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ジョジョ8部ラスボスの正体は?能力や倒し方、読者の評価を徹底解説!

『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ。その第8部である『ジョジョリオン』を読み終えたとき、あなたの中に残ったのはどんな感情でしょうか。「ついに終わった!」という達成感か、それとも「あのラスボスの正体は何だったんだ……?」という不思議な感覚でしょうか。

ジョジョ史上、最も難解で、最も「理不尽な恐怖」を描いたとされる8部。その物語の頂点に君臨したラスボスの正体と、あまりに特殊すぎたその能力、そして彼が物語に残した爪痕について、今回は徹底的に語り尽くしていこうと思います。


8部の物語を揺るがした黒幕、透龍(とおる)の正体

『ジョジョリオン』の物語は、震災後の杜王町に出現した「壁の目」から現れた記憶喪失の青年・東方定助が、自分の正体を探ることから始まりました。数々の謎と、奇妙な一族「岩人間」との戦い。その果てに現れた真の黒幕こそが、透龍(とおる)です。

透龍の初登場は、物語も終盤に差し掛かった第20巻。実は彼、最初はラスボスとしてではなく、ヒロインである広瀬康穂の「元カレ」として、どこか飄々とした雰囲気で登場しました。読者の多くは「あ、過去に関係があったキャラクターが出てきたな」くらいに思っていたはずです。しかし、その爽やかな青年の仮面の裏には、人間を根本から見下す冷徹な岩人間の本性が隠されていました。

彼は「新ロカカカ」という、等価交換によって傷を癒やす奇跡の果実を独占しようとしていました。その目的は、果実から精製される薬によって世界の医療を支配し、莫大な富と権力を手にすること。歴代のラスボスたちが抱いていた「世界の支配」や「究極の平穏」といった哲学的な野望に比べると、非常に現代的で、生々しい「利益」への執着が彼の特徴です。

透龍は、TG大学病院の院長である明負悟(あけふ さとる)という89歳の老人に成り済ましていました。しかし、この院長こそが彼のスタンド能力の化身であり、実体を持たない「災い」そのものだったのです。


無敵の厄災「ワンダー・オブ・U」という絶望

ジョジョのラスボスといえば、時間を止めたり、時間を消し飛ばしたりと、物理法則を捻じ曲げる能力が定番でした。しかし、透龍が操るスタンド「ワンダー・オブ・U(ワンダー・オブ・ユー)」は、それらとは全く異なる次元の強さを持っていました。

その能力を一言で表すなら「厄災の理(ことわり)」です。

もしあなたが透龍や、彼の分身である院長を「追おう」としたり、「攻撃しよう」という意志を持ったりした瞬間、その瞬間に「厄災」があなたを襲います。これは単なる不運ではありません。世界のルールそのものが、あなたを排除しようと牙を剥くのです。

例えば、ただの雨粒が銃弾のような威力を持ってあなたの体を貫きます。

例えば、たまたま置いてあった椅子の角にぶつかっただけで、脚が切断されます。

例えば、飛んできたタバコの吸い殻が、胸を突き破る致命傷になります。

この能力の恐ろしい点は、敵意を持って近づこうとするだけで発動し、しかもその「厄災」は防御不能であることです。どれだけ強力なスタンドを持っていても、近づくこと自体が死に直結する。まさに「詰み」の状態を作り出す、ジョジョ史上でも屈指の防御型かつ自動追跡型のスタンドと言えるでしょう。

この絶望的な状況を前に、定助たちは「どうやって攻撃すらできない相手を倒すのか」という、かつてない難題に直面することになったのです。


定助の覚醒と「存在しないもの」による決着

この無敵とも思える「厄災」を打ち破る鍵は、皮肉にも定助自身の出自と、彼のスタンド「ソフト&ウェット」に隠されていました。

物語の最終盤、豆銑礼が命を懸けて定助に伝えたヒント。それは、定助が放つ「しゃぼん玉」の正体でした。定助のしゃぼん玉は、実は「回転する極細の線」であり、その中にはこの世のどこにも、この世の物理法則にも「存在しない」領域が含まれていました。

それが進化を遂げた姿、『ソフト&ウェット・ゴー・ビヨンド』です。

「厄災」は、この世の「理(ルール)」に従って発生します。しかし、「ゴー・ビヨンド(越えて行く)」という名前が示す通り、この一撃は世界のあらゆる理から外れた「存在しないもの」として放たれます。存在しないものは、世界のルールである「厄災」の対象になり得ません。

ワンダー・オブ・Uの能力をすり抜け、透龍の体に直接穴を開けることができる唯一の攻撃。定助は、自分という存在が「二人(吉良影聖と空条仗世文)の人間が融合した、この世に本来いないはずの者」であることを受け入れ、その特性を力に変えて勝利を掴み取りました。

最期、透龍は東方家の母・花都の執念によって「等価交換」に巻き込まれ、無残な姿で消滅しました。しかし、彼が去った後も、彼が振りまいた「厄災」の傷跡は東方家に深く刻まれることになりました。


透龍とワンダー・オブ・Uに対する読者のリアルな評価

さて、この透龍というラスボスについて、ファンの間では今でも熱い議論が交わされています。正直なところ、歴代のボスと比べて「評価が分かれる」キャラクターでもあります。

肯定的な意見として多いのは、その「圧倒的な不気味さと絶望感」です。

姿が見えているのに近づけない、意志を持っただけで死が近づく。この「どうしようもなさ」は、ホラー漫画としての側面を持つジョジョの真骨頂と言えるでしょう。また、現代社会における「システムという壁」や「避けられない不運」をラスボスに投影した荒木飛呂彦先生の作家性を絶賛する声も少なくありません。

一方で、否定的な意見や戸惑いの声があるのも事実です。

一番の理由は「登場の遅さ」でしょう。これまでのボスのように、物語の初期から影が見えていたり、圧倒的なカリスマ性で部下を従えていたりする描写が少なかったため、読者との間に「宿敵」としての絆が築かれにくかったという指摘があります。「結局、この元カレがラスボスなの?」という肩透かし感を感じた人もいたようです。

しかし、これもまた8部のテーマである「奇跡を待つ物語」の裏返しなのかもしれません。ラスボスとは、必ずしもドラマチックな存在ではなく、私たちの日常に潜む「避けられない悪意」や「理不尽な構造」そのもの。透龍は、そんな現代的な悪を体現したキャラクターだったのではないでしょうか。


8部が描き出した「呪いを解く」ということ

『ジョジョリオン』は、一貫して「呪いを解く」物語でした。

東方家に代々伝わる病という呪い、そして過去から引き継がれた血縁という呪い。ラスボスである透龍は、その呪いをさらに増幅させ、利用しようとする存在でした。

彼は岩人間として「記憶」や「想い」に価値を置かず、ただ「利益」と「効率」を追い求めました。対して定助は、たとえ自分が「作られた存在」であっても、出会った人々との記憶や想いを大切にし、未来を掴もうとしました。

最終決戦は、単なる能力のぶつかり合いではなく、そんな「生き方の対立」でもあったのです。

結果として、すべての問題が解決したわけではありません。ホリーさんは救えず、失われた命も戻りません。しかし、定助という一人の男が、自らの意志で「厄災」を越え、自分の居場所を見つけたこと。それこそが、8部という長い旅路の本当のゴールだったのかもしれません。


ジョジョ8部ラスボスの正体は?能力や倒し方、読者の評価を徹底解説!:まとめ

ここまで『ジョジョリオン』のラスボス、透龍とワンダー・オブ・Uについて深く掘り下げてきました。

透龍というキャラクターは、これまでのシリーズ屈指の「嫌らしさ」と「無敵さ」を兼ね備えた、非常に挑戦的なヴィランでした。その能力は、私たちが生きる世界にある理不尽さを象徴しており、定助がそれを「存在しない力」で打ち破ったシーンは、シリーズの歴史においても特筆すべき瞬間でした。

読後の評価が分かれるのは、それだけこのキャラクターが新しい「悪」の形を提示したからに他なりません。物語を読み返してみると、透龍の言動一つひとつが、実は緻密に計算された伏線であったことに気づかされます。

もし、この記事を読んで改めて「透龍の不気味さを体験したい」と思ったら、ぜひ原作を1巻から、あるいは彼が暗躍し始める後半から読み直してみてください。そこには、初見では気づかなかった「厄災」の予兆が散りばめられているはずです。

ジョジョの世界は、第9部『The JOJOLands』へと続いています。8部で語られた岩人間の謎や、ロカカカの果実を巡る因縁が、どのように新シリーズに繋がっていくのか。それを追いかけるのも、またファンとしての楽しみですよね。

あなたは、透龍というラスボスをどう感じましたか?「史上最強の能力」か、それとも「最も現代的な悪」か。その答えは、物語を最後まで見届けた読者一人ひとりの心の中にあります。

もっとジョジョの世界を深く知りたい方は、公式ガイドブックや画集もチェックしてみると、荒木先生の意図がより深く理解できるかもしれません。ジョジョの世界を深く楽しむならジョジョの奇妙な冒険 第8部 ジョジョリオン 全27巻セットを改めて次は、第9部での岩人間の再登場や、定助のその後の足取りについてさらに考察を深めてみませんか?手元に置いておくのもおすすめですよ。

今回の解説が、あなたの『ジョジョリオン』への理解を深める一助となれば幸いです。

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