「ジョジョの奇妙な冒険」という名前は知っているけれど、どこから見ればいいか迷っている。あるいは、有名な「スタンド」という設定をアニメでじっくり楽しみたい。そんな方に真っ先におすすめしたいのが、シリーズの中でも屈指の人気を誇る第3部「スターダストクルセイダース」です。
なぜこれほどまでに世界中で愛され、多くのクリエイターに影響を与え続けているのか。今回はジョジョ3部アニメの魅力を余すことなくお届けします。
ジョジョ3部アニメが「最高傑作」と呼ばれる理由
ジョジョの奇妙な冒険は、世代を超えた宿命の対決を描く壮大な物語です。その中でも第3部が特別なのは、現代のバトル漫画のスタンダードとなった「スタンド」という概念が本格的に導入されたシリーズだからです。
超能力を「そばに立つ守護霊」のようなビジュアルで表現したスタンドバトルは、単なる力のぶつかり合いではありません。知略、心理戦、そして時には「そんなのアリ!?」と思わせる奇想天外な能力の使い道。これらがアニメという媒体で、鮮やかな色彩と迫力の演出をもって描かれています。
制作を担当したdavid productionの「原作愛」は凄まじく、漫画のコマからそのまま飛び出してきたかのようなキャラクターの動きや、ジョジョ特有の「ゴゴゴ……」といった擬音の視覚化など、ファンが納得するクオリティに仕上がっています。
宿敵DIOとの因縁を断つ100日の旅路
物語の舞台は1987年。100年の時を経て復活した宿敵DIOの影響により、主人公・空条承太郎の母・ホリィが命の危険にさらされます。彼女を救う唯一の方法は、エジプトに潜伏するDIOを倒すこと。
承太郎、祖父のジョセフ、そして旅の過程で出会う仲間たちは、日本からエジプトまでの長い旅路に出ます。この「ロードムービー」のような構成が3部の大きな特徴です。香港、シンガポール、インド、パキスタン……。各地で待ち受けるDIOの刺客たちとの死闘。
旅を続ける中で深まっていく仲間との絆は、視聴者を強く惹きつけます。最初は反目し合っていたキャラクターが、命を預け合う戦友へと変わっていく過程は、まさに王道少年漫画の醍醐味と言えるでしょう。
個性爆発!旅を彩る主要キャラクターたち
ジョジョ3部アニメを語る上で欠かせないのが、濃すぎるほどに個性的なキャラクターたちです。
まずは主人公、空条承太郎。17歳とは思えない冷静沈着さと、「やれやれだぜ」という口癖。最強のスタンド「スタープラチナ」を操り、圧倒的なパワーで敵をなぎ倒す姿は、まさにヒーローそのものです。
そして、前作の主人公であり、今は承太郎の祖父となったジョセフ・ジョースター。経験豊富ながらどこかお茶目で、トラブルメーカーな一面も。彼が使うスタンド「ハーミットパープル」は、念写などの索敵に特化しており、チームの頭脳として活躍します。
旅を共にする仲間たちも一筋縄ではいきません。
真面目で冷静だが、時折独特のユーモアを見せる花京院典明。
騎士道精神にあふれ、ムードメーカーでもあるジャン・ピエール・ポルナレフ。
占星術師として一行を導くモハメド・アヴドゥル。
そして、後半から参戦する生意気な犬、イギー。
彼ら一人ひとりにスポットが当たるエピソードが用意されており、誰か一人が欠けてもこの旅は成立しなかったと思わせる絶妙なバランスが保たれています。
アニメ版ならではの演出と「原作との違い」
原作ファンからも高い評価を得ているアニメ版ですが、実はアニメならではの補完要素が随所に散りばめられています。
例えば、戦闘シーンの尺。原作では数ページで終わっていた攻防が、アニメではスタンドの動きを細かく描写することで、より緊張感のあるバトルへと昇華されています。また、旅の途中の食事シーンや移動中の雑談など、日常的な描写が追加されたことで、一行の「旅をしている感」がより強調されました。
特筆すべきは、オープニングとエンディングの演出です。特に後半「エジプト編」のオープニング映像には、物語の進行に合わせてある「驚きの仕掛け」が施されています。これはリアルタイム視聴者を熱狂させた、アニメスタッフからの最高のファンサービスと言えるでしょう。
また、劇伴(BGM)の使い方も秀逸です。承太郎が反撃に転じる際に流れるメインテーマは、聴くだけで勝利を確信させるほどの爽快感があります。
配信サービスで効率よく視聴する方法
「全48話って長くない?」と感じる方もいるかもしれません。しかし、ジョジョ3部アニメは「タロット編(前半24話)」と「エジプト編(後半24話)」に分かれており、一気に駆け抜ける面白さがあります。
現在は多くの動画配信サービスで視聴が可能です。
Fire TV Stickなどを使って、大画面でアクションシーンを楽しむのがおすすめです。
視聴する順番としては、もちろん第1部から見るのがベストですが、「まずは一番有名なところから見たい」という方は、この第3部から入っても問題ありません。冒頭でこれまでの経緯が最低限説明されるため、置いてけぼりになることは少ないはずです。
もし、より深くジョジョの世界に浸りたいのであれば、原作漫画を片手にアニメを鑑賞するのも一興です。荒木飛呂彦先生の独特なタッチが、どのようにアニメーションへと落とし込まれたのかを確認するのは、非常に贅沢な楽しみ方と言えます。
ネットで話題の「ジョジョ立ち」や「名言」の宝庫
ジョジョ3部がこれほどまでにネット文化に定着しているのは、そのワードセンスとビジュアルのインパクトにあります。
「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ」
「さすがDIO! おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる! あこがれるゥ!」(※1部のセリフですが、3部でもそのカリスマ性は健在)
「レロレロレロレロ」
アニメ化されたことで、これらのセリフに声優陣の熱演が加わり、より一層の破壊力を持ちました。特にDIO役の子安武人氏による演技は、悪の美学を感じさせる圧倒的な存在感です。
また、キャラクターが見せる独特のポージング「ジョジョ立ち」も、アニメのスタイリッシュな作画で再現されています。ファンの間では、お気に入りのキャラクターと同じポーズでジョジョ フィギュアと写真を撮るのも定番の楽しみ方となっています。
最後に:ジョジョ3部アニメの見どころ・配信・原作との違いを徹底解説
ここまで、ジョジョ3部アニメの多角的な魅力をお伝えしてきました。
この作品は、単なるバトルアクションに留まりません。それは、運命に立ち向かう人間の「黄金の精神」を描いた人間讃歌です。エジプトのカイロで繰り広げられる最終決戦、そして旅の終わりに待ち受ける結末。それを見届けたとき、あなたの中にも言葉にできない熱い感情が湧き上がってくるはずです。
もし、まだ見ていないのなら、今すぐ旅の仲間の一人に加わってみてください。最高の興奮と、忘れられない仲間たちがあなたを待っています。
次は、どのスタンド能力が最強か、あなたの目で確かめてみてくださいね。

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