「最近のジャンプで気になっていた作品が、気づいたら終わっていた……」
そんな経験をしたことがある読者の方は多いのではないでしょうか。
2024年43号から週刊少年ジャンプで連載を開始した『白卓 HAKUTAKU』。石川光貴先生が描く「ゲーム制作×青春」という異色のテーマは、一部の熱狂的なファンを生み出し、SNSでも独自の演出が話題となっていました。
しかし、2025年に入り、全18話という短期間でその幕を閉じることになりました。ファンの間では「白卓は打ち切りだったの?」「本当はもっと続きが見たかった」といった声が後を絶ちません。
今回は、本作がなぜ完結に至ったのか、読者のリアルな評判はどうだったのか、そして単行本の情報や今後の展開について、徹底的に深掘りしていきます。
『白卓 HAKUTAKU』全18話で完結の衝撃
2025年2月3日発売の週刊少年ジャンプ10号にて、『白卓 HAKUTAKU』は最終回を迎えました。
物語は、1人遊びと妄想が激しい高校生・日隈橙(ひくまだいだい)と、不登校ながら圧倒的な技術を持つゲーム制作者・能登來暇(のとらいか)の二人が、文化祭でのゲーム展示、そしてその先の未来へと突き進む姿を描きました。
全18話という数字は、週刊連載の世界では非常にシビアな結果と言わざるを得ません。多くの読者が「これからもっとプロの世界やライバルとの戦いが見られるはずだ」と期待していたタイミングでの終了だったため、ネット上では驚きと悲しみの声が広がりました。
ジャンプという厳しい戦場で、本作がどのような足跡を残したのかを振り返ってみましょう。
打ち切りと言われる理由は?連載終了の背景を考察
結論から言えば、コミックスの巻数が全2巻という構成、および物語の後半の加速具合から見て、実質的な打ち切り(連載終了)であった可能性が高いと考えられます。
なぜ、これほどまでに魅力的な設定を持った作品が早期終了となってしまったのでしょうか。いくつかの要因が考えられます。
アンケート至上主義の壁
週刊少年ジャンプは、読者アンケートの結果が連載継続に直結する非常にシビアな媒体です。本作は第1話のインパクトは強かったものの、掲載順位が中盤以降、後方に沈む傾向が続いていました。
特に「ゲーム制作」というテーマは、バトルのような派手な見せ場を作りにくいという難点があります。地道なバグ取りや仕様変更といった「制作のリアル」を描くほど、週刊連載に求められる引きの強さが弱まってしまったのかもしれません。
主人公のキャラクター造形の評価
第1話で見せた主人公・橙の「パシリをゲーム感覚で攻略する」という設定。これは作者の独特な感性が光る演出でしたが、一部の読者からは「痛々しい」「感情移入しにくい」といった反応も見られました。
読者の心をつかむまでのスピード感が求められる現代のジャンプにおいて、序盤の評価が分かれたことは、その後のアンケート順位に少なからず影響したと推測されます。
ターゲット層と掲載媒体のミスマッチ
本作の丁寧な心理描写や、どこか懐かしさを感じさせる絵柄は「週刊少年サンデー」や、より年齢層の高いWeb媒体「ジャンプ+」であれば、じっくりとファンを育てられたのではないかという意見も多く見られます。
読者からのリアルな評判「脳汁」演出に中毒者が続出
早期終了となってしまった一方で、本作を熱烈に支持していたファンが多かったことも事実です。読者の声をまとめると、本作がいかに尖った魅力を持っていたかが分かります。
- 「脳汁」演出の勢いがすごかった
- ヒロインの能登來暇がとにかく可愛い
- ゲーム制作者の苦悩がリアルに描かれている
特に、主人公がゾーンに入った瞬間に見せる「脳汁!!!!!」という見開き演出は、本作の代名詞とも言えるパワーがありました。この熱量に当てられた読者からは「打ち切りは本当にもったいない」「まだこの演出を見ていたかった」という感想が続出しています。
また、不登校で心を閉ざしていたヒロイン・來暇が、橙の影響で少しずつ外の世界と繋がっていく過程は、王道の青春漫画としての輝きを放っていました。
単行本の発売情報と描き下ろしの期待
『白卓 HAKUTAKU』は、単行本全2巻で完結します。
- 第1巻:2025年2月4日発売
- 第2巻:2025年4月4日発売予定
実は、ジャンプ作品において「連載終了の翌日に第1巻が発売される」というのは珍しいことではありません。皮肉にも、本誌での連載が終わった瞬間に、改めてその面白さに気づく読者も多いのです。
第2巻には、本誌では描ききれなかったエピソードや、物語のその先を予感させる「描き下ろし」が収録されることが期待されています。特に最終回の駆け足だった部分を補完する追加ページがあれば、物語の完成度はさらに高まるでしょう。
もし、あなたが本誌を追いかけきれていなかったり、もう一度物語を最初から味わいたいと思ったりしているなら、ぜひ白卓 HAKUTAKUを手にとってみてください。電子書籍でも手軽に読めますが、あの迫力ある見開きは紙のコミックスで体感する価値があります。
作者・石川光貴先生の今後の展望
『白卓 HAKUTAKU』は幕を閉じましたが、石川光貴先生の漫画家としての評価が下がったわけではありません。
むしろ、新人離れした圧倒的な画力と、独自の演出センス、そして「ゲーム制作」という難しいテーマに正面から向き合った構成力は、編集部内でも高く評価されているはずです。
過去に早期終了を経験した作家さんが、数年後に大ヒット作を生み出すケースはジャンプ史上枚挙にいとまがありません。本作で見せた「狂気と情熱のバランス」を別のテーマにぶつけた時、次なる伝説が始まる可能性があります。
すでにSNS上では「石川先生の次作を待っている」「次はもっとファンタジー寄りでも見てみたい」といった、期待の眼差しが向けられています。
まとめ:白卓(HAKUTAKU)は打ち切り?完結の理由や読者の評判、今後の展開を徹底解説!
ここまで、『白卓 HAKUTAKU』の連載終了にまつわる情報を詳しくお届けしてきました。
確かに全18話という結果は、形式上は「打ち切り」に近いものかもしれません。しかし、本作が読者に与えた「脳汁」が出るような興奮や、ゲーム制作に捧げる青春の熱量は、決して無駄なものではなかったと言えます。
アンケート順位という過酷な競争の中では生き残れませんでしたが、刺さる人には深く、鋭く刺さった名作であったことは間違いありません。
- 全2巻という短い物語の中に凝縮された情熱
- 唯一無二の演出センスと魅力的なキャラクター
- 単行本での補完と、石川先生の次回作への期待
これらを胸に、まずは完結巻となる第2巻の発売を待ちましょう。一つの物語は終わりましたが、橙と來暇のクリエイティブな魂は、きっと読者の心の中で生き続けます。
もし、この記事を読んで『白卓 HAKUTAKU』に興味を持った方がいれば、今すぐチェックしてみてください。短いからこそ、一気に読めるその純度は、あなたの創作意欲を刺激してくれるはずです。
最後になりますが、石川光貴先生、素晴らしい作品をありがとうございました!次回作も全力で応援しています!
今後、石川先生の新連載や読切の情報が入り次第、また改めてお伝えしていきたいと思います。

コメント