漫画「この音とまれ!」の登場人物一覧と和楽器演奏の見どころを紹介します

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「お琴の漫画?なんだか地味そうだな……」

もしあなたがそんな風に思っているなら、それは非常にもったいないことです。

ジャンプSQ.で連載中の『この音とまれ!』は、伝統芸能である「箏(こと)」を題材にしながら、中身はスポーツ漫画顔負けの熱量を持った、最高に熱い青春群像劇です。

廃部寸前の箏曲部に集まったのは、元不良の少年、孤独な天才少女、そして不器用な部長。バラバラだった彼らが一つの「音」を紡いでいく姿は、多くの読者の涙を誘い、文化庁芸術祭で賞を受賞するほどの社会現象を巻き起こしました。

今回は、この物語を彩る魅力的な登場人物たちと、漫画という枠を超えて「音が聞こえる」と絶賛される和楽器演奏の見どころを徹底解説します。


廃部寸前からの逆転劇!時瀬高校箏曲部の主要メンバー

物語の舞台となる時瀬(ときせ)高校箏曲部。まずは、この物語の核となるメインキャラクターたちのプロフィールと、それぞれの葛藤を見ていきましょう。

久遠 愛(くどお ちか)

本作の主人公で、かつては周囲から恐れられた札付きの不良少年でした。亡き祖父が箏職人であり、祖父が大切にしていた箏の音、そして箏曲部を守るために部を訪れます。

最初は荒っぽさが目立ちますが、仲間と触れ合う中で本来の純粋さと真っ直ぐさが開花していきます。愛の出す音は、力強くもどこか優しく、聴く人の心にダイレクトに響く「熱さ」を持っています。

倉田 武蔵(くらた たけひぞう)

箏曲部部長。卒業した先輩たちから部を託されたものの、たった一人で部を守り続けていた心優しい少年です。

自分に自信がなく、最初は愛の勢いに押され気味ですが、仲間が増えるごとに「部長」としての自覚と強さを手に入れていきます。彼が奏でる土台のような安定した音は、個性豊かなメンバーを一つにまとめる重要な役割を果たしています。

鳳月 さとわ(ほうづき さとわ)

本作のヒロイン。箏の家元「鳳月会」の跡取り娘として英才教育を受けた天才少女です。

圧倒的な技術を持ちながらも、過去のトラウマから心を閉ざし、周囲と衝突してばかりでした。しかし、時瀬高校のメンバーと出会い、一人では決して出せない「合奏の楽しさ」を知ることで、凍りついた心が溶けていきます。彼女の成長と、愛に対する無自覚な恋模様も大きな見どころの一つです。

足立 実康・堺 浩史・水原 光太(通称:3バカ)

愛の友人である3人組。最初は「愛がいるから」という軽い気持ちで入部した初心者たちでしたが、次第に箏の奥深さにのめり込んでいきます。

技術的にはさとわや愛に及びませんが、彼らが必死に練習し、泥臭く「自分たちにしか出せない音」を追求する姿は、読者が最も感情移入しやすいポイントです。彼らの成長なくして、時瀬の音楽は完成しません。

来栖 妃呂(くるす ひろ)

武蔵と同じ学年の女子部員。最初は部内の人間関係をかき乱そうとして入部しますが、メンバーの純粋さに触れ、自らの過ちを認めて心強い仲間となります。鋭い観察眼を持ち、今では部内の良き理解者、そして副部長的な立ち位置でみんなを支えています。


圧倒的な熱量!和楽器演奏シーンの3つの見どころ

『この音とまれ!』がこれほどまでに支持される理由は、単なるキャラクターの魅力だけではありません。最大の特徴は、静かなはずの和楽器演奏が「爆音」のように熱く描写される点にあります。

1. 漫画なのに「音が聞こえる」と錯覚させる画力

作者のアミュー先生による描写は、もはや神がかり的です。弦が震える細かな描写、飛び散る汗、演奏者の気迫。

静止画であるはずの漫画のページから、その場の空気の振動や、音が突き抜けていく感覚が伝わってきます。特に、全員の心が重なった瞬間の見開きページは、思わず息を呑むほどの美しさです。

2. キャラクターの心情が音に乗る「物語性」

本作の演奏シーンは、単に「上手い・下手」を競うものではありません。その曲を弾くまでに、彼らがどんな壁にぶつかり、何を語り合ってきたのか。

すべての練習の背景が音に乗っているため、読者は演奏を聴いている(読んでいる)最中に、彼らのこれまでの歩みを思い出して涙腺を崩壊させられます。「このフレーズはあの時の悔しさなんだ」と、音が物語を語りかけてくるのです。

3. 実在する楽曲とのリンク

作中で演奏される重要な楽曲の多くは、実際にこの作品のために書き下ろされた実在の曲です。

『龍星群』や『天泣』といった名曲は、実際にCDや配信で聴くことができます。漫画を読みながらこれらの楽曲をバックグラウンドミュージックとして流すと、体験の深さが一気に増します。

この音とまれ!〜時瀬高等学校箏曲部〜をチェックして、その音色に触れてみてください。


初心者でも分かる!箏(こと)の魅力と専門知識

和楽器と聞くと、少し敷居が高いイメージがあるかもしれません。しかし、この作品は初心者にも非常に分かりやすく、楽器としての面白さを教えてくれます。

  • 弦は13本だけじゃない?通常、箏は13本の弦を爪で弾いて音を出します。しかし、作中には「十七絃(じゅうななげん)」という、より低音で迫力のある音が出る大型の箏も登場します。この十七絃がリズムを刻むことで、和楽器とは思えないようなロックで厚みのあるアンサンブルが生まれるのです。
  • 「押し手」で生まれる感情の揺らぎ左手で弦を押すことで音程を変えたり、余韻を震わせたりする「押し手」という技法があります。これが演奏者の個性を最も映し出す部分であり、さとわが教える繊細な技術の数々は、読んでいるだけで自分も演奏してみたくなるほどの魅力があります。
  • チームプレイの究極形指揮者のいない箏の合奏は、お互いの呼吸を読み合うことがすべてです。相手の音を聴き、自分の音を預ける。その究極のチームプレイが、不器用な高校生たちの友情と完璧にシンクロしています。

ライバル校の登場人物も魅力的!切磋琢磨するライバルたち

時瀬高校の前に立ちはだかるライバルたちも、単なる「敵」ではなく、それぞれが主役級のドラマを背負っています。

  • 明陵高校:桐生 桜介軽やかな音色が特徴の天才。一見、チャラそうに見えて、実は誰よりも音楽を愛し、冷静に分析する知性派です。時瀬とは違った、洗練された「都会的な音」を見せてくれます。
  • 姫坂女学院:かずさ伝統ある女子校の部長。さとわに対して並々ならぬ執着と憧れを抱いており、規律正しい、一分の隙もない完璧な合奏を目指しています。彼女たちの努力の量を知ると、どちらを応援していいか分からなくなるほどです。
  • 珀音高校:神崎 澪「音」そのものの美しさを追求する独特の世界観を持った少年。指揮者がいなくても、彼の絶対的な音の導きによって、聴く人を異世界へ誘うような幻想的な演奏を繰り広げます。

これらのライバルたちが、それぞれの正義と誇りを持って舞台に上がる。そのぶつかり合いが、全国大会編をより一層盛り上げています。


アニメから原作へ!物語をさらに深く楽しむために

アニメ版を視聴してファンになった方も多いでしょう。アニメでも楽曲の素晴らしさは存分に表現されていましたが、原作漫画には、アニメでは描ききれなかった細かな心理描写やエピソードが数多く含まれています。

アニメの続きが気になる方は、ぜひこの音とまれ!のコミックスを手に取ってみてください。アミュー先生の筆致で描かれる繊細な表情の変化や、迫力ある見開きシーンは、電子書籍でも紙の単行本でも、一生手元に置いておきたいほどの価値があります。

また、本作は音楽監修が非常に豪華で、プロの箏奏者が実際に演奏した音源が公式から多数発表されています。YouTubeなどの公式チャンネルで、自分が読んでいるシーンの曲を実際に聴いてみると、「この指使いはこうなっていたのか!」という発見があり、作品への没入感がさらに高まります。


まとめ:この音とまれ!の登場人物一覧と和楽器演奏の見どころ

『この音とまれ!』は、単なる部活動漫画の域を超え、人と人が「音」を通じて理解し合い、成長していく尊さを描いた傑作です。

不良だった愛が祖父の想いを受け継ぎ、孤独だったさとわが仲間の温かさを知り、平凡だった武蔵がリーダーとしての誇りを持つ。その過程で奏でられる和楽器の調べは、私たちの魂を震わせる力を持っています。

今回紹介した登場人物たちの背景や、和楽器演奏の迫力を意識しながら改めて読み返すと、きっと新しい発見があるはずです。まだ手に取っていない方は、この熱い物語の幕開けをぜひ見届けてください。

和楽器という日本の伝統文化が、これほどまでにクールで、これほどまでに熱い。

この音とまれ!で、あなたもその衝撃を体験してみませんか?

最後に、この物語は現在進行形でさらなる高みへと向かっています。全国の猛者たちが集う舞台で、時瀬高校のメンバーがどんな新しい「音」を響かせるのか。これからも、彼らの旅路から目が離せません。

以上、この音とまれ!の登場人物一覧と和楽器演奏の見どころを紹介しました。

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