2022年の夏、大きな話題をさらったドラマ『六本木クラス』。大ヒットした韓国ドラマ『梨泰院クラス』の日本版リメイクとして、放送前から異例の注目を集めていましたよね。
しかし、放送中から放送終了後にかけて、なぜかネット上では「打ち切り」という不穏なワードが飛び交う事態に。竹内涼真さん演じる宮部新の熱い復讐劇は、本当に志半ばで幕を閉じたのでしょうか?
今回は、多くのファンが気になっている「打ち切り説」の真相について、香川照之氏を巡る騒動や全13話という特殊な構成、そして気になる続編の可能性まで、徹底的に掘り下げて解説していきます。
なぜ「六本木クラス 打ち切り」という噂が流れたのか
結論からお伝えすると、ドラマ『六本木クラス』は打ち切りにはなっていません。 全13話を予定通り最後まで放送し、物語も完結しています。
それなのになぜ、これほどまでに打ち切り説が根強く囁かれているのでしょうか。そこには、放送当時に重なった「不測の事態」と、日本の連ドラ界の常識から外れた「話数の多さ」が関係しています。
香川照之氏のスキャンダルによる降板危機の衝撃
打ち切り説の最大の引き金となったのは、間違いなく宿敵・長屋茂を演じた香川照之氏の性加害報道です。物語がクライマックスに向かおうとしていた2022年8月下旬、週刊誌によって過去の不祥事が報じられました。
香川氏はこのドラマにおいて、主人公の宿敵として欠かせない存在。CMの降板が相次ぎ、朝の情報番組も降板する中で、「ドラマもこのまま中止(打ち切り)になるのではないか?」という不安が視聴者の間に一気に広がったのです。
実際には、テレビ朝日は「放送を継続する」という決断を下しました。撮影が終盤だったことや、代役を立てる時間が物理的になかったことも理由でしょう。しかし、この騒動があまりに強烈だったため、「不祥事=打ち切り」というイメージが定着してしまったのです。
全13話という「中途半端に見える」構成の謎
日本の地上波ドラマは、通常3ヶ月1クールの全10話、長くても11話で終わるのが一般的です。そんな中、『六本木クラス』は全13話という異例の構成でした。
この「13」という数字が、一部の視聴者には「もともともっと長かったのに、不祥事で短縮(打ち切り)されたのでは?」、あるいは逆に「引き伸ばしすぎて中途半端な時期に終わった」という印象を与えてしまったようです。
しかし、これも明確な制作上の意図がありました。原作の『梨泰院クラス』は1話あたりの時間が長く、全16話構成です。これを日本の1時間枠に収めつつ、ストーリーの骨子を損なわないように計算した結果、最初から全13話という枠が確保されていたのです。
視聴率低迷が打ち切りの理由という説は本当?
ドラマが打ち切られる最大の理由は、通常「視聴率の壊滅的な低さ」です。しかし、『六本木クラス』に関しては、この説は当てはまりません。
序盤の苦戦と「劣化コピー」という批判
放送開始直後、確かに視聴率は苦戦していました。初回は9.6%と2桁に届かず、SNSでは「韓国版の劣化コピー」「髪型が不自然」「演出が古臭い」といった手厳しい意見が目立ちました。
原作ファンが非常に多い作品だっただけに、比較される宿命にあったと言えます。この時期のネガティブな反応を見て、「このまま爆死して打ち切りになるのでは?」と予想したアンチやメディアも少なくありませんでした。
驚異のV字回復と配信での圧倒的人気
ところが、物語が中盤に差し掛かると風向きが劇的に変わります。特に、平手友梨奈さん演じる麻宮葵のキャラクターが「ハマり役すぎる」と大絶賛。竹内涼真さんの熱演も相まって、ドラマとしての熱量が視聴者に伝わり始めました。
視聴率は徐々に上昇し、第8話ではついに10.0%の2桁に到達。最終回にかけても高い注目度を維持しました。さらに、TVerなどの見逃し配信では、テレビ朝日の歴代記録を塗り替えるほどの再生数を記録。
「数字が取れないから打ち切られた」という噂は、実際のデータとは真逆のデタラメだったと言えます。
最終回の演出変更が「打ち切り感」を与えた?
ドラマを最後まで見た視聴者の中には、「終わり方が唐突だった」「なんだかバタバタしていた」と感じた人もいたようです。これが「打ち切り的な駆け足感」に繋がった可能性があります。
13話に凝縮された副作用
原作の膨大なエピソードを13話に詰め込んだため、後半の展開が非常にスピーディーになりました。特に主人公たちが会社を急成長させる過程や、数年後の時間経過などがサラッと描かれたため、じっくり人間ドラマを楽しみたかった層からは「詰め込みすぎ」という声が上がりました。
「土下座」の解釈を巡る違和感
最大の見どころであるはずの、長屋茂の土下座シーン。原作では「復讐の達成」としてカタルシスを感じる場面ですが、日本版では少しニュアンスが異なりました。
香川氏の騒動の直後だったこともあり、土下座する姿をまともに映すことへの配慮があったのか、あるいは演出として「そんなものに価値はない」と突き放す宮部新の強さを強調したのか。
この演出の微妙な変化が、一部の視聴者には「スッキリしない=打ち切り番組のような不完全燃焼感」として記憶されてしまったのかもしれません。
続編やシーズン2の制作は絶望的なのか
「打ち切り」という言葉が、単に放送中止を指すのではなく、「続編が作られない(ここで打ち止め)」という意味で使われているケースもあります。実際のところ、シーズン2の可能性はどうなのでしょうか。
完結したストーリーと原作の不在
最大の理由は、ドラマの中で原作のストーリーをすべて描き切ってしまったことです。『六本木クラス』は、宮部新の復讐が完結し、恋愛模様も決着がつく形で終わっています。
韓国版でもシーズン2は作られておらず、日本独自のオリジナルストーリーを脚本家が書き下ろさない限り、物理的に「続き」が存在しないのです。
主要キャストの再集結という壁
もしオリジナルストーリーを作るにしても、大きな壁が立ちふさがります。
一つは、やはり香川照之氏の起用です。騒動から時間が経過したとはいえ、スポンサー企業の意向が強く反映される地上波ドラマにおいて、再び彼を主要キャストに据えるのは、現状では極めてリスクが高いと言わざるを得ません。
また、主演の竹内涼真さんをはじめ、新木優子さんや平手友梨奈さんといった今をときめく豪華キャストのスケジュールを再び長期間押さえるのは至難の業です。
六本木クラス DVD-BOXで振り返る完結の美学
続編がないことを悲観する必要はありません。むしろ、全13話というボリュームで一つの物語が完璧に閉じているからこそ、この作品には価値があります。
もし配信や放送で見逃した回があるなら、改めて六本木クラス DVD-BOXや配信サービスで通して見てみてください。一気見すると、バラバラに流れていた情報の断片が繋がり、このドラマが決して打ち切りなどではなく、緻密に計算された「完結した物語」であることがよく分かります。
六本木クラスが打ち切りと言われる理由は?香川照之の騒動や続編の可能性を徹底解説:まとめ
改めて整理すると、『六本木クラス』に打ち切りの事実は存在しません。
- 香川照之氏のスキャンダルによる放送中止への不安。
- 日本のドラマとしては珍しい全13話という変則的な話数。
- 原作16話を凝縮したことによる後半のスピード感(駆け足感)。
これらが複雑に絡み合った結果、「打ち切り」という誤解を生んでしまったのが真相です。実際には視聴率も後半に向けて伸び続け、多くのファンに愛された成功作と言えるでしょう。
続編については、物語が完結していることや制作環境のハードルから可能性は極めて低いですが、それだけ「あの13話」にすべてが凝縮されていたということです。
もし、今でもあの熱い復讐劇を思い出してワクワクするなら、それはドラマが打ち切りにならず、最後まで情熱を持って作られた証拠。この記事をきっかけに、もう一度六本木の街で繰り広げられた下克上を振り返ってみてはいかがでしょうか。
以上、六本木クラスが打ち切りと言われる理由は?香川照之の騒動や続編の可能性を徹底解説でした。

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