「ノラガミのアニメって、もしかして打ち切りになっちゃったの?」
そんな不安を抱えているファンの方は少なくありません。2014年に第1期、2015年に第2期『ノラガミ ARAGOTO』が放送され、スタイリッシュなアクションと神様たちの切ない物語に日本中が熱狂しました。しかし、それから10年近くが経過しても、待望の第3期の報せは届きません。
なぜこれほどまでに間が空いてしまったのか、ネットで囁かれる「打ち切り説」の真相はどうなのか。そして、原作漫画が完結を迎えた今、アニメ続編の可能性は残されているのか。
今回は、夜トやひより、雪音たちの物語を愛する皆さんのために、アニメ『ノラガミ』の現状と未来について徹底的に深掘りしていきます。
アニメ『ノラガミ』が「打ち切り」と誤解される3つの背景
まず最初に、最も気になる結論からお伝えします。公式から『ノラガミ』のアニメが打ち切りになったという発表は、過去に一度も行われていません。
それなのになぜ、検索ワードに「打ち切り」という不穏な言葉が並ぶのでしょうか。そこには、ファンを不安にさせた複数の要因が重なっていました。
1. 2期放送時に起きた「音源使用問題」の影響
第2期『ノラガミ ARAGOTO』の放送中、劇伴(BGM)の制作において、イスラム教の礼拝を呼びかける「アザーン」を不適切な形でサンプリング使用したことが判明しました。これにより、公式は謝罪を行い、該当するサウンドトラックやBD/DVDの出荷停止、回収という異例の事態に発展しました。
この騒動が、「コンプライアンス的に続編は難しいのではないか」「制作現場が混乱してプロジェクトが止まったのではないか」という憶測を呼ぶ一因となりました。
2. アニメ制作会社「ボンズ」の超多忙なスケジュール
『ノラガミ』のアニメーション制作を担当したのは、業界屈指のクオリティを誇る「ボンズ(BONES)」です。
しかし、ボンズは近年、『僕のヒーローアカデミア』や『文豪ストレイドッグス』といった、世界的な人気を誇る長期シリーズを複数抱えています。これらのメガヒット作の制作が優先される中で、放送から年月が経った作品の優先順位が相対的に下がってしまったという現実的な側面があります。
3. 原作漫画の長期休載と物語の密度
作者のあだちとか先生の体調不良により、2017年から約1年間にわたる長期休載がありました。アニメ第2期が終わった直後、最も盛り上がるタイミングで原作の供給が止まってしまったことは、アニメ化プロジェクトの熱量を維持する上で大きな痛手となったことは否めません。
数値で見る現実、3期制作のハードルはどこにある?
アニメの続編が作られるかどうかは、最終的には「ビジネスとして成立するか」にかかっています。かつてのアニメ業界では、BD/DVD(円盤)の売上がその指標のすべてでした。
円盤売上の推移とファンの熱量
第1期の円盤売上は、平均して約4,400枚と、続編制作の目安とされる5,000枚に近い数字を記録しました。しかし、第2期『ARAGOTO』では平均約2,000枚弱まで落ち込んでしまいました。
一般的に、2期でこれほど売上が下がってしまうと、出資する企業側も「3期を作っても利益が出ない」と判断しがちです。これが、3期がなかなか実現しない最大の壁となっています。
配信収益が「希望の光」になる理由
しかし、現代のアニメビジネスは円盤売上だけでは決まりません。NetflixやU-NEXT、海外のCrunchyrollといった配信プラットフォームでの再生数、そして海外でのライセンス収入が大きな割合を占めるようになっています。
『ノラガミ』は、実は日本国内以上に海外での評価が極めて高い作品です。スタイリッシュな和風ファンタジーは海外ファンの好みに合致しており、配信サイトでのランキングも常に上位に位置していました。最近では、『BLEACH』や『うる星やつら』のように、数年、数十年越しにアニメが復活するケースも増えています。配信の力が、夜トを再び画面に呼び戻す可能性は十分にあります。
原作漫画がついに完結!アニメの続きはどうなる?
2024年1月、ファンにとって大きな節目が訪れました。月刊少年マガジンにて、連載開始から13年に及ぶ『ノラガミ』の物語がついに完結したのです。
単行本は全27巻。最終話が掲載された際、SNSでは「ノラガミロス」に陥るファンが続出し、改めてこの作品がいかに愛されていたかが証明されました。
アニメ2期の続きは原作の何巻から?
もし、アニメの3期を待てずに続きを今すぐ知りたい!という方は、原作漫画のノラガミ 10巻から読み始めるのが正解です。
アニメ2期では、恵比寿との戦いと黄泉からの帰還までが描かれました。10巻からは、夜トの父親の正体や、雪音の過去に深く切り込む「神の秘め事」を巡る、非常にシリアスでドラマチックな展開がスタートします。
ストック不足の懸念は完全に解消された
これまでは「原作が追いついてしまう」という懸念もありましたが、完結した今、アニメ化するためのストックは十二分にあります。むしろ、最終回まで一気に描き切る「完結編」としてのプロジェクトが始動するには、今が最高のタイミングとも言えるでしょう。
夜トたちのその後を描く「第3期」で見たい名シーン
もし3期が実現するなら、ファンが見たいシーンは山ほどありますよね。
- 夜トの本当の名前を巡る、父様との因縁の激化
- 雪音が直面する「神器の死」の真実
- 毘沙門天と兆麻の絆が試される新たな試練
- そして、ひよりと夜トの「縁」の行く末
特に、10巻以降の物語は、1期や2期のような一話完結に近い雰囲気から一変し、一つの大きな運命に向かって物語が加速していきます。伏線が次々と回収されていく快感は、原作既読勢からも「ここからがノラガミの本番」と言われるほどです。
アニメの雰囲気を楽しむための関連アイテム
アニメの世界観をより深く楽しむためには、公式ガイドブックやイラスト集も欠かせません。ノラガミ コミックカレンダーなどのグッズもかつては人気を博しましたが、今から作品に触れるなら、やはり美麗なカラーイラストが詰まった画集がおすすめです。
あだちとか先生の描くイラストは、繊細な線と鮮やかな色彩が特徴。デジタル配信でアニメを見返しながら、ノラガミ 拾遺集といった番外編エピソードをチェックするのも、3期を待つ間の楽しみ方の一つです。
結論:ノラガミのアニメが打ち切りと言われる理由は?3期の可能性と漫画の完結を徹底解説
改めてまとめると、『ノラガミ』のアニメが打ち切りになったという事実はなく、あくまで「制作条件が整うのを待っている状態」である可能性が高いと言えます。
- 打ち切りの噂の理由: 2期のトラブルや、放送からの長い空白期間による憶測。
- 3期の可能性: 円盤売上の課題はあるが、海外人気と配信収益、そして原作完結という追い風がある。
- 今できること: 原作10巻から最終27巻までを読み、物語の結末を見届けること。
2024年の完結を受け、SNSでは再び『ノラガミ』への注目が集まっています。ファンが声を上げ続け、配信サイトで見返し、原作を応援し続けることが、制作委員会を動かす最大の原動力になります。
「社(やしろ)」を持つことを夢見た夜トのように、私たちファンも「3期」という大きな夢を掲げて待ち続けましょう。いつか、あの軽快なオープニングテーマと共に、ジャージ姿の神様が私たちの前に戻ってくる日が来ることを信じて。

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