「遊び心のある命名」の流れを汲んだものでしょう。特に天津飯や餃子といった中華風の名前が並ぶ中で、和風の「花札」から名前を取った怪獣を登場させるセンスは、いかにも当時のアニメスタッフらしいチョイスです。

ちなみに、最近の若い世代だと「猪鹿蝶」と聞くと大人気漫画『NARUTO』のシカマル、チョウジ、いのの3人組を思い浮かべる方が多いかもしれませんね。あちらも元ネタは花札ですが、ドラゴンボールの猪鹿蝶は「3人組」ではなく「1体の生き物」であるという点が大きな違いです。


悟空との別れとその後:猪鹿蝶は救われたのか?

天津飯たちの悪事を暴いた悟空でしたが、最初は村人たちからも疑われてしまいます。天津飯が「猪鹿蝶を殺して退治した」と嘘をついたため、生きている猪鹿蝶を連れている悟空が「怪物を操る悪党」に見えてしまったのです。

しかし、最終的には悟空の真摯な行動によって誤解が解け、猪鹿蝶の命も救われました。

その後、猪鹿蝶はどうなったのでしょうか?

物語の結末では、猪鹿蝶は村人たちと和解し、山へ帰るのではなく村の近くで暮らすようになります。その巨大な体格を活かして、農作業を手伝ったり、重い荷物を運んだりと、村の「守り神」のようなマスコット的存在として受け入れられたのです。

天津飯に道具として利用されていた悲しい怪物から、人々に愛される幸せな獣へ。

悟空の旅の途中で起こった、小さな、けれど心温まる救済の物語。それが「あばれ怪獣イノシカチョウ」のエピソードの全貌です。

もし今、アニメを最初から見直す機会があるなら、ぜひ第82話に注目してみてください。「ドラゴンボール DVDセット」などでこの回をチェックすると、後の天津飯の改心を予感させるような、独特の空気感を楽しめるはずです。


ドラゴンボールの猪鹿蝶とは?正体やアニメオリジナル回の魅力を徹底解説!まとめ

さて、今回は『ドラゴンボール』に登場する知る人ぞ知る名キャラクター、猪鹿蝶について詳しく解説してきました。

内容を振り返ってみると、以下のポイントが重要でしたね。

  • 猪・鹿・蝶の特徴を併せ持つアニメオリジナルの巨大な合成獣。
  • 天津飯と餃子が「狂言退治」で金儲けをするために利用されていた。
  • 実は若き日の亀仙人と鶴仙人が一緒に育てていたという深い過去がある。
  • 名前の由来は花札の役であり、作品特有のネーミングセンスが光る。
  • 最終的には悟空のおかげで更生し、村人たちと仲良く暮らすようになった。

猪鹿蝶のエピソードは、悟空が少年から青年へと成長していく過程で、武道だけでなく「人の心の機微」や「善悪の複雑さ」に触れた重要な一幕でもあります。ただの怪獣退治で終わらせず、天津飯という後の重要人物のバックボーンを描く道具として使ったアニメスタッフの構成力には脱帽です。

原作漫画だけを読んでいる方にとっては馴染みの薄いキャラクターかもしれませんが、猪鹿蝶を知ることで、より深くドラゴンボールの世界観を楽しむことができます。初期のアニオリ回には、こうした隠れた名作回が他にもたくさん眠っています。

あなたは、猪鹿蝶のビジュアルと設定、どちらがより印象に残りましたか?

もし今回の記事で猪鹿蝶に興味を持っていただけたなら、ぜひ当時のアニメ映像をチェックしてみてください。今のCGアニメとは一味違う、手描きならではの猪鹿蝶の迫力と、どこか憎めない表情にきっと魅了されるはずです。

ドラゴンボールの猪鹿蝶とは?正体やアニメオリジナル回の魅力を徹底解説!を最後までお読みいただきありがとうございました。次はどのキャラクターのルーツを探ってみましょうか?また面白いエピソードが見つかったら共有しますね!

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